世界観案

ここには、世界観に関する案を載せていきます。これはあくまで「案」であり、確定した設定というわけではありません。気に入った設定があれば、ロボットを描くときにどんどん取り入れていって下さい。そうやって、多くのロボットに引用された設定が徐々に公式設定になる、というスタイルを取っていきたいと考えています。

★全体について

●服装について

・文化園A
実際の世界で言う 背広にズボン、Tシャツにジーパンなど、日本人にはお馴染みの服装、もしくはそれを下地に変形した服で、物語上 特殊なキャラでない限り、これに準ずる。
<軍服>
現代軍服のデザイン、もしくは それを下地に変形した服装に順ずる。

・文化園B
基本Aと同一な服装も多いが、日本人(僕ら)から見た 異文化の人種や、暗黒時代以前からの営みをしていると思われる少数民族も多数点在しているため、民族衣装なども目立つ。雑多に民族が入り混じっており、多種多様。とんでも服も可。和服は その中でも希少な部類に入る。
<軍服>
文化園Aとは違う色で彩色されているが、デザインとしては、文化園Aに近い。エマバール誓約軍は、辺境の土地を本拠地にしているため、その土地「カフヲク」の民族衣装をデザインに取り入れている。

・文化園C
儀礼的か、サイバーな印象。
<軍服>
普段着は軍服で、軍服は普段着と言った印象で、区別がない。

・シューカー
Mr.変態チック。露出狂。

※AとBの文化交流はあるが、文化園Aの人が、文化園Bの服を着る事は、滅多にない。


●人々の構成

連合議会陣営にしても、ケダブール陣営にしても、星系から帰ってきた人々が政治的、文化的にコアになっていて、
あとは地球に残っていた人々が、それぞれの陣営に周辺的にくっついている。


●世界地図案

Illustration:無学、武者


●ニューヨークの故事

ニューヨークは暗黒時代以前から存在する超高層都市である。しかし現在では上層部が廃墟となっており、人が住んでいるのは中層以下(といっても数百メートルの高さ)の階層に限られている。

これはかつてニューヨークの住民が全滅し、百年単位の空白ののち、再度、人が暮らしはじめたという経緯に起因する。壊滅の原因は樹木の異常成長であったと見られる。樹木の侵食による都市構造の破壊と、生態系の変化、疫病の蔓延によって、ニューヨークはゴーストタウンと化したのである。

ときおり発生するこのような樹木の異常成長には、地球府が迅速に対応して成長抑制を行うため、ニューヨークのような悲劇が起こることは稀である。しかし、当時ニューヨークやその周辺地帯で繁栄を謳歌していた国家は、地球府の各種の規定を破ることが常態化しており、この地球府の保護を得られなかったものと思われる。

しばしば誤解されているが、地球府の存在目的は、地球を再び人類に適した環境に戻すことである。そして、現在地球に存在するあらゆる国家は、長期滞在許可を得て再生中の地球に住まわせてもらっているに過ぎない。ワームホールの彼方に新天地を得た者たちの末裔に、地球の居住権はないのである。

地球府の任務は未だ地球の環境改変段階にあり、現時点では「地球における人類の生存」を保証していない。むしろ、同じ人類であろうと目的の障害となるならば意図的に排除することもある。このことをニューヨークの故事は雄弁に語っている。

なお、ケダブール条約機構が軍を動かしてニューヨークを統一国家連合から奪ったのは、この地を研究することで、
彼らを悩ませていた森林の異常拡大への有効な対策を見出すことが目的であった。また、ニューヨークで植物が脅威となったのはたいへん珍しいケースで、住民らが地球府の不興を買ってさえいなければ、地球府のノウハウを活かした予防措置によってじゅうぶん回避できた事態である。


●植物について

この世界の地球にはびこっている植物は、砂漠化や温暖化を防ぐために品種改良を加えたものが勢力を拡大したもの。この時代の植生は大きく、自然のままの地域と、上記の品種改良植物による地域の2つに分けられる。自然のままの場所の戦闘は絶対禁止。TU戦などの戦闘は、品種改良植物が生えているところ、もしくは砂漠や貧相な山岳地帯で行われてる。


●植物について2

植物は単に人間がいない間に生い茂った。それで、植物を排除しないでそのまま人が暮らしていて、もちろん生活環境は一般の都市より劣るので、社会階層の低い人達が住み着いて無法地帯みたいになっている。


●植物について3

ケダブールの人は、地球府の緑化計画地帯にまで生活圏を広げていった。地球府の意向やそのときの世論からすれば
それは「悪」なのだが、ケダブールの(比較的貧しい)人たちにとっては、生きていくために仕方がない。生きるためには仕方のないことが、世間では「悪」とされる。そういう事情が、ケダブールの一部の人々に植物に対する反感を植え付けていった。なお、人工植物は、生命力が強い、という以外は特に人に害を及ぼすものではない。


●植物について4

ほとんどの人類が地球を捨てた後に、残った科学者らが地球を再び緑地化するため、生存力が高く成長速度も速い巨大植物を開発し、各地で育てた。


●NBC兵器案

ケダブールの首都を破壊するのはN(核)やそれに匹敵する直接的破壊兵器ではなく、B(生物)C(化学)的なダーティなほうが、憎しみや不安を覚える。テロの形で。特にBをメインにCを操作攪乱の為、同時使用など。それも、目に見えない兵器で首都全てではなく、一部分でもいい。範囲が見えないので、世論の不安は効果大。対戦国の大物から異例のコメントがあることで、世論の批難がそちらに向く。軍部も真相究明まで穏便な慎重派と世論同様な鷹派で反発、体制は過激な敵対国批難へ。無差別で汚いやり口の相手(真相不明のまま)への怒りと被害による劣勢・・
世相的になりふりかかまっていられなくなる。


●火砲について

この世界で禁止されている火砲は、榴弾、つまり内部に炸薬が入っている弾や爆弾、火炎放射等、広域を無差別的に破壊するもので、実体弾についてはOK。禁止かどうかの分岐点は、攻撃対象以外を広範囲に破壊する可能性があるかどうか。実体弾だと効果が限定的なため、TUの主流武器としては使われることは少なかったが、一部スナイパー的な使われ方や、対空用としては存在した。


