日々のあわわ

● Mail Magazine 日々のあわわ 2002年06月16日(日) 第46号

〜○。今日のあわわ〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜

女はそれを待っている

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 どうも、真魚です。まずは前回のお詫びからです。

 前回、6月2日(日)は発行できなくてすみませんでした。

 ちょうど2日くらいから、風邪で扁桃腺とリンパ腺が腫れ、4日間ほど39 度〜40度の高熱で寝込み、その後微熱が続いておりました。9日にはなんと か、起きることができたのですが、それから原稿を3本クリアし、13日はワ ールドカップ観戦(クロアチアvsエクアドル@横浜国際競技場)とばたばた と日にちが過ぎてしまいました。

 発行できなかったこと、そのお詫びも遅れてしまったことなど、重ね重ね申 し訳ありません。

 では、本題に入ります。

 ライターのみなさん、儲かってますか?

 私は全く、儲かってません。さきほど、書きましたように、たまたま具合の 悪いときに原稿の締めきりが3本ありましたが、このようにまとまって仕事が 来たのはずいぶん、ひさしぶりです。

 仕事が激減している原因の一端は私にも、あると思います。いやがられても、 なんでも熱心に営業すればいいのでしょうが、どうも、押しが弱いようです。 また、いままで、仕事をくれて編集者が異動になったり、雑誌の編集方針が変 わり、ライターを必要とする読み物記事にあまり力を入れなくなったとか、会 社の出版や広告事業が縮小されたとか、いろいろと巡り合わせの悪いこともあ ります。一番、巡り合わせの悪いことといえば、創刊当時から、ちょくちょく 仕事をくれていた雑誌が、会社の出版事業見直しのため廃刊になったことでし ょうか。編集者も辞めてしまうし、不景気きわまりなくなってしまいました。  先日、知り合いの男性編集者と話していたら、その人は「今はライターだけ じゃなく、編集もデザイナーもフリーはみんな厳しい状況だよ」と言っていま した。私としては、データ整理のような編集アシスタントのような仕事でもい いから欲しいのですが、それさえも奪い合いのような状態らしいのです。

 「そりゃあ、俺だって仕事あげたいよ。でも、予算が縮小されたりして、仕 事をあげたくても、あげられないことがある。それに、少しでも、仕事があれ ば、やっぱ、まずは首吊りそうなほど困ってる人からまわすじゃない」

 「私は困ってないと思うんですか?」

 「だって、あなたは、お姑さんもまだ元気で働いているし、旦那さんもリス トラされたりしてないでしょう」

 「たしかに、今、我が家で仕事がないことで困っているのは私だけで、私の 家族は何も困ってない。けど、それは単に、私が経済的自立にほど遠い少ない 収入しかないため、家族の誰にもあてにされていないというだけのことです。 家のローンだってあるし、健康保険も国民年金もある(私は夫婦別姓の事実婚 で、夫の扶養家族になっていないため、年金も保険も税金も自分で払っていま す)。私だって、経済的に自立したいですよ」

 「いいじゃない、旦那がいるんだから」

 「……」

 この「夫がいるんだからいいじゃない」という台詞は、結婚以来、いろんな 人にいわれてきました。男性だけではありません。女性にも言われるのです。

 「旦那もいるんだし、仕事がいやになったら、専業主婦になればいいことじ ゃない」とかね。そこで、「そういう問題じゃない。私はちゃんと仕事をした いし、それによって、きちんと経済的に自立したいんだ」と反論しても、「な んで、そんなにガツガツしてるの?」とまるで、暖簾に腕押し状態がほとんど。 最近では、疲れてきちゃって、そう言われるたびに、何も言わず、密かに心の 中で毒づくのです。

 「あなたは、私が男性でも、同じ台詞を言いますか? 『あなたは、奥さん もいるから、いいじゃない。専業主夫になれば』と言うのか」

 女性は結婚したら、夫の収入に頼り切って暮らすのが当然、経済的自立は必 要無いと思われているようです。たしかに、夫の収入だけで暮らしたい、ある いは介護や育児などでそうせざるをえない状態にいる、働くとしても夫の扶養 控除にひっかからない程度のパートタイムにしたいという女性もいます。しか し、フルタイムで働き、自分の収入、つまり労働の評価としての賃金を得たい という既婚女性だっていっぱいいます。育児や介護などが一段落したので、再 びフルタイムで働きたいという女性もいます。それなのに、既婚女性の再就職 は難しいというのは、女性は夫の収入で暮らすのが当然という偏見が一役かっ てるのかもなあと思うこともあります。

 特に、既婚女性でフリーランスというと、仕事は主婦業の片手間にしてると 思われてるのかなあ。

 ホントに首でも吊ったら仕事くれるかしら?

 そうすると、「あいつは危ない」とかえって、仕事くれなくなるかな。

 せめて景気だけでも、なんとか上向いてほしいですよね。

〜○。あわわ後記〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜

 13日のエクアドル・クロアチア戦はおもしろかったです。結果的には、両 方とも決勝トーナメントには進めなかったけど、迫力のある試合でした。クロ アチアはここで勝たなきゃと力み過ぎたのか、何度もチャンスがありながらゴ ールが決まらず、おしいシーンもいっぱいありました。それにしても、すごか ったのは警備体制。競技場周辺は交通規制で車両は入れず、ずっと警官や警備 員がいて競技場まで誘導するし、場内でもいたるところに警官と警備員だらけ。 健康保険証やパスポートによる本人確認はなかったものの、鞄は係員が手を突 っ込んで中味をチェック、金属探知機による身体チェックがあり、ペットボト ル飲料は紙コップに移し替え、紙パックのジュースは全部ストローを刺すよう にいわれたり、ちょっと神経質すぎるかなと思うこともありました。

 次回は6月30日(日)を予定しています。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

                            真魚

                   e-mail:92104094@people.or.jp

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