'99.diary(後半)

 

 

12月31日  終わりは始まり

「アト1日」の文字が名古屋のタワーズに表示されている。
バイトをしていても特に何も変わったようなところはないし、いつも通りの時間が過ぎて行く。
それでもなんとなく感じる。一つの年が終わって、新しい年が始まろうとしていることを。1999年が2000年に変わろうとしていることを。2000年問題とか、ミレニアムとか、そういった周りが騒ぎ立ててるものじゃなくて、もっと、心の中に働きかけるもの。夜、外に出てみると、冷たい空気が身体を撫でていく。曇っているのだろうか、星は見えない。耳を澄ませていると遠くから聞こえる、あちこちから、除夜の鐘が・・・。
みんなはどんなふうに節目を感じているのだろう。紅白歌合戦、レコード大賞、忠臣蔵、カウントダウンパーティー、年越しライブ、行く年来る年、正月限定玩具、お餅、おせち料理・・・。

来年もよろしくお願いします。いくぜ2000年!!

 

12月30日  いつもと違う一日

バイトが終わってから、バイトの仲間とボウリングに行った。2ゲームやったのだけど、みんな働いたあとで疲れていたせいか、散々なスコアであった。4人で行って、なんとトータル最下位だったのです。どうせ正月に友達と初詣のあとでたまころがすんだからその練習と思えば・・・って、あんまり練習になってなかったような気も(汗)
ゲームの途中でなんといきなりスコアの表示がクリアされてしまった。しかも他のレーンも全部である。なんだ?2000年問題の発動か?ってまだ2000年じゃないやんか〜!しばらく経って元通りになったからよかったけど。
私はボールを左手で投げる。日常の生活は右利きなのだが、物を投げるときだけ左利きになるのだ。あと蹴飛ばすのは左足を使うね。だからみんなに驚かれる事が多いかな。でも今まで同じような人には会ってきたし、意外といるのかもしれない、私のような人は。

本来なら今日は親戚のうちに行って餅つきをするはずであった。だけど色々思うところがあって今年は行くのを止めた。別の理由だろうが姉も欠席したらしい。ここ数年は従兄弟たちもめっきり顔をださなくなり、餅つきは年寄りの道楽じみてきた。前日から下準備をし、もち米は竃で蒸し、臼と杵でつくのである。体力と勘が必要になってくる。だから先達の行動を観察し、少しずつ真似てみる。最初は餅一つ丸める事もなかなかできなかった。
毎年12月30日は餅つきの日である事が当たり前で、従兄と遊べる事と、つきたての餅が食べられる事と、叔母の作る豚汁が食べられる事だという日でもあった。(こうして見ると食べてばかりみたいだね・・・。)だから今日は12月30日だという実感が湧かない。年の瀬だということはわかるのだが、明日で1年が終わる日だという感覚があまりない。それだけこの行事は私の中で重要な位置を占めていたのだ。
来年行くかどうかはわからない。でも今日、行けばよかったと後悔した。だからきっと行くだろう。今ではあまり見かけなくなってしまった伝統行事を体験するために。そしてできることならそれを続けていくために。日本人の末裔である事を実感するために。

 

12月29日  年越し準備

やっと部屋の掃除が終わった。
こうしてみると私の部屋というのは結構広いなあと感じる。部屋もやはり使い様だな。本の整理をしていて、随分と本を買ったものだなあと思う。夏休みあたりにかなり衝動で購入したものが多いかな。活字本もコミックもいろいろ。こいつらの整理が一番厄介だった・・・。
台所では正月用の御節料理を作ったり、明日の餅つきの準備をしたりと大忙しだ。小豆を煮て、もち米を水にさらし、のし板やバットやいろいろな器具を倉庫から運び出したり、昆布を巻いたり、膾を煮たりしていた。注連飾りも買ってきた。
お正月を迎えるにあたって大掃除をするのはすす払いってことで厄を落とす意味合いがあるし、おせち料理を作って正月に食べるのは縁起をかついでいるんだよね。海老も黒豆もたつくりも昆布巻きも紅白膾もそれぞれにちゃんと意味がある。
スッキリした部屋、昆布と鰹だしの匂い。年の暮れをひしと感じる。