●勢力再編フロー案1

フロー1とフロー2が時間的に並行。そしてフロー3へ。

■フロー1■(ドラマ的には局所視点)
何者かがケダブール領内の森林に遺伝子操作(注1)。
→人体に有害な森林が急成長。
→しかし地球府の伐採規制があるので勝手に木を切れない/焼けない(注2)。
→強硬派がキャスキー、バスビーを用いて森を焼却。
→しかし時すでに遅く、花粉を媒介とした環境改変によって森林地帯とその周辺は人が住めない環境に(詳細未定。要協議)。
(ワームホール停戦)
→オーラリ会などによる、改変環境に適応した人類の研究・開発。また統一国家連合でも、育成していた免疫保持者=アニマル隊を投入し、居住不能となったケダブール領を制圧にかかる。(前々から準備していたということは、統一国家連合が黒幕?という疑惑)
→疑惑をめぐって二勢力の特殊部隊がたびたび交戦。
→占領空白地帯となった居住不能地域に、<真静>の新型人類「クロロフィロイド」で構成される部隊が進駐。
→特殊部隊の衝突が三つ巴に。
(時を同じくして、大局的な三大勢力の乱戦が始まる)

■フロー2■(ドラマ的には大局視点)
地球府が森の管理を怠っているという認識が広まる。
→交戦規定の軽視。
→火砲使用拡大。無許可での森の焼き払いが横行。
(ワームホール停戦)
→地球府の管理能力の限界が露呈。
→各勢力が地球府の中枢制圧を画策。
→エルフアート大陸周辺が激戦区に。
(エクスリー、エクアトロの防戦)

■フロー3■
「ワームホールの虹」事件。「最大の脅威(仮)」が現れ、三大勢力はいずれも大打撃を受ける。地球府の知見によってなんとか活路を見出し、「最大の脅威(仮)」を排除する。しかし再来の可能性が残された。
→勢力再編。
旧三大勢力の垣根は低くなり、代わって以下の三勢力に分派して争う。
(※劇的なパワーバランス変動やドラマを経たのちの定常状態)

<勢力1>
ワームホール管理の難しさを見せ付けられたために地球府を尊重し、交戦規定を遵守する一派。エルフアート大陸を守備。また残存する有害森林に対しては、負の遺産として抹消にかかる
(<勢力3との対立理由>)。
組織的には、旧三大勢力の保守派が共闘。のちのエマバール誓約軍も思想的にはこれに含まれる。総合すると大規模な戦力を持っているが、それぞれの理想像に違いがあって一枚岩ではなく、揃わぬ足並みのために<勢力2>や<勢力3>相手に苦戦する。

<勢力2>
地球府の占有している、地球再生とワームホールに関する技術と知識を広く全人類のものにしようと考え、地球府解散を狙う一派。理想実現のためなら手段を選ばない傾向。エルフアート大陸への侵攻をたびたび試みる。統一国家連合革新派、プレオス残党、ギルバーグなど。ヌラ・リヒオンの一派もここに属すが、彼らの場合は道具として<勢力2>を利用しているにすぎず、地球府解体後の独自の青写真を持っている。使用する兵器は技術的に異種混交が進行(i.e.メッド)。また、やや技術優位。

<勢力3>
法規上「人類」として認識されず、生存と自治を求めて、戦う一派。有害森林の花粉によって既存人類の住めなくなった地域や、過酷な宇宙環境に拠点を置く。アニマル隊などの遺伝子操作を受けた人間、ヴンダーカマー出身者、クロロフィロイドなど。地球府の存続の是非については関心が薄い。<勢力1>や<勢力2>に積極的に攻撃する意思はないが、<勢力1>や<勢力2>でいまだに使役されているたとえばヴンダーカマー出身者の解放を交換条件として<勢力2>を援護し<勢力1>を攻撃する、というようなことも多々ある。さまざまな経歴の持ち主が集まっているが、
精神的結束が他の二勢力より強固であり、同時多発的なゲリラ的戦術を得意とする。ただし国家としての履歴がないため政治力は低い。従来見られなかった奇抜な発想のTUが多いのも特徴(i.e.パンゴリン)。

(注1)巨大樹木を狙って寄生する悪質な植物(動物でもいい)がバラ巻かれた、とかでもOK。ちなみにこの場合は、寄生されていようが巨大樹木自体は地球府の許可なく伐採できないので、寄生生物だけを駆除することが難しかった、ということでジレンマ展開は維持できる。

(注2)遺伝子操作を地球府が公式確認していないので、それらの樹木は規定上、従来地球府が環境再生用に使ってきた巨大樹木以外の何物でもなく、したがって例外的な伐採は認められない、ということ。


●勢力再編フロー案2

バラバラになるのはケダブールだけ。バラバラになった一部が、連合議会や真静とくっつく。くっつくといっても、協力する、というだけで、完全に同化するわけではない。停戦までが第1部とすれば、この状態が第2部。第2部ではどちらかというと、局所戦的な、個別のエピソードが多く描かれる。そして第3部ではまた、ケダブールが大きな勢力としてまとまり、再び三つ巴の戦いとなる。この第3部では、同じ三つ巴でも、第一部よりスケール感がずっと大きくなり、スーパーロボット的なものも出てくる。TUは第1部がリアルロボット的、第2部がファンタジー的、第3部がスーパーロボット的。


●要塞衛星の位置について

Illustration:Tu

・ステガギガスは、最終防衛線または宇宙進出の拠点とするべく、静止軌道上とする。
・ガノケリスは、ステガギガスの近く、その外側の軌道に設定。静止軌道ではないので、位置は常に変わる。
・その他の位置については、ラグランジュ・ポイントを使用する。月の正面であるL1には、連合議会の基地や工場衛星群がある。対プレオス戦はここが拠点となる。
・ケダブールの宇宙用基地は、月の反対側で不便にL3にある。
・連合議会の要塞衛星はあと2個くらい、月の外側の軌道などにある。
・ケダブールはガノケリス入手後、これを静止軌道上、ステガギガスの反対側に持ってきた。
・パキケファラスは最初はL3以外のラグランジュ点にあって、そののちガノケリスのような軌道を経て静止軌道に移動する。これは、
1.統一国家連合が保有していた頃に、トランキリティ(=静かの海)のPNG主力工場がパキケファラスに移転している。
2.エマバール誓約軍が興る頃には、地球上の一国家カヲクフから航路上近い場所にある。→静止軌道上
という設定を反映したもの。


