[案内文]
好況のときはオンリーを要求した親企業が 不況になると下請けの自立を促し依存
率を低めろというのはよくあることです。今回の不況は 長すぎたし底も深かすぎまし
たが、製造業には 常に好況や不況の波がくるものと考えなければなりません。親企
業の言うことも理解はできますが 唯々諾々とそれに従うだけでは建設的な拮抗関係
は生まれません。自社製品を持ち自社営業を確立することは 親企業への依存度は
下がっても、単価や納期面で余裕ができ 親企業のためにもなることです。さもないと
結局は 要求される納入単価の切り下げに追われて、親企業も行き詰まり 下請けも
共倒れに終わることになります。本研修では それへの対策の基本をお話したいと考
えていますので、奮ってご参加下さるよう お願い申し上げます。
(1) 「時間を稼ぎ」「差を付け」て 付加価値経営に徹しよう
@ 企業は 売上高利益率では無く付加価値利益率で動くものである
A 付加価値が判れば その経費の発生傾向(エクスペリアンス)が掴める
B コストは 「掛かる(発生する)モノ」では無く「掛ける(実行する)モノ」である
(2) 無借金経営から抜け出して 企業目標を見直し起業活力を取り戻せ
@ 仕事を確かなものにして 銀行金利以上の配当をできなければ経営を止めろ
A 財務比率そのものでは無く その結果に至る「企業の働き」を見るのがコツ
B 大切で重要なのは人間であり ロボットやコンピュータは判断の補助まで
(3) 「基本投入費原理」を知って 最適な投資と雇用をデザインしよう
@ 「労働生産性が高いと 利益率が良くなる」というのも 今は誤りである
A 基本投入費[=設備費+労務費]を確かめ その働きを構築するのが経営である
B 経営資本を基本投入費の6倍以内に 売掛・回収や在庫を管理すべきである
※ お時間がありましたら
下記のホームページ [安さんの「本音で!些論」] をご覧下さい。
URL⇒ http://www.asahi-net.or.jp/~ke7y-mtmt/
*上記の[~]はチルダ,JIS区点番号1188 以 上