● Mail Magazine 日々のあわわ 2001年09月18日(火) 第28号
〜○。今日のあわわ〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜
いつか見た風景
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昔々、マーフィーの法則というものが流行ったそうです。「そうです」とい うのは、私も同時代にいたはずなんですが、そのブームについてはあまり印象 に残っていないからです。なんでもマーフィーさんという人が「いくつかの選 択肢があって1つが悲惨な結果に終わる方法であるとき、人はそれを選ぶ」と いう意味のことをいったそうで、それが発展して「マーフィーの法則」になっ たとか。基本的な形は「もしも何か悪いことがおこりそうだと思ったとき、そ れはかならずおこる」だったと思います。歌手の嘉門達夫さんが「マーフィー の法則」という歌を歌っていたことは覚えている程度。
で、なんでそんなことを思い出したかというと、最近、ちょっとした偶然の 一致があったからです。
それは…
「私が夕食にロールキャベツを作ると、義母(つれあいの母です)は急に夕 食がいらなくなる」
我が家は、私とつれあい、つれあいの母(いわゆる姑さんですね)の3人家 族です。私達は全員働いているのですが、つれあいと義母は出勤時間が違うし、 私はほとんど家で仕事をしているので、平日に3人揃って食事をするのは夕食 になります。夕食を作るのは義母か私のどちらかで、皿洗いはつれあいという のがおおまかな役割分担。
予定があって食事がいらないときは、前日までに話しておきます。予定が変 わって、当日になって急に夕食がいらなくなることもありますが、そういうと きはメモを残したり、出先から電話をしたりします。
で、どういうわけか、私がロールキャベツを作ると、義母は夕食がいらなく なるのです。義母はロールキャベツを避けているわけじゃありません。私は夕 食のメニューは、当日の買い物のときに考えているので、夕食に何が出るかは 帰宅してみないと分からないのです。それに、一度、ロールキャベツのコロッ ケ(じゃがいも、ひき肉、玉ねぎ、キャベツで具を作り、キャベツの葉でくる んで、フライにする)を作った時は、3人そろって食べ、義母は「これ、いい ね。手間かかって大変だったでしょう」と言ってたのですから。でも、これは 私が「ロールキャベツのコロッケ」と呼んでいるだけで、料理の分類でいくと コロッケの一変種であり、ロールキャベツじゃないから、ということなんでし ょうか?
こういうと私はひんぱんに、ロールキャベツを作っているように思われるか もしれませんが、違います。我が家は週に一度、野菜の宅配をしてもらってい るのですが、キャベツがひと玉入っているのが、だいたい3〜4ヶ月に一回で、 そのなかでもキャベツの大きさや葉のぐあいなどによって、ロールキャベツを 作りやすそうなときに作るのです。ですから、4ヶ月に一度くらいでしょうか。
それなのに、ロールキャベツを作っていると、「会議が長引いて」とか「お 通夜に行くことになった」「食事会に出なければならなくなった」などと電話 があるのです。なので、最近ではロールキャベツを作っていると「う〜ん、ひ ょっとして今日も…」と思うようになりました。
先日、ロールキャベツを作っているときに、ふといやな予感がしました。し かし、義母はいつもどおり帰宅しました。そこで、「今日は大丈夫みたい」と 秘かに思っていたら、義母は「歯医者さんにいったら歯を抜かれたの。麻酔が 効いてるし、出血もあるし、気持ち悪いから食欲がなくて。急にごめんね」。 もちろん、義母になんの悪気も罪もありません。ベテランである義母は仕事 が忙しいし、ただの偶然の一致です。ただ、こうまで続くと、何かあるんじゃ ないかと思っちゃいますよね。
「だったら、毎日、ロールキャベツにしてみれば?」とつれあいは言うので すが、それは、勇気のいる実験です。第一、毎日、ロールキャベツなんて私が 嫌です。
いつか、義母にロールキャベツを食べてもらえるときもくるでしょう。その ときに、美味しいものを出せるように、精進することにします。
〜○。あわわ後記〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜
「まるで映画を見ているようだった」
アメリカの同時多発テロ事件について、多くの方が同じようなコメントをし ていました。現実とは思えないというか、思いたくないような悲惨な事件です。 今、私が恐いと思うのは、アメリカの大統領がやたらと口にする「報復」とい う言葉です。テロは決して許されない行為です。しかし、暴力に暴力をかえせ ば、また暴力がかえってくるだけです。しかも、アメリカ政府はさかんにイス ラム過激派を容疑者と喧伝していますが、それも、まだ本当かどうか分かりま せん。もしも、免罪だったら、なおさら怨恨を残すでしょう。また、アメリカ 政府はテロを事前に察知してたという報道がありましたが、だったら、テロを 阻止できなかった責任はどうなるのでしょう。
冷静で正確な調査で被疑者が断定できたら、法と理性でもって裁きをしてほ しいと、私は思います。そのために国連のような機関があるのではないでしょ うか?
発行が遅れてすみませんでした。次回は9月30日(日)を予定しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
真魚
e-mail:92104094@people.or.jp
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