●太平洋に人工大陸が浮いている。もっとも、大陸とは名ばかりで、実際にはインド亜大陸より少し小さいくらい。


●要塞衛星ガノケリスについて

真静軍が連合議会軍から奪った要塞衛星ガノケリスだが、これは、ステガギガス戦の前後に、真静軍がケダブールに譲与したもの。理由は、宇宙での拠点がのどから手が出るほど欲しかったケダブールに対して、特にガノケリスに戦略的価値を求めない真静軍が、連合議会軍の牽制をケダブールに肩代わりさせることを狙ったもの。ガノケリスに常駐することになるのは、ケダブールが宇宙用として初めて実戦配備したTUである、ザメである(それ以前にも、宇宙用戦闘機等は持っていた)。


●ワームホールについて1

ワームホールについては、世間一般の人は何も知らないで暮らしたり戦ったりしている。ただ、各陣営のトップクラスの人は、トップシークレットとして知らされている。


●ワームホールについて2

ワームホールは、別の惑星系の生命体がなんらかの理由で母星と太陽系をつなぐためにつくったものであり、その生命体は大昔に滅びてしまっている。これが、ワームホールが太陽系と人間が住める別の惑星系をつなげている理由である。ワームホールそのものは異星人の技術によって、太陽系の環境に影響がないようになっている。ただ、大昔のものなので、星系間の接続が不安定にはなっている。


●ワームホール関連案

・ワームホールの影響は甚大だったと仮定しても、専門機関や、政府が発表してない限り、一般民が 「ワームホールが原因」だと、認識している可能性は低い。

・ワームホールの影響で 巨大化した森林は、特殊な加工をする事によって特別な法則を生み出すエネルギーを生む( 光合成パワー )。元々、真静の故郷で生まれた技術で、公式には発表しなかったため、他の組織が、その存在を知ったのは、かなり後。巨木から取れるエネルギーは、真静の故郷で精製するモノと比べると、品質は悪い。のちに、多少 技術も上がるが、濃縮技術が上がっただけで、 精製レベルが上がったわけではないので、物語後期は量が確保出来なくなる。

・初期の真静は、本来の目的( エネルギー確保 )を隠蔽しながら、他の勢力下では、それほどの価値がない 森林地帯を優先して 占領している。

・ワームホールは質量0。光は通らない。望遠鏡などで見ると、色が抜けているように見えるが、かなり洞察力がない限り、それとは分からない。実際、一般人が騒ぎ出したのは、かなり後。意外と小さい。戦艦が、少し余裕で、一隻通れるくらい。過去、世界に与えた影響は、甚大。在は、高度な機材使って観測すると、鼓動が確認出来る程度で、基本的に閉じている状態。

・地上は、ワームホールの影響を受け、現在の大陸とは、かなり違っている状態。アメリカ大陸は、ワームホールの影響をもっとも受けた地域で、"世界の警察"と言う立場はすでに取れなくなっている。もしくは、存在していない

・地球府は、地上を拠点にしていない。


●ワームホール停戦について

それまで直接手を出さずにいた真静が積極的に出てくるということは、つまり、彼らの準備が整ったということ。そうすると、少なくとも真静の見積もりでは、議会軍と条約軍は早晩、敗退することになる。それだけのチャンスでなければ、真静はもうしばらく静観していたはずだから。そうすると、真静の進出から少しした時点で停戦でも起きないと、真静の一人勝ちは確定路線。議会軍と条約軍は砲戦解禁でやる気まんまんなので、
彼らが同盟することもまずありないし、そこへクロスハートとオレンジヘッドの対決などを考慮すると、乱戦続きで国力疲弊しすぎである。そもそも、大国間で何年も戦い続けられるわけがないので、いずれかの時点で一時停戦は必須。

時期をステガギガス戦から数年後に設定したのは、他にも理由がある。あのあたりから、地上でも砲撃する気まんまんのTUが現れているので、過去数百年にわたって維持されてきた地球府の権威がこの時期になって失墜し、交戦規定が無視されはじめた原因、契機を設定したかった。そこで、ワームホール開通が近い、という設定である。地球府の信任を数年のうちに得る必要から、当時やや劣勢のケダブールはあせる。あせって砲戦を行ってでも強引に統一国家連合議会に対するアドバンテージを確保しようとする。真静もそろそろ行かないとなーってことで来る。

三者そろってスパートをかけるわけだが、ここでそのまま死力を尽くされるとみんなボロボロになって後世のメッドなんて出て来れなくなるから、やっぱりいったんは停戦してもらわないといけない。そこでワームホールの開通がどうもいつもの周期で起こりそうにない、という異常事態の発生。そして調査のための一時停戦。原因がなんとなくわかったところで停戦は破棄され、地球府の権威は弱くなり、交戦規定も無視されはじめる。


●要塞衛星のイメージ

・表面は全て人工物で覆われている。
・砲台やらアンテナやらマスドライバーやらカタパルトやらがひたすら刺々しく全周囲に展開してるウニみたいなイメージ。
・宇宙要塞にはTUだけが配備されているわけではなく、従来からの移動砲台、宇宙戦闘なども配備されている。この時点では、宇宙ではTUに乗るということ自体、エリートパイロットの証だったのだ。


●モソチェゾ要塞のイメージ

・北の方にある。あまりゴチャゴチャした建物ではない。
・見た目でかいツィタデル。壁の間にある塔状建築のてっぺんに砲台がついてて、そのせいでツィタデルの頭と肩に見える。
・高さ50メートル以上の城壁。これがぐるっと要塞周囲を覆っているという構造。
・高低差があり攻めづらい地形、という想像から、水のないダムのような広くて背の高い壁のビジュアル。そして重要拠点であるからには、背後に交易路か何かがある。
・獲る獲られるが激しい最前線の要塞だったが、ムッグ陣営に落ちてツィダデルが配備されてから、難攻不落の無敵要塞と称されるようになった。
・近くに何らかの鉱脈がある。だから軍事要塞と言うより、プラントのイメージが強い要塞。引火しても爆発しない鉱物を採掘している。平坦な土地にある上、守備範囲が広いため、守り続けるのが 非常に難しい要塞。プラントは、鉱物から何かしらを抽出するための工程上の設計から、天に向かって突き出すような形状になっている。外壁は、長期に渡って砲撃を受け続けていたせいか、かなり凹んでいる状態。
・ムッグ少将の命令で、着々と修復が進められていたが、プラントの構造上の弱点である上空からの攻撃には弱いまま。要塞に設置された対空砲台や、ツィタデルの対空砲撃能力もある程度の効果があったが、爆撃機(火力が低い)による攻撃には、多少悩まされている。最終的には、飛行タイプのTUが開発され、とどめを刺すことになるが、その頃には新しい技術が発表され、すでにプラントの価値が 下がりはじめていた頃だった。
・とても古い古城。少将の乗るツィタデルが対空砲を強化されているのと同じく、ムッグ少将はこの要塞に「実弾トンデモ対空砲(仮)を配備。この対空砲の効果がおよびにくい(射程外)まで足を伸ばして第一の壁になるツィタデルには対空砲の装備が必須であった、と言う流れ。