 

12月28日  Rap「I feel blue」

なんかとことんツイテナイ やることなすこと最低
うまくいかない うまくいかない 何かがちょっとずつずれてるみたい
注意力足りないだけなのかも 身体はばててるわけじゃないのに
すれ違ってる すれ違ってる あなたと私のその関係も

携帯かけてもつながらない あの子はどこで何してるのかな
今すぐに伝えたい事あるのに みんな心配しているのに
笑って誤魔化しても見透かされてる
私の言葉 仕草 表情 全部

いつもと同じ風景なのに 変わらない日常であるはずなのに
違って見えるのは私がいつもと違うから?

すべてが予想はずれ 何もかも見当はずれ
あなたと私の思考のずれ それでもきっと判りあえるいずれ

ふさぎこんでる暇はないよね
さあ 鏡の前に立って Smile Check して微笑んでみせて
ほら やっと自分を取り戻せた気がするよ・・・

 

12月27日  身辺整理

年の暮れになってきて、部屋の掃除をしたりする人も多いだろう。大学に行ったらあちこちで念入りに掃除がなされていた。学生課に用事があっていったのだが、課長が机を移動させてうんうん言いながら掃除していたのでしばらく待たされたりした。
実はまだ部屋の掃除がやりきれていなくて、まだ散らかったままなんだけど(汗)、今年も後5日しかないし、年末はほとんどバイトが入ってるからちょくちょく手をつけて片付けていこうと思っている。
私はいらないものでも取っておいてしまうたちなので、明らかに使わない、いらないような代物でもずっと仕舞っておくことがよくある。いつか何かの役に立つだろうと思うのだが役に立ったためしがないのでいい加減この癖も直さなくてはならないと思いつつも、部屋の中のものは一向に減らない。未練がましいと言うか、貧乏性と言うか、無駄なことをしているような気がする。
PCの中身も、思いきって要らないファイルなどは削除した、と思ったらハードディスク3.2GB(少ない?)のうち1.5GBも使っているのだ。私は何をそんなに使っているのだろう・・・。まだまだ余分なものがインストールされてるのかなあ。でも容量が足りなくて困ってるわけじゃないからまいっか。

 

12月26日  コーヒー・アロマ・リラックス

久しぶりにコーヒーメーカーでコーヒーをたてた。
豆の置き挽きをしてなかったから、まずミルで豆を挽くところから始まった。がりがりと音を立てながら粉々になっていくコーヒー豆は香ばしくて好い匂い。挽いた豆と水をメーカーにセットして、しばらく待っていると部屋中にコーヒーの香りが広がって、琥珀色の飲み物が出来あがる。
今日はちょっと豆を荒く挽いたために、水っぽくて薄いコーヒーになってしまった。
コーヒーを飲まなくても、コーヒーの匂いをかいでいるだけで気持ちが落ち着いたりすることはよくある。それはコーヒー以外でも私が好きだったり、私が欲している香りがあって、その香りを体感することによってリラックスできたり、気分転換になったりする。アロマテラピーや香道が最近人気だったりするけど、ちょっと気になってたりする。機会があれば勉強して見たいねえ。そう思うと、匂いって不思議。
今日の分でコーヒー豆がなくなっちゃったから買いに行かないとなあ。

 

12月25日  夢の跡

クリスマスは今日なんです。でもでもどうして昨日のイブの方がイベントとして盛り上がってるのかとっても不思議。ケーキもお菓子もクリスマスグッズも24日の夜から25日になると途端に安売りしてる。キリスト様は前日に祝われる方が良いのかしらね・・・なんちゃって。
バイト先で店長がお菓子の詰まったクリスマスブーツをくれました。最初聞いたときは手のひらサイズでキャンディーが少し入ってる程度のものだと思っていたら、高さ40cmくらいのポケモンブーツだった!!当然お菓子もわんさか入っている・・・と思ったら意外と上げ底なんですね、あれ(苦笑)。
小さかった頃はすごく欲しかった、クリスマスブーツ。あの赤い靴の中にお菓子が入っているということ自体が新鮮で、クリスマスが近づく頃にならないと手に入らないからいつも親にねだっていたのを覚えています。
でもまさか21歳になってまでもらえるとは思わなかったね・・・なんだか童心に帰った気分で嬉しいんだけど、これを素直に喜ぶべきなんでしょうか。
ちなみにポケモンブーツだけあって、中に入っていたお菓子はポケモン関係が多かったですよ。初めて食べるお菓子の多いこと・・・。

