読書記録

2018(平成30)年7月〜12月



<凡例>
冊数タイトル出版社
読了日著者初版
評価コメント

<ジャンル分け>
理工系人文系文学社会・実用書未分類

No. 36
2018/12/30
Mr. Miracle: A Christmas Novel (原書) Ballantine Books
Debbie MaComber2015

(コメント)

 
No. 35
2018/12/24
はじめての解析学 微分、積分から量子力学まで ブルーバックス
原岡 喜重2018/11/20

(コメント)

 
No. 34
2018/12/20
The Man Who Mastered Time
時間を征服した男
ハヤカワ文庫SF
Ray Cummings
レイ・カミングス
1972/02/29

  • ハヤカワ文庫SF 51
  • 『宇宙の果てを超えて』に続けて読んだのでよくわかったが、SFというよりも、単なるアクション物。
    舞台は基本的にまだ文明があまり栄えていない場所の、都市部ではなく田舎。要するに、時代考証をあまり必要としない舞台設定。 そこへの移動に、何らかの疑似科学的要素が使われる。
    状況描写もかなり現在形が使われて、要するに映画のあらすじ説明を詳しくしたような感じ。
    この作者の他の作品も読みたいか、と言われれば、正直、時間を無駄にした感が強いが、
    ハヤカワ文庫で古本を見つけた場合は、骨董的感覚で買ってしまうかも知れない。
  • 唯一注目すべき着眼点は、「時間移動できるなら、事件の少し前に戻れば全て解決するのでは?」
    という問いに対し、
    「燃料が足りないから、移動回数、時間のインターバルに限度あり」
    という解を用意したこと。
  • 「偶然、困っている女性を見つけたので、何とか助け出したい」というストーリーが好きな人におすすめ。

 
No. 33
2018/12/05
シンボルスカの引き出し
ポーランド文化と文学の話
港の人
つかだ みちこ2017/11/28

(コメント)

 
No. 32
2018/11/27
低次元の幾何からポアンカレ予想へ
世紀の難問が解決されるまで
技術評論社
市原 一裕2018/01/19

(コメント)

 
No. 31
2018/11/22
Bone Gap (原書) Faber & Faber
Laura Ruby2015

(コメント)

 
No. 30
2018/11/13
私たちは時空を超えられるか
最新理論が導く宇宙の果て、未来と過去への旅
サイエンス・アイ新書
松原 隆彦2018/10/25

(コメント)

 
No. 29
2018/10/31
アートとしての醫学 幻冬舎
臼井 一郎2018/09/20

(コメント)

 
No. 28
2018/10/22
Three Farmers on Their Way to a Dance
舞踏会へ向かう三人の農夫[下]
河出文庫
Richard Powers
リチャード・パワーズ
2018/07/20

(コメント)

 
No. 27
2018/10/16
Three Farmers on Their Way to a Dance
舞踏会へ向かう三人の農夫[上]
河出文庫
Richard Powers
リチャード・パワーズ
2018/07/20

(コメント)

 
No. 26
2018/10/12
源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり 朝日選書 820
山本 淳子2007/04/25

(コメント)

 
No. 25
2018/09/15
Angels: Who They Are, What They Do, and Why It Matters (原書) Bethany House
Jack Graham2016

(コメント)

 
No. 24
2018/08/31
語源でわかる中学英語
knowの「k」はなぜ発音しないのか?
KADOKAWA
原島 広志2018/07/27

中学英語の話ではなく、中学英語レベルの単語を元に、
英単語の綴りと発音の不一致の理由を、古英語・中英語から辿って説明する本。
古英語・中英語というのが珍しい。大母音推移 (great vowel shift) という用語は初めて知った。
これを読むと、不一致ではなく全て規則に則っていることがよくわかる。

希望を言うと、文字を小さめにして、頁数も倍ぐらいにすると、かなりの情報量が盛り込めたと思うが、
この頁数に収めたのでわかりやすくなっているのかも知れない。

 
No. 23
2018/08/23
Norse Mythology (原書) Norton & Company
Neil Gaiman2018

神話なのでいろいろな登場人物が出て来るが、要するに、OdinとThorとLokiの話、
という著者の解説のおかげで、ひじょうに読みやすくなっている。

 
No. 22
2018/08/10
Beyond the Stars
宇宙の果てを超えて
ハヤカワ文庫SF
Ray Cummings
レイ・カミングス
1970/10/31

  • ハヤカワ文庫がまだ9巻目。45年ぶりの再読。
  • 1928年の作品。宇宙が舞台なのに、物理系専門用語がほとんど出てこない。
    斎藤和明のイラスト満載で、ほとんどジュブナイルのような感じ。
    ちょっと調べたら、1928年の時点では、中性子は発見されておらず、
    相対性理論は一応、一般相対性理論が発表されているが、シュレジンガー方程式は1926年なので発表直後なので、
    たぶん、量子力学という呼び方も定着しておらず、これらの理論の一般向け解説書があったとも思えない。
  • 昔読んだ時の記憶では、話が前半と後半に分かれていて、
    前半は相対性理論を超越する新理論により、宇宙の果てを越える航行が実現するが、
    宇宙の果ての惑星に到着した後は、その惑星の洞窟に棲む怪物に仲間が連れ去られて、
    後半は、その怪物との戦いとなる。
    前半のハードSFテイストに比較して、後半のハリウッドアクション的展開がチープで、
    読んだ当時、そのあまりのギャップに違和感を感じた。
    どういう結末なのか、ずっと知りたいと思っていたが、先日、古本市で見つけて、45年ぶりの再読が実現した。
  • 今回再読してわかったのは、この話は、そもそも謎の怪物にとらえられた2人の男女を助けに行くのが目的であり、
    前半の宇宙航行はおまけに過ぎない、ということ。
    要するに「宇宙の果てを越える」のがテーマではなく、「宇宙の果てを越えた後」がテーマだと言うこと。
    勝手に勘違いしていたこちらが間違いだった。
    また、怪物との戦いの部分は、地球人側2、3名、現地人2、3名、v.s. 怪物、という戦いと思っていたが、
    実際は最終的には、その星を怪物を使って征服しようとしていた者と、現地種族間の、軍対軍の戦闘シーンとなっていた。
    それにしても、宇宙旅行を持ちかけられその場で承諾して、戻る見込みのない旅に出たり、
    そもそも、同じ時代に戻れないということがほとんど認識されていなかったり、
    現地種族間の闘争が、単純に勧善懲悪的二者対立で描かれていたり、
    基礎的な考察がまったく欠けていて、今の小説ではまずあり得ないが、
    黎明期のモノクロ映画的物珍しさがある。

 
No. 21
2018/07/26
ガロアの数学 「体」入門 魔円陣とオイラー方陣を例に 技術評論社
小林 吹代2018/06/09

(コメント)

 
No. 20
2018/07/16
The Honey Queen (原書) HARPER
Cathy Kelly2013

(コメント)

 
No. 19
2018/07/09
MATHS IN MINUTES: 200 Key Concepts Explained in an Instant (原書) Quercus
Paul Glendinning2011/10

(コメント)

 

読書記録 2018
(平成30年)1月〜6月
『枕草子*砂の本』 読書記録 2019
(平成31年)1月〜6月

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三島 久典