なんでも感想


不思議のダンジョン2 風来のシレン(2001.8.22)

Abstranct:最高傑作かも…?

スーパーファミコンのゲームである。NINTENDO64のシレン2ではない。1995年のゲームである。なぜこのゲームについて今取り上げるかというと、現在シレン2をやっていて、改めてこの1作目の出来の良さを感じているからなのだ。断っておくが、これはシレン2が面白くないということではなく、1作目でほとんど完成の領域に達していたという意味である。

さて、私はこのゲームの元ネタとなったRogueをリアルタイムではやったことがなく、最近になってPalm版をちょっとやっただけ、またトルネコが出てくるゲームもしたことがない。だから、シレンのどこからどこまでがオリジナルなのかがよく分からない。従って、ゲームのオリジナリティまで含めた評価はできないのだが、面白さだけで評価するならば、少なくとも私のやったゲームの中では最高だと断言できる(私がやったことがあるゲームの数が少ないこともあるのだが)。

まるで自分がシレンであるかのように感じる操作性の良さや(この点シレン2はちょっとダウンしている)何回でも遊べる意外性などは(1000回遊べるというのは誇張でもなんでもない)既にいろいろな人が述べていると思うが、私が強調したいのは(これもファミ通か何かに載っていたが)このゲームの自由度の高さだ。例えば、ひとつのアイテムでも、使い方や使う敵によって、また組み合わせて使う別のアイテムによって、さまざまにその効果が変わってくるという点などだ。素人考えだけど、こういったさまざまなケースそれぞれを破綻なく成立させるのって、プログラム的にすごく難しいんじゃないかなあ。

最近のロールプレイングゲームは映像面だけが向上してる印象だが、ハードの容量や処理能力の高さを、シレンみたいにゲームの自由度の高さに生かして欲しいな、と常々思うんだけど。結局この辺はプログラミング技術の問題で、ハードの処理能力とは関係ないのかねえ。


ギレンの野望-ジオンの系譜-(2001.6.15)

Abstranct:噂は本当だった。確かに面白い!

「第08MS小隊」という、ガンダムのオリジナルビデオシリーズの作品がある。この作品、私は1話だけをみて大嫌いになった。できればなかったことにしてほしいとさえ思った。なぜオデッサ戦の前にGMがあるのか? 仮に先行試作型だったとして、その貴重なモビルスーツが、何故に辺境の無能な指揮官に与えられるのか? なぜこんな、1作目の世界観をぶち壊すようなことをするかなあ!?

さて「ギレンの野望-ジオンの系譜-」、ガンダムを題材にした戦略級シミュレーションゲームである。非常にとっつきが悪いゲームで、買ったあと少しやっただけで1年近くほったらかしにしていた。でもせっかく買ったんだから、と半ば義務感で続けたのだが…これがはまるはまる。大量に発売されるガンダムのゲームに否定的で、スキあらば欠点をつついてやろうと思っていた私でも、気がつくと通勤中に、次はズゴックを北アメリカに配備して…なんてことを考えてるようになったのだった。

私は戦略級シミュレーションゲームはコーエーの三国志シリーズくらいしかしたことがないので、それとの比較でしか評価できないのだがこのゲーム、最後までうまく緊張感を保つことに成功していると思う。三国志シリーズでは、プレイの後半、自国が巨大化したあとは単調な繰り返し作業になりがちなのだが、「ギレンの野望」では、重要拠点の攻略順序の固定や後半の敵ユニットの強力化、攻略完了期限の設定などの工夫によって中だるみをうまく回避していると思う。

この作品、1作目に登場したモビルスーツのほかに、ビデオシリーズオリジナルのモビルスーツも登場する。当然、陸戦型ガンダムやB3グフといった「08小隊」のモビルスーツもたくさん出てくる。しかもそれが結構役に立つユニットだったりすると、その活躍をビデオでも見たくなるではないか。というわけで、つまらないのをがまんして、「08小隊」を最後までみてみることにした。すると、監督が代わったあたりから、なんだかすごく面白いではないか。「ギレンの野望」を通じて、いままで否定的だった「08小隊」のモビルスーツを受け入れたこともあるのだろう。今ではもう、ノリスのグフ最高、てな感じである。大嫌いだった「08小隊」への評価を150度(180度とまでは言わない)変えさせるほど力を、この「ギレンの野望」という作品は持っていたということになると思う。あ〜、今度こそ100ターン以内にジャブローを攻略するぞ!


ガメラ3-邪神(イリス)覚醒-(1999.3.22、2001.6.8加筆修正)

Abstract:すごい! 傑作!!大好き!!! 何回もみるべし!!!!

ひょっとしたら、傑作かもしれない…。2回劇場に足を運んで、そう思うようになりました。最初にみたときは、巷で言われているように、シナリオや演出につっこめるところが多く、完璧とはほど遠い作品であることは、残念ながら認めざるを得ないと思っていました。もちろん、最初にみたときから、3部作の中で一番好きな作品とはなりました。好きだけども傑作とは言い難い…それが正直な感想でした。でも、何度も見ているうちに気持ちに変化が生じてきたのです。普通、何度も繰り替えしてみると、最初はいいと思った作品でも、どこかしらあらや欠点が見えてくるものです。しかし、ガメラ3は逆でした。繰り返しみればみるほど、最初は欠点だと思っていたところがそうでもなく思えてくるのです。そして、また繰り替えしみたくなるのです。何度見てももう一度見たくなる…これを傑作といわずして何というのでしょうか。
ですから、1度だけガメラ3をみて、う〜ん、いまいち、だと思った人も、もう一度み直して欲しいのです。ガメラ1、2はいいけど、3はちょっと…というという人は、ガメラは怪獣映画はこうあるべき、みたいな思いをいったん消して、真っ白なままでみてみて下さい。ラストがどうもしっくりいかん、という人は、本当にガメラが自衛隊がギャオスの大群をまとめて撃退してめでたしめでたしで、本当に、それでいいのか考えてみて下さい。ガメラが地球環境の守護神ならば、ガメラの仕事はギャオスを倒しておしまいではないのです。スタッフロールに流れるテーマ曲でも言っています。未来は終わらないのです。

なにげなく好きなシーン

最後の方はなにげなくなくなってしまいました。もちろん、メジャーにいいシーン(?)はみんな好きです!!


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