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『上州物語』 曲目解説 川崎絵都夫この曲は２００６年４月１６日に「NPO法人三曲合奏研究グループ」によって初演されました。（２００６年４月のブログ参照）
曲全体のコンセプト
１）邦楽器版『上毛かるた』…群馬をテーマにした県民に親しまれる邦楽合奏組曲として作曲しました。
２）各楽章ごとに楽器の組み合わせを変える事により、いろいろな編成に対応できることにより演奏機会を増やせる、ということも意図しています。
各楽章の解説
第１章 上州幻想（尺八２、三絃、箏３、十七絃）
群馬の歴史を振り返る
「国の起こり～悠久の時の流れ～戦乱～雄大な自然」
第２章 お蚕さま（尺八、三絃、箏２、十七絃）
近代群馬の発展を支えた養蚕業への思い
「桑畑と蚕～糸車」
第３章 湯釜（尺八３）
白根山の湯釜（酸性度世界一）に象徴される温泉王国としての群馬
「遠くから聴こえる草津節～湯釜の神秘～湯畑」
第４章 花の里（尺八、箏２、十七絃）
高原、里山、庭園、公園、史跡などに群生する花々。花の里としての群馬
「春の芽生え～梅・桜～れんげつつじ～花畑」
第５章 坂東太郎（箏３、十七絃）
多くの支流を持つ利根川、群馬を潤し作物を育む母なる川
「深山の霧の中、葉から落ちる雫～速く、ゆるく流れる川」
第６章 鬼と雷神（おにとらいじん）（尺八２、三絃、箏３、十七絃）
岩を押し出す鬼、群馬を象徴する雷神の登場で勇壮に曲を閉じる
「鬼押出し～雷神（いかずちのかみ）」
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