 

12月24日  クリスマスイブだから

今日はクリスマスイブ、よって集中講義でした。なんか毎年補講か集中講義で潰れますねこの日は。でもどうせ暇があればバイトしてるんだけどさ。
で、集中講義なんですが、朝10時からマルチメディアとインターネットについての講義とビデオ鑑賞を延々と16時くらいまでやってました。もっと遅くなるかと思ったけど、担当の先生が早く帰りたかったらしいのです。でもこの人、見た目30代のおにーさん(?)なんだけど、なんかこう学生をバカにしたような発言がちらほらと出ていたのは癪にさわりましたねえ。「文系大学だとこういうこと講義してても学生の反応がさっぱりでねえ。」「よりによってクリスマスイブなのに授業なんてしたくないんですけどね。」って、だったら無理にやらないで下さい。だって駅からのバスは定期じゃないからお金かかるし。
あと「PCで取り扱う情報の最小単位をバイトって言うんですけど、皆知らないよね。」ってなんですか。じゃあ知ってた私はなんなんでしょう。フロッピーディスク一枚の容量が1.44MBって知ってちゃいけませんか?あとメディアやパソコンに関する問題集を解かせて「これが半分以上できないようじゃ就職は難しいよ。」って脅すのも止めてください。ちなみに35問中16問しか解けませんでしたが(くぅー)。
A4用紙を渡して「インターネットについて論じよ」っていうのを15分で書かせるってのも無茶苦茶な気が・・・。しかも15分きっちりと計ってる。15分じゃかけんぞ。無理矢理書いたけどね。
講義は聞いててとても楽しかったです、内容が興味深いものでもあったし。
来週も集中講義です。なんて慌しい年末。

 

12月23日  名駅フィーバー

セントラルタワーズの展望台がオープンした。今日は早番でバイトだったので朝6時半過ぎには名古屋駅についていたがすでにもう長蛇の列が出来ている。なんと徹夜組もいたらしい。たかが展望台ではないか。まあ名古屋で一番高い建物だからそれなりに見晴らしもいいのだろう。それにしても入場料が1000円ですか。私にはちょっとためらう金額だわ。
タワーズには2フロアで飲食店がたくさん出来たので、そのせいかバイト先は暇であった。暇って言っても休日にしてはってことだから店はそれなりに混んでいたんだけどね。私は余程忙しくない限り忙しいって言わないから他の人とは語弊があるらしい。
バイトが終わってからタワーズ周辺を偵察に行ったが、一時のピークは過ぎたのだろうか、思ったほどの混雑はなかった。でも展望台へ行くのに一時間待ち?絶対いかねー。ほとぼりが冷めた平日の昼間あたりになら行くかもしれないけどさ。
3月には高島屋が開店し、5月にはマリオットアソシアがオープンする。百貨店が新参するので他の百貨店や地下街の店舗が売上確保でいろいろと趣向を凝らしている。名古屋はこれで経済の活性化を見こんでいるらしいのでさてどうなることやら・・・。

 

12月22日  冬至満喫

今日は冬至。1年で一番日の短い日。この日は南瓜を食べてゆず湯に入る習慣があるんだよね。南瓜はカロチンとV.Aが多くて風邪予防に、ゆず湯には厄を払う意味があるとか。
当然の如く今日の食卓には南瓜が並んでいた。南瓜を薄切りにして、ラップをかけてレンジで10分くらい温めるだけなんだけど、この調理法が一番南瓜の味を噛み締めて美味しく食べられると思う。簡単なので一度やってみてはいかがでしょう?
我が家にはゆずの木がある。だから今日もお風呂には5個ほどのゆずが浮かんでいた・・・。普通は1個か2個あれば十分だと思うけどなあ。厄除け効果は抜群に違いない。
しかし父よ、頼むからゆずをつぶさないで下さい。果肉の浮いたお風呂には入りたくないんですけどね・・・。

