レコードの高い周波数のサンプリング
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アナログレコードをMacでサンプリングしてデジタル化すると,サンプリング周波数から来る限界周波数(サンプリング周波数の1/2)近辺がかなり減衰する様です。

デジタルサンプリングでは,周波数限界の上の周波数の影響で低い周波数帯に擬似的な音(エイリアスと呼ぶ様)が現れる現象を防ぐため,周波数限界の上をカットするためのローパスフィルターがあることによる影響が大きい様です。

試しに,EPを33と1/3 rpm で再生したものをPB2400cで44.1kHzサンプリングし,これに下記処理をしたところ,周波数限界近くのレベルが大幅に改善される(同じ曲のCD化されたものに近くなる)様でした。ただ,使っているプレーヤーが安物なので,レコードに記録されていた22.05kHz近辺の音がどれ程記録出来ているのかは分かりません。
なお,この方法ではRIAAイコライザの効果が本来と違ってくるので,あまり現実的ではありません。十分高いサンプリング周波数に対応したサウンドカードがあれば特にこの様なことをする必要もありません。

ちなみに,サウンドデータの各周波数帯のレベルは,SoundJamのビジュアルプラグインであるWhiteCapのコンフィグファイルを手直しし,更にWhiteCapの初期設定ファイルや表示条件を調節すると22.05kHzまでの範囲が見られました。(一応オーディオチェック用CDのサウンドデータで20kHzまで見えることは確認)


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