● Mail Magazine 日々のあわわ 2000年9月10日(日) 第1号
〜○。今日のあわわ〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜
私は如何にして心配するのを止めてメルマガを発行するようになったか
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はじめまして。「日々のあわわ」の発行人の真魚(まお)です。 「日々のあわわ」の購読申込をいただきまして、どうも、ありがと うございます。
私はなぜ、メルマガを発行しようと思ったのか? その話をまず、 創刊号である本号でしようと思います。
私はフリーランスでライターをしています。
で、のっけから不景気な話なんですが、私の営業努力がたりない せいで、夏の間、ほとんどお仕事がありませんでした。私よりもた くさん仕事をしていたライターたちが「仕事激減!」と言っていた ので、ひょっとするとライター界に不景気の波が押し寄せていたの かもしれません。これは由々しき事態です。会社勤めとちがって、 フリーランスの場合、暇は無収入に直結します。私の場合、暇を謳 歌するだけの蓄えもなかったこと、そのうえ、私はマグロのごとく、 ぐるぐるまわっていないとダメな体質らしく、仕事していないとい うことで、パニックになってしまいました。
そんなとき、連れ合いから、「仕事がないからって書かないと、 いざ、忙しくなったときに調子がでないだろうから、何か書いてみ たら? もしも、締切がないと書けないかもしれないなら、メルマ ガにしてみたら?」と唆されました。何かパニックに陥っていて精 神的に弱っているとき、人はカルトやねずみ講、身の程知らずのメ ルマガ発行などの悪い誘いにすぐのってしまうようです。
もっとも、私も以前から、自分で好き勝手な文章を書いてみたい という思いがありました。ライターというと何か「クリエイティブ」 なお仕事のようですが、署名でコラムをもっている方や、本を出し たり、専門分野を確立しているような方ならともかく、無名でかけ だしの私はいわゆるひとつの「クリエイティブ」からほど遠いとこ ろにいます。
知りあいを通じて紹介してもらった編集者から、仕事をいただき、 編集者の意図を組みとって取材や調査をして、その媒体のカラーや 企画のコンセプトにあわせて文章を考えてまとめる。時々、こちら から、媒体のカラーに合いそうな企画を出して、編集者からOKが でれば、取材して文章にまとめる。というのが、私の仕事です。つ まり、相手の注文にみあった品物を納期限(締切)までに収めると いう一種の職人仕事です。クライアントあってのお仕事ですから、 好き勝手に文章を書くことはできません。
そんな具合ですから、ちょっとした息抜きのため、仕事以外にも、 いままで、見た映画や仕事であったことなどを少しずつ、感想文め いたものにしていました。それをきちんとまとめ、さらに新しいも のを加えていけば、メルマガ出せるかも! いままで、書きたくて も書けなかったことも書けるし、と思ったんですね。ただし直接の 収入には結びつかないし、読んでくれる人がいるかどうかは分から ないけれど……。
さらに私の思いつきは暴走します。あ、そうだ! メルマガだっ たらタイトルがいるなあ。何にしよう?と、ふと本棚を見ると「日 々の泡」という本が目に留まりました。ボリス・ヴィアンのなかで、 唯一読んだ作品です。「泡…アワ…あわ…あわわ…。よっしゃ! 『日々のあわわ』でどうだ。マグロ体質で仕事に追い立てられてる 私に『あわわ』なんて、語感がぴったり」と、私の頭の中で名作の タイトルがアホの坂を転がり落ちていきました。小人閑居して不善 をなす、というのはこういうことかもしれません。
というわけで、半分ヤケ、ほぼ見切り発車でメルマガを始めてし まったのです。でも、始めた限りには誠意と責任もって、やってい きたいと思っていますので、とりあえずは「隔週刊」という締切を 守れるようにがんばります(なんかタレントの某羽賀なみの「誠意」 かもしれませんね)。
〜○。あわわ後記〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜
創刊号というより、景気の悪い残暑見舞いのような文章になってし まいました。
次号は9月24日(日)の配送予定です。何がでるかは、お楽しみ、 ってゆーかー、私にもよくわかっていません。ほとんど、その時々の 思いつきですので、よかったら付きあってやってください。
御意見などございましたら、どうぞ下記のメールアドレスまでお願い いたします。
では、これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
真魚
e-mail:92104094@people.or.jp
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