 

12月21日  めざせ名駅マニア

名古屋駅のセントラルタワーズが一部オープン!といっても駐車場とエントランスホールくらいなんだけどね。23日になれば飲食店街と展望台がオープンして人でごった返すに違いない。
上に行くためのエスカレーターが上下4台あって、その前にタワーの案内所があった。いつの間に出来たんだ、一昨日コンコースを歩いたときは無かったぞ。
今までずっと広小路口から中央コンコースには行くことが出来なかったが、ついに通路が出来たようなので歩いてみることにした。ベーカリーショップとコンビニが新しく出来ていた。広小路口の一角にあった喫茶店は場所はそのままで改装されていた。この通路が出来たことによって名鉄の乗り場と百貨店にに行きやすくなった。
名古屋駅の中でバイトをしているとやはりいろんな事を訊ねられるので、できるだけ答えられるようにしている。だから暇があれば駅の中や駅周辺はよく歩き回った。セントラルタワーズのお陰でここ2年くらいの間でかなり名古屋駅は変わっている。名駅マニアとしてはそれらを網羅して歩くガイドブックになれるくらいになりたいな・・・。なーんてね。

 

12月20日  だから煙草は嫌いなんだってば。ついでに警官も嫌いなの。

大学の後輩が禁煙宣言をした。吸うと私が嫌がるから吸わないという。いや、私が何気なく言ってしまった一言が引き金になったかもしれない。
「私ね、警察と喫煙者ってあんまり信用できないんだよね。」
言い過ぎだとは思っている。でもこの言葉はものの弾みで言ったわけではなく、以前から感じていたことだ。4年ほど前だがこんなエピソードがある。
ある時、駅で友人(男)にばったりと会った。二人とも高校の帰りだったので当然ながら制服を着ていた。久々の再会だったので色々と話し込んでいるうちに友人がおもむろに煙草を取り出した。彼は私が煙草ギライだと言う事を承知の上で吸おうとしている。私は文句を言ったがそれを聞くような男でもなかった。私はそれ以上止めなかった。火をつけた瞬間、なんとタイミング良く(?)そこをパトカーが通りかかり、当然ながら学ランで煙草を吸う友人を見つけて警官がやってきた。
タバコを取り上げられ、名前やら住所やら高校名やら家族構成親の職業まで根掘り葉掘りつっけんどんでそりゃもう偉そうに友人へ質問を投げかけ、ノートにメモをする警官。友人への尋問が終わったら次は私の番である。一緒にいるのだから疑われても仕方がない。でも私は吸っていない。それでも警官は「一緒に吸ってたんだろう?」としつこく食い下がる。友人も私を弁護してくれていた。なんとか警官を諦めさせることができたが、帰り際、警官はなんと友人から取り上げた煙草を箱ごと千切って道端に捨てたのだ。予想外の行動に唖然とする私。呆れて怒る気にもなれず、警官は車に乗って去っていった。
何なの今のは。どうして道端に捨てるの?ゴミはゴミ箱へって幼稚園児でも知ってるわよ。警官はオヤジだったけど、何でゴミを悪びれもせず捨てられるんだろう。ゴミって言うか煙草だけど。いや煙草なんてゴミ同然か。
以来警察はあまり信用しない事にしている。少なくとも愛知県のT署とK署はね。
煙草を捨てるので思い出したが、大学の先生で吸殻を窓から庭に投げ捨てるのでそのことを言ったら「煙草は害虫駆除に役立つんだぞ」などと言われた。本当かもしれないが無茶苦茶な言い訳だ。
授業中に煙草を吸う教授がいた。学生がプレゼンテーションをしているのに「ちょっと煙草吸うわね」と言って教室の中で吸っているのである。非常識も甚だしい。当然女子学生の評判はとても悪い。学生以外でも評判は良くないらしい。
そうでなくとも所かまわず煙草を吸う人は多い。歩きながら、携帯で話しながら、禁煙マークがあろうがなかろうがお構いなしだ。
バイト先では以前禁煙席があったが1年ほど前の改装の際に無くなってしまった。社員は全員喫煙者だから非喫煙者のことなんか判ってないのだろう。
喫煙者は信用できないと言うよりも喫煙者の態度がでかいから気に入らないと言う方が正しいかも知れない。周囲に迷惑をかけているってことを自覚して欲しい。
後輩の永久的禁煙を切望する。