●暦について

・年表の最初の年は、ツィーダ歩行試験型が投稿された日付(2005-05-28 21:29:44)から取って「x年=528年」とする。
・年号案:メロヒオ暦


●ストーリーライン案

01.ワームホール発見。
02.戦闘用TU開発。
03.第一次大戦勃発
・地球連合vs月面国家プレオス
・表向きは月、およびその他惑星資源の所有権を巡り対立という事になっているが、実際はワームホールの確保を目的とした戦闘。ただし、その詳細を知るものは極一部。
・ツィーダ部隊と、ツィル部隊の戦闘。
この時、ヴァル・ヴァサーゴはワームホールの存在を知ることになる。
04.停戦
・月面国家プレオスと地球の主要国家が統一議会を発足。以後、統一国家連合議会と呼ばれる。
・ヴァサーゴ、軍を離脱。
05.ケダブール条約機構
・強大な力を持った議会軍に牽制をかけるため、議会に参加していない国同士がケダブール条約機構を設立。
05.各地交戦
・この頃、第一次大戦で戦果を挙げたムッグ・アークが各地で奮戦。
・モソチェゾ防衛戦もこの頃。
・また、七幹部が台頭しだすのもこの辺り。TUは軍用兵器として様々な発展を遂げる。
・偽ヴァサーゴvsアサマカラ
・ヴァサーゴは後の時代に備えて準備を開始している→後のレジスタンス発生に繋がる。
・ヴィンデは実はレジスタンスより。
・ワーム・ホールに異常。トモエ・アーク発見。
06.謎の第3勢力
・オータム vs エルプト・スタルクト。この事件は記録から抹消、一部の人間のみが知ることとなる。
08.乱戦期
・ライオット・ライアンが特殊部隊設立。
・トモエから情報を得ているとされているムッグ・アークはライオットの元へ左遷されている。
・同時に秘密裏にヴァサーゴと内通。レジスタンスに情報を流す。
・議会軍の新兵器カイゼンタルファ強奪。これによりレジスタンスの活動が本格化。
・この機に乗らんとケダブール条約機構も行動を活発化。
・時代は戦乱の世へと再び向かっていく……。 とまぁ、こんな感じの流れかな、と。

<主人公候補>
・ヴァル・ヴァサーゴ(とムッグ・アーク)
・ウォル・レオール(もしくはオーリン・オオミ)
・ライオット・ライアン(とミナセ・リン)


●何らかの影響を受け物凄い勢いで植物が巨大化・繁殖し30メートルを超える大木に地上の大半が覆われた。

●「暗黒時代」後の世界。ツィーダが作られた時代の数十年だか数百年前に「暗黒時代」なるものがあって、その時代の記録はほとんど残っていない。文化的には暗黒時代のあいだに現代と断絶。国家などはぜんぜん別物になっている。科学技術は進歩した面も衰退した面もあるし、そのあいだに宇宙に旅立った人々がいたかもしれないし、いなかったかもしれない。しかし現代以前の記録は残っているので、ツィーダの作られた時代の人々は、暗黒時代以前の歴史はだいたい知っている(ただし暗黒時代突入の経緯は不明)。なお、上の設定は、以下の点にも留意したもの。

・TU開発初期の時代に、飛行機械がひろく存在するか不明
・既出のネーミングに、現代までの文化に依存する固有名詞が出ている
・現代からは考えられないうような架空の物質や技術がある
・地球以外に人類がいるという選択肢のキープ


●抗争を繰り広げる2つの国と、宇宙からの侵略軍。

●新暦44年、全世界を巻き込んだ「巨神大戦」が勃発。

●3つの星系に移民してそれぞれ独自の技術を発展させた人類が地球に帰ってくる。

・月面に出現したワームホール。その先には、ガス状星雲によって3色に染まった3つの星系があった。××年後、(環境汚染などの理由で)人類の大半は3つの星系に移住し、地球には少数の「地球主義者」だけ残った。地球主義者は地球側からワームホールを管理する役割を担った。

・ワームホールは△△年周期で開閉を繰り返しており、 閉じている期間は物質の通行は出来ず、通信だけが可能になる。

・移住した人類はそれぞれの星系で独自の科学技術を発達させるとともに、独自の文化や倫理観を形成し、それらは互いに相容れないものになっていった。時として主義主張を巡る小競り合いが起こったが、本格的な戦争に突入すれば超兵器によって双方が壊滅的な打撃を受けるので、争いがそれ以上発展することはなかった。

・3者の優劣を決するために持ち出されたのは、人類の故郷・地球の権威である。地球人に人類の正統的後裔と認められた者が3星系の支配権を得るのだ。3陣営は地球に特使を派遣し、地球代表政府(地球府)との会談に臨む。

・技術的に大きく遅れた地球人は、星系の軍事力の前には全く無力である。人類の祖と祭り上げられてはいるが、3陣営を従わせるような発言力はなく、飾りとして利用されているに過ぎない。地球府はより強い者に付くのが得策と考え、日和見的な態度を取る。

・会談が滞っている間に3陣営は大軍を地球に降下させ、互いを牽制する。やがて、地球での軍事的優位を確立した者が地球府を自らの庇護下に置き、正統を名乗ることができる、とする空気が醸成されていく。

