マカラ駆動試験体

Illustration:無学

危険地帯輸送中の度重なる物資強奪事件に危機感を募らせた運輸連盟からの要請により、輸送車両の護衛を目的に設計されたTU、マカラの検討機。内部機構に申し訳程度のカバーリングを施したものである。

第二世代クンビラ量産による自社工場のキャパシティの問題により、実際の製造はかねてから取引のあった外部の工場に委託された。頭部は目標をいち早く発見する為にセンサーの強化、及びメインカメラの増設が行われており、同社のクンビラから大きく印象を変えている。

また駆動方式にも独自色が強まり、ツィーダの模倣からの脱却を図ろうとしているのが見受けられる。
運動性能の向上を実現したのと引き換えに装甲板が薄弱化し、装置内蔵に際しマニュピレーターの駆動方式が変更され、支持可能な重量がかなり制限されている為に手持ち大型火気は携帯出来無い。それ故積極的戦闘行動には向いていない。

記録上試験体の製造数は2体の筈であるが、一時、作業員の中では深夜別区画で黒塗りのマカラを見た者がいるとの噂も囁かれた。現在その人物の所在が不明の為真偽の程は定かでは無い。

<武装>
振動破砕槍
掌部内蔵ギミック(選択式)
・煙幕弾
・照明弾
・投網弾
小型マシンガン(装備予定)

<この時点でのトパス製作所の特徴>
・こだわりがない。
・ハードウェアを建造する基本技術の低さ。 この技術が他社に追いつくのは、まだ先。

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