戻る
モンシロチョウ Pieris rapae
 北海道から南西諸島まで広く分布しています。春型・夏型といった季節型が知られています。市街地にも生息しており、貸し農園などでも群れ飛ぶ姿をよく見かけます。幼虫はキャベツやハナナといったアブラナ科植物の葉を食べて育ちます。
 高さ1oちょっとの紡錘形の卵です。黄色の卵には先端から底に向かっていくつもの筋が入っています。アブラナ科植物に一卵ずつばらばらに産み付けていきます。
 いわゆる「アオムシ」です。各種アブラナ科植物の主に園芸品種に発生します。キャベツやブロッコリーの他、アブラナの仲間を広く食べるため、飼育の際に餌の調達もしやすい種類です。
 蛹になる場所によって、緑の蛹と茶色の蛹があります。また、気温が低く昼間の短い状態で幼虫を飼うと、休眠する蛹になってしまいます。
 キャベツ畑につきものの蝶と言えばこの蝶でしょう。モンシロチョウという名前を知らない人のないくらいよく知られた蝶です。