オータム・レイジー

Illustration:ファラス

月面国家プレオスが開発を進めていた宇宙用オータム。機体各部に姿勢制御用バーニアを持ち、肩部分は状況にあわせてフレキシブルに稼動する。脚部は廃止され、代わりに大型のブースターが設置された。右腕のトゥランケルは固定化され、コストダウンが図られている。左腕のアンモナイト(カタツムリ)は連射型の光学兵器で、パルスレーザーをばら撒く。

開発当初は単座型の予定であったが、OS開発が間に合わず、急遽複座型に仕様変更が行われた。しかし、その間にプレオスは敗戦。同時に開発も中止となり、オータム・レイジーが月面戦争の戦場に出ることはなかった。しかし戦後、設計データがプレオス残党の手に渡り、数機が製造され、連合議会軍の拠点へのゲリラ攻撃に使用された。

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