・ワームホールは閉鎖期を迎える。地球駐留軍の人々は地球で子を生み、育て、そして死んでいき、星系での生活を知らない地球生まれの世代が過半数を占めるようになる。

・☆☆年後にワームホールが開いた時、地球府の支持を得ていた者が最終的勝者となる。地球府の支持を得るということは、ワームホールの管理を掌握できるということであり、自陣営の援軍だけを地球に引き入れることが可能になるからだ。
(地球府を確保するための戦いだったはずが、手段と目的が逆転しているわけだな)
(なお、星系側ではワームホールは3陣営の共同管理下に置かれ、中立が保たれている)

・現在(ストーリー開始時)の戦況は、3陣営の支配地域は均等な状態でほぼ固定し、境界での局地的な戦闘が続いている。地球府の所在地は主人公陣営の統治下にあり、他陣営はその領土もしくは地球要人の身柄を虎視眈々と狙っている。

で、ストーリーの初めではこの設定は伏せておいて、地球上の国家の争いと思わせて、次第にこれらの歴史が明らかになるという展開はどうでしょうか。(←誰に対して伏せるんだ)

補足1. 今までに出たアイディアをいくつか取り込んであります。
・過去に暗黒時代があった
数百年の間地球には少数の人間しか住んでいなかったわけです。
・巨大な植物が生い茂っている
地球に少数の人間しか住んでいなかったのだから、そういうこともありうる。
・環境に配慮する
汚染された環境はすでに回復していると思われるので、「地球を神聖視しているので汚さない」ということでどうでしょうか。まあそれは建前的なもので本心からではないんだけど、汚染したら他の陣営から非難されるので仕方なく、という感じか。なお「地上では長距離射程の武器は使えない」という設定も、環境を傷つけないためということで説明できる。
・月面の奪い合い
ストーリーの終盤で月面にあるワームホール管理施設を奪い合う。

補足2. 各陣営の特徴
仮称 得意分野 戦法 メカ 制服 長所 短所
自由軍 経済 セコい ツィーダ 機能性重視 物質的に豊か 貧富の差、人心の荒廃
平等軍 政治 ずる賢い カロ 視覚効果重視 規律正しく犯罪が少ない 厳罰主義による息苦しい社会
博愛軍 宗教 豪快 ユーサン〜 エスニック 隣人愛、精神的帰属感 非民主的、少数派弾圧

<追加設定>
星系の人々は、その気になれば惑星の1つや2つは簡単に消し飛ばせる技術を持っている。そんな彼らにとって、地球上でチマチマした戦いは、(支配権をめぐる重要なものではあるけれども)ゲーム的要素が強かったのではないだろうか。だから環境へ配慮とか、騎士道精神とか(敗走する敵を深追いしない等)
言ってる余裕があったのではないだろうか。

ところが、地球生まれの新世代が台頭してくるにつれて、そういった意識は変質してくる。新世代にとっては地上での戦いが全てであり、また地球環境への敬意も薄く、「戦争だってのにそんな悠長なことやってられるか」と言って合理的な(あるいは卑劣な)戦法を追及するようになる。兵器もより強力なものが求められ、それまでタブーだった非人道的な破壊力を持ったもの、環境を犠牲にした高出力なものが造られるようになっていく。(源義経や織田信長が従来の戦の常識を覆したというか、しきたりを踏みにじったというか、そんな感じ)具体的な「戦果」の前に旧世代の嘆きはかき消され、新たな価値観に呑み込まれていく。この世界は今、そういう過渡期にあるのだ。

ここでヴァサーゴ大佐の一言。
(戦果を報告にきた若い部下に向かって)
「誇りなき勝利など、私の求めるものではない!」

<マイナーチェンジ案>
次第になりふりかまわなくなっていく理由のマイナーチェンジ案。
1.次回のワームホール開通までに地球府の信任を得ようと各勢力奮起。
2.また開くとばかり思っていたワームホールが開きそうにないと判明。
3.ワームホールからの補給なしで地球で生き延びねばならなくなるが、それだと全勢力の人間は生き残れない。
4.生き残りをかけてなりふりかまわなくなる人々が急増(特に若年層)。
5.ワームホール復旧の努力が最優先だと訴える人々が各勢力に現れ、生存戦争主義者と対立。三勢力の垣根を越えてまた別の対立構造が生じ、単なる三つ巴よりも混沌とした状況へ。

ちなみにワームホール復旧優先派には、飛び道具を使わないことにまでこだわる集団があるとかないとか。あとエジンマフラーにこだわる連中もいるとかいないとか。


●途中で、世界観がガラッと変わってしまう。ワームホールの向こう側にあるハイテクノロジーが、何らかの理由で一気にが流れ込んできた。もしくは、向こう側を知っている人物が存在することにする。


●A国は民主主義だが、B国は帝国主義。

●赤道上から軌道エレベーター。


●木星の4大衛星イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを地球と火星の間の軌道上に引っ張ってきて住んでいる。


★連合議会について

●ヴィンデについて

・もともと、ヴィンデは大型兵器を得意とし、連合議会軍の戦艦などはヴィンデ製が多い。
・したがって、宇宙用兵器に関するノウハウは始めからあった。プロト・ベーチュオンの高い性能はそのノウハウあってこそ、である。
・小型化技術、二足歩行技術はあまりない。二足歩行技術はアルフォンの開発チームを引き抜くことで獲得したが、同時期のA.G.インダストリーの技術には劣る。


●ツィ○○案

two→「ツィーツ」
double→「ツィーダブル」
twin→「ツィーン」
climb→「ツィークリム」
alpen→「ツィアルプ」
trail→「ツィートレル」
stock→「ツィースト」
cliff→「ツィクリフ」
mountain→「ツィマウン」


●要塞衛星案

・要塞衛星レオケルシス
・要塞衛星イオラニア
・要塞衛星トゥペンデミス


●オレンジヘッドの正式名称案

・ジャスティス7
・イージス7
・フリーダム7
・ゴホージャ
・ジャッジメント7
・伽藍:サンガーラーマ
・暁の7騎士
・セブンスオレンジナイツ
・Quell ForceでQフォース、あるいはQ部隊
・クインティリオン(100京)・クオリティーズ


●ムッグ・アークは一夫多妻主義?

