田村@91GTIさんのGolf-CUP第2戦参戦レポートです。

田村@'91 GTIです。

先日24日に行われたGOLF CUP第2戦に参戦してきました。

関さんをはじめ、スタッフの皆さん、それから、観戦に駆けつけてくれた皆さん、暑い中本当にお疲れ様でした。

●サーキット到着まで

仕事に追われて、前日の夜までまったく車の準備が出来ていなかった私は徹夜で、オイル交換、エンジンクリーニング、エアーフルター交換、洗車、カッティングシート貼りを行い、一睡も出来ずに筑波に向かう羽目になりました。

スタッフの若麻績君の弟と田中君の彼女を乗せて、高速をほどほどのスピードで飛ばしたのですが、30分ほど遅れて到着となってしまいました。

 

●車両準備

遅刻してしまった私は、慌てて準備にとりかかりましたが、あまりの暑さと徹夜明けのボーっとした状態で、思うようにはかどらず焦るばかり。ん〜やはり時間に余裕がないとダメですね。あと睡眠時間も。

今回の目玉は、何と言っても能町さんが腕を振るって作ってくれた、自家製の抜き文字ステッカーでしょう。私はARNAGE RACINGの文字をフロントウィンドの上にしっかり貼って、なんちゃってツーリングカー仕様に早変わりです。

 

●フリー走行

さ〜いよいよコースインです。

今回のレースは、予選でのタイムアタックと本戦でのスタートが全てだと考えていたので、フリー走行は八分くらいで走り、車とコースの状況の把握に努めようと思いました。走り終えてみて判ったことは、やはり暑さが影響して油温の上昇がかなり早いということでした。

9周ほど走りましたが、3〜4周目で130度を超えるのには参りました。ドライバーもオーバーヒート寸前だし・・・フリー走行でのベストタイムは結局、1分19秒373で、Sクラスでは5位のタイムでした。

100%で走ってなかったとはいえ、若麻績君、ゆたちゃん(飯田さん)、星野君、金子君に先を越されてちょっとばかり焦る私・・・予選はちょっと気合いを入れなければと思うのでした。

 

●予選

今回はSクラスという改造範囲の狭いクラスでの参戦ですが、目標はずばり若麻績君に次ぐ2位ゲットを狙ってました。その為には予選で星野君とゆたちゃんの前に出なければならず、かなりのプレッシャーを感じながら予選がスタートしました。タイヤがタレる前に、また油温が130度を超える前にクリアラップを取らなくてはなりません。バックミラーに神経を集中させつつ、4周目と5周目で120%の走りを行い、その後は車をクールダウンするためにペースダウンして3周して予選は終わりました。暑さの為か、車の調整不足の為か判りませんが、裏ストレートエンドでの到達スピードは145kmが目一杯で、ちょっとタイム的には不安がありましたがピットに戻って、張り出された予選順位表を見てみると、Sクラス2位の1分16秒931ではないですか。

心の中で「やったぜ〜」とつぶやきながら、これで決勝での2位ゲット作戦にかなり近づけたと上機嫌になる私でした。

#しかし、そんなに簡単にレースで2位を取れるほど甘い世界ではなかったのでした。

 

●決勝

予選と決勝の間は約1時間ほどあったので、いくらかゆっくり過ごすことができました。

しかし、暑い!!既に気温は30度を超えているようで、ちょっと歩くだけで汗がダラダラと流れでるし、疲れはピークに達しているようで、殆どはパドック内の日陰で座りながら、どんなスタートを切ろうかあれこれ考えてました。私の前4台は橋本コーポレーション号、ドラキン号(GOLF 4 GTIスポット参戦車両)、島下Breeze号、谷本号(ベンチュラーパシリ号)で後ろ4台は石川ニュースピード号、鈴木史朗号、金子号、星野号でした。

この中でもっとも注意しなくてはならないのは・・・・スタートダッシュの名手、星野君の車でした。

いよいよコースインして、1周して戻って来てグリッドに着きます。グリッドに着いてからスタート待つまでの数分間は本当に緊張ものでした。心を落ちつかせる為、ヘルメットのスモークバイザーを下ろして、視界を少し暗くします。

スタート1分前の旗が上げられると、各車がエンジンの回転を上げ始めます。自分も5千回転ほど回転をキープしつつ、シグナルが青に変わるのを待ちます。

お〜心臓が破裂しそうな瞬間です。ドッキ・ドッキ・・・・・

さ〜スタートです。

軽くフロントがホイルスピンしながら、まずまずのスタートが切れました。1コーナー手前まででは、後続に抜かれず「よしっ、星野君は抑えた!」と思ったのも束の間、私がイン側から1コーナーに入って立ち上がって行くと何と目の前に星野君の車がいるではないですか?星野君はアウトから被せるように前に出ていたのでした。

これはまずいと思い、そこから星野号を追撃モードに入り、1周目の1コーナーでインを刺して、再び星野号の前へ出る私。前には出れたものの、私の車はすぐに油温が130度を超え始めて、危険ゾーンに入って行きました。コーナーでは何とか抑えていたのですが、裏ストレートで直線スピードで勝る星野号に再度パスされてしまいました。この後、油温がついに140度を超えてしまったため、シフトアップのタイミングを早めて、少し車を労る走法を強いられました。

更に、8周目の第一ヘアピンで痛恨のスピンをしてしまい、すぐにコース復帰は出来たのですが、Tクラス車両に2台先行されてしまい、また後続のSクラスの車両にも接近されてしまいました。そこから2周は何とか後続との間隔を保ちチェッカーを受けられました。後で判ったのですが、私のすぐ後ろに迫っていたのは金子号だったんですね。1秒差のところまで詰め寄られてました(汗)。

こうして、何とか無事走りきることが出来ました。走り終わった後は、クリーンなファイトが出来た充実感で一杯でした。(特に星野君とのバトル)2位を取れなかったのは残念ですが、今回の車の状況を考えると十分満足な結果でした。次回は楽には勝たせないからね(笑)>星野君ゆたちゃんも次回は怖い存在になりそうだし・・・・

次回の第3戦も楽しみですね。