トパス製TU。クインティリオン・クオリティーズに納入された本機は、粘着質ポリマーにより敵TUを絡め取る「スパイダーネット砲」、催涙ガス弾など、テロリスト制圧用の非致死兵器を固定装備する。ただし、これらの装備は容易に交換可能なよう設計されている。これは簡易改造で砲戦用に仕様変更できるTUを開発するようトパス製作所が議会軍上層部から指示を受けていたためであり、バリジラは事実上、砲戦用TUの試作機として作られたのである（そのため、胸部の変形による砲撃形態が存在する）。もっとも、七幹部ギューラ・アウドムに使用されたバリジラは砲戦用として改装されることはなく、のちにクロスハートのエウロ・パベコの手に渡ってからは、逆に格闘戦用重装TUとして改造された。

＜胸部変形状態＞
胸板が前にせり出て、できた隙間に頭が引っ込み、砲が水平位置に移動。胸板中央の赤いフタがスライドして、中に収まった頭部カメラと長距離射撃用スコープが同軸上に並ぶ。