●統一国家連合/統一国家連合議会の特徴

非常に人口が多く、資源も豊富、Tuの開発も もっとも初期に始めたため、戦争の初期段階では、他の組織の一歩も二歩も、先を行っていたが、それが慢心を呼び、現在は上層部の腐敗化が進んでいる。戦争後期、かなりの負債や 戦況が悪化するが、国民にはギリギリになるまで、明かされる事はなかった。


●「プレオスの反乱」案

・エリー達が攻撃受けて出撃して戦争勃発。
・勃発してすぐに議会軍の大規模降下作戦があって、当初の予定ではこの一撃でプレオスを制圧して終了の予定だったが、プレオスの防衛用レーザーの大群とオータムの軍団で降下作戦失敗。
・そのあと少しにらみ合いが続いて、議会軍がツィルを量産。
・にらみ合いの間にオータム単座型と一人用OSを開発。
・その後直ぐに大規模戦闘があって戦争終了。


●ツィーダ陣営の名称案

・統一国家連合議会

・第五国連

どういうふうに別惑星に移住したか知りませんが、現存の国家がそれぞれ移住したなら、移住先でも国連が引き継がれて、なおかつ何度か改組されていることもありえるなぁ、という発想から。


・惑星議会

もし惑星全体で国家が統一されて長い時が経てば、国家と言う概念自体がなくなって、一惑星一議会が当たり前になっているかもしれない、という発想から。

★ケダブール条約機構について

●オーラリ会について

Illustration:無学

 


●オーラリ会について2

TU開発機関で政治とは関係ないギルバーグに対し、オーラリ会は政治的な組織であり、もともとはジャンルが違う組織だったのが、ギルバーグに政治的な野心が出てきて、対立が深まった。そのため、もともとは軍事的組織などを持たなかったオーラリ会が、独自に兵器開発機関や実働部隊を持ちだした。TU的には、主流でありオーソドックスなギルバーグ機に対し、対抗するために多少無理をして、奇抜な設計を取り入れたりしているのがヴンダーカマー機である。いずれにしろ、少なくとも停戦前くらいまでは、両者は政治的な緊張関係のみで、直接的な戦闘には至っていない。戦闘は、オーラリ会解散直前から解散後の間で一、二度ほど。


●マイナー四兄妹は亡霊部隊に含まれる。実動部隊については、実際TUに乗らないで遂行する任務の方が多い。


●ケダブールの要塞衛星ネーミング

<案1>
黄道十二宮の名をそのままつける。たぶんケダブールが12個以上の要塞衛星を持つことはないので、数は足りる。ガノケリスの場合、亀が十二宮にはないので、亀→カメ→瓶の連想で宝瓶宮とする。固有名詞とわかりやすいように<宝瓶宮>と表記する。

<案2>
あまりこだわりや法則がない。要塞衛星A-63のような単なる記号とか。

<案3>
色とか花とか、鉱石とか


●人名について

・ツィーダ陣営の人の名前は名・姓の順だが、この陣営は姓・名の順にする。
・階級(少尉とか)は、ツィーダ陣営とは別な呼び名にする。


●ギルバーグの開発速度について

 3社に声をかけた時点で基礎設計はほぼ完璧に出来ており、あとは足りない箇所を埋めるだけ。そしてその補完箇所の技術をもっていると事前にわかっているからこそ、それぞれの企業を指名したとすれば、各技術の統合のみなら、短い期間でもいけるんじゃないか。量産体制は軍と企業グループの持つ生産ラインをフル稼働(歩行機能を極力簡略化して生産性を向上したとすれば、ジャンプ移動の理由にもなる)。


●内情案

ケダブールは実は戦争しかできないんじゃない。政治とか、まるで出来い。そんなだから、ギルバーグが提案するものをほいほい作らせちゃう。その結果、経済的にも技術的にも潤ったギルバーグに内部掌握されちゃう。 で。軍を動かせる程になったギルバーグ。3社共闘体制で開発スピードをアップさせておいて、美味しいところだけ次世代TUに使おうという、そういう悪巧みをしている奴がいる。


●統治方法案

・ケダブールは、時代が移り変わる度に、常に外部に「敵」を設定する事によって、多民族国家である自国のまとまりをどうにか保ってきた。つまり常に外に敵を設定しつつ、人々をまとめ戦い続け、相手を併合し、自分達の集まりを拡大し続けて来たのが、今の条約機構である。

・トップの人々が表に出てこず、いる事を改めて意識させ無い程に透明化し、それでも尚且つ人心を巧みにコントロールしている。


● ケダブール条約機構の特徴

TU開発では、統一国家連合と比べて、後塵を舐めているが、ユニークな発想の設計者が多く、戦争中期においては、
ほぼ互角の性能にまで、技術力の差を埋めている。


●エマバール誓約軍の軍服は、「エセ和服」

エマバール誓約軍は「カヲクフ」の地から。発祥の地「カヲクフ」の民族衣装のデザインが、正式な軍服のデザインにも採用されている。


●ケダブールの服装

地味で野暮ったい服装。あまり服装で個性を主張しない人々である。

★真静について

●真静の参戦時期については、連合議会とケダブールの戦いについては半ば政治的な反目もあってだらだら続いてたが、真静は純粋にワームホール関係のみの理由で最適な参戦時期を狙っていた、。


●真静は人口的には小さい勢力であり、存在自体は認識はされていたが、真静人が他勢力とあまり交渉を持たない人たちなので、半ば忘れられていた。


●真静の本拠

・火星より遠く。これは「真静が途中まで参戦しない」「真静の脅威を、他二勢力の下っ端や一般人は知らなかった」という要項を満足する地理的条件のため。
・アステロイドベルト辺り。


●第三勢力の設定案(1)

・第3勢力とは

地球圏外から謎の機体を送り組んでくる集団。まだ地球圏ではその存在は公にされていない。異星人と噂されている。

・第3勢力の目的

ワームホールの確保。基本的に自分たちから攻撃を仕掛けることは、無い。地球圏の内紛(彼らからはそう見える)で弱ったところを叩くつもり。

・その理由。

人的資源に乏しい→自動兵器、およびクローン兵士の使用。兵器の増産中→戦いが長期化すれば不利。機が熟すのを待っている。
指導者が実は慈悲深い→宗教的なヒエラルキーが確立されていれば、女神的な存在が攻撃を抑止しているとも考えられる(これはあくまで一案)

・地球圏とのコンタクト

オータム vs エルプト・スタルクト:このときの目的が偵察中の事故だったのか、それともケダブールとの戦闘が一時沈静化したため、新たな戦乱を起こそうと画策したのかは現時点では不明。もしも後者だった場合、その目的は十分に果たされた事になる。

