素因数分解の報告(3)


 Subject: Re: 素因数分解の報告(3)
    Date: Sun, 21 Sep 1997 21:00:09 +0900
    From: Satoshi Tomabechi <mint@fa2.so-net.or.jp>
      To: kc2h-msm@asahi-net.or.jp

こんにちは、三島さん.苫米地です.

二つ素因数分解ができましたので、報告します.

// Lucas 452
29001028024953900984313041245177567815245023782445459495997231387219089119913116659925446120247=
7 * 2568263 * 81890647 (既知の素因数)
* 89094951197482271491277996993512149 (今回分解した部分 C80)
* 2210998567519276821684677991308689801297601
cputime 34:22:55:47

// Fibonacci 437
9508538889419983751537370155126617127476264588285666000776628768583891942233546680671759717=
37 * 113 * 28657 (既知の素因数)
* 3955434352527379623598597 (今回分解した部分 C83)
* 49515268247820822204156890633
* 405200132445106923681094442501
cputime 43.5h

>ちなみに私の結果は、ubasic添付の ECMX で curve 200 までやって、
>見つからなかったものを未解決としています。
>また私の環境では、MPQSX は、62桁ぐらいまでしかできません。

そんなにやって分解できないのであれば、ECM による分解では、未解決の
整数は分解できそうもないですね.ぼくの ECM のプログラムは、UBASIC
のソースをそのまま、C++ に移植しただけのものですから同じ結果に
なるだけで、あえて ECM を試すのは時間の無駄ということですね.
あとは、MPQS 法にたよるしかない訳ですが、UBASIC の MPQSX は確かに
60数桁までしかできませんが、木田氏による PPMPX というプログラムが
あって、Win3.1以上のコンソールモードで動作し、100桁までは分解できる
そうです.このプログラムは、木田祐司氏のホームページにあります.
興味ある方は、それで試してみるとよいでしょう.そしてぜひ、未解決
一覧の整数の分解に参加していただきたい.100桁の整数の分解は、単体
で行えば 3ヶ月以上かかるが、木田氏の PPMPX は分散処理も可能なように
なっているので、共同で行えばもっと速く分解できます.10人集まれば、
1,2週間で分解できて、そんな試みも面白いかも知れませんね.


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三島 久典