事例から見た 変転する時代の

 中堅製造業の 生き残りの考え方と具体策(MCEOレジュメ:249)

[案内文]

 世の中には 「不易流行」という言葉があります。俳諧の世界で かの松尾芭蕉が言

い出した言葉ですが、「俳句(詩)」つまり人生や自然をどう見るかの 永遠性について、

「ものごとの本質を衝いて 永遠に通用する見方と、その時々の新風として(ということ

は 時代の変化に添って流転し)変革し続ける見方がある」 と言っています。これは当

然に 我々の実生活の「社会をどう見るか」にも言えることですが、時に 間違って解釈

されるのは、「不易が重要で 流行はその場凌ぎの便法」だ とする考え方です。芭蕉

が言っているのは 「不易も流行も 風雅(今で言う芸術)の実態から出たものであるか

ら、同じもの(根元)の 二つの面として見るべき」であると言うことです。これは 我々の

実生活で言えば、「基本原理の発見・把握とその活用・革新の 両面を均衡させ無限に

発展させること」であり 今回はこれを生き残り策として具体的にお話します。

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 (1) 大企業の没落と 中堅企業の不振 ⇒ コア・インダストリーのみ独走

   @ スペース・シャトルを2.5トンも軽くした M社の工作機械

   A 半導体から日本中の農協まで使っている N社の真空技術

   B どこの国で船を造っても 特命がくるNS社のスクリュー

 

 (2) 自己診断で 経営の自律性を取り戻す ⇒ 連続的な不連続(革新)造り

   @ 総合生産性(=産出付加価値/基本投入費)を3.0以上に

   A 未達の場合には 基本投入費基準で販売力と生産力の均衡案を考える

   B 手持仕事量が変化しないのに納期遅れが出るのは 受注手順の欠陥である

 

 (3) 人間中心の新しい経営3原則を貫き 革新について話合える職場を造る

   @ ナンバーワンよりも オンリーワンを狙う

   A 無借金経営を 志向するのを止める(借金経営の活用)

   B 仕事を確かにするには (品質管理をベースに)品質工学を使う

 

 ※ お時間がありましたら

  下記のホームページ [安さんの「本音で!些論」] をご覧下さい。

  URL⇒ http://www.asahi-net.or.jp/~ke7y-mtmt/

                  *上記の[~]はチルダ,JIS区点番号1188   以 上

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