・ワームホールとの関連

ワームホールの向こう側から来た種族という説。来は先遣隊であったが、何らかの事情により戻ることが出来なくなった。第3勢力はその子孫。真の目的は自分たちのいるべき時空への帰還。

ヴァサーゴが執拗にTU開発に執着し、戦う事にした理由というのを、この第三勢力とのファーストコンタクトと設定できないかと。月施設建設中にすでに一度、人類のごくごく一部と第3勢力の先遣隊が出会っているとするのは。

月に向かうシャトルの一つが、先遣隊の調査機と接触事故を起こす。そこで目の当たりにしたオーバーテクノロジー(エジンエンジンもここから?)と、人ならざるもの(クローン兵)の存在だったと。この内の一人が後のライアン財団の党首(次なる時代を予感し、急遽地球に戻り投資。莫大な富を得る)、もう一人が連合議会のトップ(第3勢力の侵略を予感し、地球圏をひとつにすることを思い立つ。それに反発してきたのがケダブール)そしてヴァサーゴも同じく、未知の存在に危機感を感じた(同時に目の当たりにしたクローン兵の死に怒りを感じた)のでは無いかと。ただ、時代が進むと第3勢力の存在は曖昧なまま、連合議会は内部に亀裂が。ケダブールとの確執も修復せず、ヴァサーゴは独自に戦う為の準備を始めた……。


●第三勢力の設定案(2)

第三勢力はワームホールから太陽系への帰還後すぐに本拠を火星あたりに置いて引きこもったため、長い閉鎖期の間に地球の人々からは忘れられてしまった。

またクローン技術が第三勢力由来としておけば、プレオスの蜂起もまた第三勢力の根回しによるものだったということになる。


●第三勢力の設定案(3)

・第三勢力は「視覚至上主義社会」であり、シルエットやカラーリングの特異なTUが多いのは彼らの文化では視覚的なインパクトが重視されるからである。
・既出のTU名や人名は、他の文化と交流するにあたって付けられた、便宜的な呼称である。
・意思の疎通は、言語ではなく図形などの抽象的な媒介を通じて行われる。きっとナンかスゴいグラフィカルユーザインターフェースのコンピュータが普及していて、日常会話もその携帯端末からの立体映像を見せあってるとかそんな。
・リリエンナの<法衣>内側の意匠や、ウィッカーマン家のハートマークは、彼らのアイデンティティをも示している。
・発声器官が退化しているわけではなく、話すこと自体は可能。ただし喋ることはエレガントでないとみなされる。ゆえに歌は退廃文化。
・クローン技術が発達しているが、寿命などの問題点から多用されてはいない。ちなみに、「喋らないクローン」は極めて気高い上流階級人種である。


●ハインツ・ウィッカーマンは第三勢力の人間?

●第三勢力の呼称は、「○○信託軍」とする。


●セルロイドについて

コピー元が複数で、かつコピーからのコピーや、品種改良が行われている。艦隊単位でコピー源としての細胞(セル)が保管されていて、それから分裂した細胞をもとに新たなセルロイドを生産したり、マイナーチェンジを開発したり。艦隊によって同系のセルロイドでもちょっとバージョンが違う。


●名前について

案1:この陣営は視覚至上主義なので、紋章-銘彩(めいさい)と呼ぶ-が個々人を表す事になっている。この銘彩にはその人の血筋だとか、セルロイドならオリジンが誰で、どういう改良を受けて来たかなどの情報が含まれている。まさにその人の存在そのものを表しているのが、この銘彩である。

紋章には色彩があるが、マノ・リレッケムは、視刑になった時点で、視覚と共に、銘彩から色を奪われた。他者を観察する術を奪われると同時に、他者から観察される術も奪われた。今のマノ・リレッケムの銘彩は、
その血の歴史も何もかも、中途半端に削除されて、それこそ囚人番号程度にしか機能しない、破損ファイルみたいなもの。

この銘彩を他勢力の言語に無理矢理エンコードしたのが、彼等の便宜名(他の陣営との交流で用いられる名前)。しかしながら、その情報量をただの文字に置換してるので、無闇やたらに長い。だから便宜名は、銘彩のほんの始まり部分、殆ど頭文字程度のレベルでちょん切られている。

案2:銘彩は一見単純だが、よく見ると線の太さとかが場所によって微妙に違っていたりして、他陣営の人が見たら区別がつかなくても、真静人は区別がつく。つまり、シンプルに見えるけど真静人だけにわかる相当な情報量を含んでいる。


●真静の特徴

まず、生殖機能が 軽く退化している。科学の力で、なんとか守っているが、年々、人口が減ってきている(妄想Hには、異常なほどの想像を働かせるが、実際のHは、淡白だったりする)。

技術力は、抜群に高く、Tuの性能もダントツに高いが、人海戦術など、数で攻められると、驚くほどモロい事がある。あまり、運動能力も高くなく、地上を歩く事も苦手である。

上級セルロイドを筆頭に、派閥争いが頻繁に起こっている。戦争ですら、その延長として考えている節がある。


●真静は、人口は少ないが、人口に占める兵士の割合は多い。その兵士達がボイキド軍団を形成している。連合議会やケダブールは戦線が伸び切って兵力が拡散しているが、真静は兵力を要所に集中している。総兵力、という点では、連合議会やケダブールの方がずっと上である。


●真静の少数勢力だけでは、戦闘には勝てても、占領地域の支配を維持するのは難しいので、他の勢力や、一般人からの引き抜きなど、なんらかの兵力の増強する手段がある。真静は権力争いが激しく、譜代大名と、外様大名のような区分けがある。


●真静の人は、自分たちは発声言語→視覚言語と進歩」してきたと思っていて、表音言語をワンランク低いもの考えている。

★プレオスについて

●当時の状況
連合議会にとっては目下の敵はケダブールであり、できればこの時期にプレオスとの揉め事は起こしたくなかっただろう。純粋な武力の面では連合議会とは比較にならないほど小さいプレオスが(米軍とイラク軍のようなものだろう)強気の姿勢をとったのは、そのような背景があったはず。オータム開発はあくまで外交上のカードであり、本当に連合議会と武力衝突するつもりは少なかったのではないか。

