景気が回復すると 企業間競争はもっと厳しくなる

 自社の強み・弱みを 再点検しよう!(MCEOレジュメ:232)

[案内文]

 これは 日本の産業の製造や販売に携わる者が、今 何をなすべきかのお話しで

す。政府の発表やマスコミの論調は 景気の回復を言い始めていますが、現状の景

気回復の怖さは 平成大不況への対策が結局は「呼び水対策」しか行われなかった。

ことにあります。バブルの崩壊後に推定された 今後の景気水準は、直前のバブル

景気中の水準に対して GDP(国内総生産)で言って20〜30%下がると言われまし

た。これは今  忘れられかけていますが、不況の当初に厳しく言われたことで その

前提の経済環境は何一つ変わってはいません。不況対策が「呼び水が対策」が主で 

構造的な対策が口先に終わったことは、産業界の構造的な変化が これから「市場

競争の形で起こる」ということです。証券・金融の問題点は やや落ち着きを見せてき

ましたが、証券相場は相変わらず投機(バクチ)性が高く、金融機関も 米国の意図

するBIS(国際決済銀行)基準の自己資本比率に縛られて、ムーディースなど格付け

機関の評価に一喜一憂し とても中堅企業の視点で長期の支援ができる情況にあり

ません。企業は 自社の生き残り策は自分で考えなければならないのです。日本の中

堅企業が 今なすべきことは、「基本投入費原理による 自社の強み・弱みの評価と、

経済環境への 構造的な適応策の立案」です。お時間の許す限り このセミナーに参

加して頂き、皆様方の企業の明日を より確かなものにして頂きたいと考えます。

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 (1) 何となく良くなった景気は 底が浅い!

   @ 簡明な 「基本投入費原理による 景気の見方と経済構造への適応」を使う

   A 労働生産性向上は 経営資本利益率との相関が無く景気の回復を逆行させる

   B 総合生産性指標で 自社の売上(⇒付加価値)高を確かめ製品の行く末を見る

 (2) 製造業の付加価値を サービス業へ配分

   @  IT(情報技術)の時代でも FT(基礎技術)は不可欠で着実な進歩がある

   A 企画・設計能力の時代に それが不得手なら得意な処と組むための力を蓄える

   B 「特化」は H(人間)M(機械)P(生産性)Q(品質)C(原価)D(納期)に集中し他は前提化する

 (3)特化の合間は ベンチマーキングでつなぐ

   @ 戦略は強みの相乗で策定し戦術は弱みの補完して 自企業の売り物を造る

   A 強み・弱みはベンチマーキングで確かめ 強みは特化し弱みは模倣で追いつく

   B 「思わないことは実現しない」から 全従業員で将来のイメージを固める

 

 ※ お時間がありましたら

  下記のホームページ [安さんの「本音で!些論」] をご覧下さい。

  URL⇒ http://www.asahi-net.or.jp/~ke7y-mtmt/

                  *上記の[~]はチルダ,JIS区点番号1188   以 上

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