エトワール・ドメール

Illustration:無学

第三勢力のTU。エトワール・フィロントの僚機。

 

<エトワール・フィロント>

Illustration:無学

一撃離脱を基本とする宇宙用大型機動兵器群の中においても、徹底してその理念を追求して作り上げられた機体。無骨な体躯の殆どが推進装置の塊であり、通常のTUでは到底弾き出せない速度で宇宙空間を移動する事が可能だが、外装には一切の武器が設置されておらず、通常時の戦闘能力は皆無である。機体の持つ唯一の武装は、その内部に格納された高出力レーザー砲一門のみ。全体に装備された推進装置を使い高速で敵機に接近し、すれ違いざまに外装を展開、機体後方に向かって射撃を行うという、常識では考え難い戦法をとる。その偏った性能を補う為に運用の際には、常に僚機としてエトワール・ドメールが複数機追従している。

「へへっ。コイツが現われたら、こっちもすれ違いざまに全弾ぶち込んでやりますよ」
「無理だな。あんたがすれ違いざまにできるのは回避運動だけだ。間違いない」
「んだと!? あのビーム砲が展開する前に潰してやるってんだよ!」
「いや、それだけじゃない。注意すべきは随伴しているTUのウニ型機雷だ。こいつらが通過した宙域には
 間違いなく機雷が散りばめられていると思え」
「なにぃぃぃい!? じゃあなにか!? 機雷よけながら撃ち合えってのかよ!?」
「……全弾ぶち込むんじゃ、なかったのか?」
「うるせえ!ンナコトできるわきゃあねえだろうが!!っちっくしょー!! こいつぁハメだぜちくしょー!!汚い手を使いやがるぜ!!」
「これは戦争だ。より有効な手を使ったほうが生き残る」


エム・フロウサード(仮)

第3勢力所属。御柱の一人に位置し、命を司る神官。クローン兵の元となる遺伝子を提供する。年齢は不明。一部の証言によると、その存在は遥か昔から確認されているという。過酷な実験により成長が止まってしまったのか、クローンが交代しているのか、諸説あるが事実を知るものは少ない。

基本的に戦闘に参加はしない。状況によってはエトワール・フィロントの大隊指揮を取ることもあるが、あくまでもシンボルとして同伴しているに過ぎない。感情はおろかめったに声すら出さないため、実際に指揮を取ることも出来ないだろうが……。

Illustration:RR


<巣>

Illustration:無学

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