●対立の要因
研究学園国家としてのプレオスの「我々の研究成果は万民の為のものであり、単一の文化圏で独占されるべきでない」という主張はあくまで理念であり、それだけで武力衝突に至るとは考えにくい。当時の状況として、プレオスの基礎的研究で得られた成果を連合機会中枢と密接な関係にあるA.G.インダストリー等の巨大企業が権利化、商品化することにより、その利益を独占していた、という構造があったのではないだろうか。

●戦争の発端
以上のような状況で、当時は双方とも、積極的に武力衝突に至る意志は少なかったとみるのが妥当だろう。戦闘に至った要因として、連合議会がツィルの開発により短期的にプレオスを制圧する目処を立てたことが考えられるが、それだけでなく、武力衝突によって利益を得る何ものかの働きかけがあったものと推察される。

●メタファー
プレオス:P2P時代に対応した新たな課金方式を模索する派閥
統一国家連合議会:従来の経済システムを堅持しようとする派閥

★地球府について

●地球府の権威(1)

権威的な部分は地球府がロストパストの技術なり文化なりのごく一部でも握っている、ということ。三勢力はそれらを得ることでワームホールの用法なり何なりを解析したがっている。でも、実際にはロクな技術、文化じゃなくて、役に立たない。それが停戦放棄と権威失墜に繋がった。


●地球府の権威(2)

地球府の人がワームホールを操作する「鍵」を持っている。何らかの装置か暗号を先祖代々伝えている、あるいは遺伝子に秘密があるなど。


●地球府の権威(3)

3勢力のパワーバランスによって地球府の権威が保たれている、というのもある。3勢力の力が拮抗している間は、1つの勢力が地球府の権威を無視した行動に出れば、他の2勢力を敵に回すことになる、ということ(1対1対1だった戦いが2対1になる)。 現在の国連もこれと同じような、権威を認める人(国)が大勢いるから権威がある、というシステムではないか。


●地球府案

●ワームホールの向こうに人類が住める星系が見つかる。(人類が住めるところは三カ所ある)

●星系への移民が始まる。移民をするのは、ひとやま当てようという人、貧しい人が中心である。失業問題に悩んでいた各国は、移民を積極的に支援する。既得権益者は地球に残る。

●ワームホールが閉じる。

●何らかの要因で地球に大規模変動、人口大幅減。

●生き残った人々も、復興への気力はなく、人類は、文明が徐々に退行する黄昏の時代を送る。

●これに危機感を持った一部少数の人たちは、残存する科学技術を保存、維持する機関をつくる。これがのちの地球府である。

●一時的にワームホールが開く。星系から、なんらかの事情で追われた人たちが地球圏にやってくる。星系の3つの場所のうち、2カ所の出身の人たちは地球に住む。のちの連合議会とケダブールの人たちである。あとの1つの場所の人は宇宙に住処を築く。のちの真静人である。

●地球に住んだ星系の人たちは、勝手気ままにふるまう。無気力な地球残存人たち(地球府以外)は、星系の人たちに従属して暮らす。

●地球府の人たちは地球府の人たちで、地球環境の復元に夢中で星系の人たちにあまり関心を示さない。人為的に開発した乾燥に強い植物を植えて砂漠化を食い止め、それを在来の植物さらには生態系に置き換えるという作業を続けていた。

●星系の人たちが戦争を始める。地球府の人たちは、復元した自然を破壊しないようにお願いする。地球府の人たちは軍事的な力は何も持っていなかったが、星系の人たちも地球府に敬意を払い、地球府のお願いを受け入れる。歯止めなきなき戦力拡大合戦は、星系の人たちにとっても望ましいことではなかったのだ。そうして何となく、星系の両陣営に地球府を尊重する空気が醸成される。

●TUが闊歩する時代へ…


●地球府の扱い

地球府の人たちにしかない能力で、尊敬と信頼を得ている。(現時点は)
・ワームホール通過者(特に帰還者)に奇病発生、二世以降にわずかに増加傾向
・発症率は毎年の交通事故死者数か、3大疾患を合わせたぐらいか、存亡の危機ではないが、重要。
・急速に能力(戦闘力も)奪うわけではないが、確実に寿命を縮める!天寿をまっとうする人が少ない、だいたいは病死。
・生死の境にいる兵士や若者には関心が薄い。逆に政府有力者や実力者には重大問題。年寄りほど生への執着が強いから。
・発症しない人にはまるで問題ない。原因不明(現時点)遺伝するのか、伝染するのかも不明。
・抑止抗体、発見。地球府人からの輸血者に発症者なし。地球府(人)の血液成分中に抑止効果のある物質。
・比較的早期から地球府(人)の草の根レベルでの医療協力が多数あり、効果をあげている。出遅れた政府も切り札のカードと認識する。
・加えて、独特の宗教観もしくは思想感から、地球府人に対する尊敬の念が生まれる。過去の遺伝子操作の恩恵で寿命の差も大きい(地球府人の方が長生き)。
・全てのワームホール通過人は(暫定で)地球府との共存しかない。
・宇宙に出ていない人の方が効果が出る、宇宙移民者の血液では効果激減。
・代替医療も模索中。宇宙生活者には切実。植物性原料から研究。バクテリア系(B兵器との関連の可能性も・・)意図的に散布されるB兵器。実は代替医療の原料試作と試験。
・バクテリアの弊害、ツタ系植物や水草系植物の爆発的増加を促す。

★その他

●運輸連盟第38区画集配場、 別名:鳥の巣

クロスハートとの交戦に備えて、ダガード隊が一時キャンプとして施設を使用した。


●シューカーの起源案

ワームホールが数百年ないし、数千年以上の長いスパンで、開口閉口を繰り返し、宇宙空間を彷徨っているとし、100年か数十年前くらいに一旦木星や土星(実際に探査船が調べられる惑星距離でないところ)に開口したときに先住的にやってきた種族。 取り残されて新たに開くのを虎視眈々と狙っていた。


●レジスタンス等の組織名案

・フォグジャック
・フリーダムユニオン
・ユニオン
・インディーズ
・ブラディーズ
・ミストジョーカー
・ドーンハート
・ピンクハート
・ブレイヴハート
・ブロークンハート
・ピープルハート
・フリーダムハート


●メッドについて

メッドの陣営は、ケダブールとは異なる文化の人たちがケダブールに入り込み、ケダブールの一部の人たちを取り込んで勢力を拡大した陣営である。


●PNG社について

地球に残った人たちが設立したメーカーである。

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