 

12月19日  年賀状作成

「12月20日までに投函すると【2000.1.1.】の消印がつきます」
それにまんまと踊らされて(?)あくせく年賀状を書く私・・・。
えっと、年賀状作成にPCは全く使いません。プリントゴッコと墨と筆といろんな太さのペンとコンビニのコピー機が主な使用器具。(どんな年賀状なんだか)
今日は遅番でバイトが有ったこともあって未だ完成せず・・・。果たしてミレニアムスタンプは押してもらえるのか!?
最近は年賀状だけの付き合いの人も増えたかな。大体40から50枚くらい書くけど高校の一時期は80枚くらい書いてたような・・・(汗)それだけ当時はいろんな事やってたんだよね。
年賀状は元旦に届けるのが私の主義です。周りの人達は届けばいいやとか来た人にしか出さないとかいろいろ言ってるけど、新年の挨拶はやっぱり元旦にしたいからさ。

 

12月18日  掛け持ち忘年会

早朝からバイトして、そのあとで2つの飲み会があった。
はじめは高校の友達と女5人で鍋を囲んでいた。実は外で鍋料理を頂くのは初めてだった。今日集まった子達はえてして大人しい子が多かったのでぎゃあぎゃあ騒ぐような事はほとんどなく、せいぜい鍋の中身の争奪戦を繰り広げた程度だったかな。鍋奉行なるものはいなかったのでもう大変よ。体調の悪い子がいたのでお酒はほとんど入らなかった。
それが終わって解散して、今度はバイトの友人に誘われたコンパに出た。半分以上知らない人だったけど、みんな岐阜出身だったり大学が岐阜だったりしてなにかしら共通項があり、話が合わないということはあまりなかった。ただメンバーの一人がなんと2時間半も遅刻をして大顰蹙を買っていた。だってね、店のオーダーストップがかかってもまだ到着しないんだよ、遅すぎ!
そうそう、その時はいった店がすごく好い雰囲気でね、店員さんの応対がすごく丁寧だったし、食事を取り分けてくれたり、割り箸の包みで箸置きを作ってくれたり。ウサギの形をした箸置きを作ってくれて、やりたがりな私は店員さんに作り方を教えてもらっていた。ウサギと亀とクジャクの3種類をつくった。
忘年会、年忘れをするということなんだけど(そのまんまやん)、私はその歳に起こった事をいやなことであっても忘れたくはない。どうせ時が経てば忘れてしまうこともあるだろうし、時間が経過しなきゃ忘れられない事だってある。忘年会や新年会は、それと称してしばらく会っていないような友人と連絡を取り合ってお互いの事を話すような場であると思っているから。飲み食いしたり遊んだりする事は二の次なのね。

 

12月17日  おさいふ。

財布を買ってしまった。
以前から買い替えようと思っていたのだよね。使えないほど壊れていると言うわけでもないけど、端の辺りがぼろぼろになってきたし、赤い財布は散財するという話を聞くので。今の財布は真っ赤なのだよ、見事に。それがまた気に入ってたんだけど、赤の持ち物がほかにないので鞄の中で浮いた存在でもあった。
今度の財布は黒。今まで持っていたものよりも少し大きくなった。昔に比べてだんだん財布が大きくなってる気がするなあ。かといってお金がたくさん入ってるわけじゃないのにさ。それにお財布を買っても、お約束通り中に入れる現金がないんだってば。