科目名

総合講座 1

担当教員名

小沼 純一 他

学部

第一文学部

系列種別

広域科目I

単位数

4

配当年次

1年以上

学期・曜日・時限

通年 土5時限

講義内容

この講義では、音楽の現場に携わっている方々を中心にお話をしていただきます。
テレビや映画といったものの映像と音との関係、ポピュラー音楽の多様性、日本やヨーロッパの何世紀も前の音楽、等など、扱う題材はさまざまです。
日々耳にはいってくる音楽とは異なった音楽の世界、その奥行き、魅力といったものに気づいてもらえることと思います。
なお、各先生の担当されるスケジュールについては、最初の授業のときにプリントで配ります。


北中正和
講義内容:世界のポピュラー音楽の概観。および、世界のポピュラー音楽の中の注目すべき動きについてふれる予定です。詳細は映像が入手できるかどうか次第なので、未定です。

東谷護
講義題目:ポピュラー音楽、この未知なるもの
講義内容:本講義では、ポピュラー音楽を学術的な研究対象として正面から扱う、ポピュラー音楽研究 popular music studiesの紹介を研究成果を中心に行う。ポピュラー音楽研究は、20世紀・現代文化を読み解く手がかりになりうることを実感していただけることでしょう。

新井鴎子
人間は言葉の生き物である。本来言葉では語り得ない音楽についても、言葉を通して理解しようとする。純粋な器楽曲よりも歌詞のついた歌の方が好まれる所以である。
この講義では、音楽と言葉との関係について、クラシック・ポップス・ミュージカル等の現場で起きる、様々な音楽と言葉の葛藤を通して考察する。さらにテレビメディアにおいて音楽番組がいかに音楽を言語化しているかについても考える。

城之内ミサ
音楽のアカデミズム、大衆性。それに付随したカテゴライズ。巷にあふれ、飽和され、なおも主張する音楽たちは、いろいろな側面から見、聞いてみることによって、作曲者や国柄、ひいては聞く側としての、本人の心根までも垣間みることが出来きてしまいそうである。音楽を聴くこと、あるいは実際に自ら作曲したり演奏するということは、自分を映す鏡を見ているような感覚ということだろうか。実際の現場で感じた様々な音楽シーン、それにまつわる人々の感覚を、学生の皆さんと一緒に考え、笑い、『音楽』の持つ多様性を探る授業であればと思います。

桜井真樹子
以下の三点を中心に講議を行う。
1. 仏教における音楽観ブッダは音楽と踊りを弟子たちに禁じた。では、なぜ現在仏教音楽があるのか?ということについて。
2.天台声明における胎蔵界曼陀羅供養天台声明の完成された儀式音楽「胎蔵界曼陀羅供養」の説明とデモンストレーション
3.平安時代における女性と仏教音楽
なぜ、女性が天台声明を唱えなかったのか?また、女性が仏教的な音楽をどのような立場と場所で行ったかについて。

濱田芳道
いわゆる「バロック」の時代の音楽について、演奏をまじえて、具体的に話をしていただきます。いわゆる18-19世紀の、ドイツを中心とした「クラシック」音楽と、17世紀イタリア、スペインといった地域の音楽の違いなどにも触れることになります。
授業は、コーディネイターとの対話や学生の質問も積極的にとりいれることになるでしょう。
[小沼記]

川崎絵都夫
映像と音楽を中心に。実作者の視点から語っていただきます。
過去におこなわれた講義については、以下のHPで見ることができます。
http://www.asahi-net.or.jp/~kd2e-kwsk/waseda-1.htm
[小沼記]

小沼純一
講師の方々の紹介と、音楽へのアプローチについて話したいと思います。

授業計画

 

評価方法

12月に各先生方からレポート課題が出されますので、自分が書いてみたいものについてひとつ選択し、提出してもらうことになります。
出席は2/3以上が不可欠です。