ここではドコモ携帯電話を中心とした雑学コーナーとしてご説明します。
Q1.現在感度を上げるアンテナや感度アップ用のグッズが売られているけどどうだろう?
はっきりいってほとんど効果が無い上に、携帯電話の基本性能を落としてしまう可能性が高いので止めた方が良いです。
携帯電話のアンテナは携帯電話全体の性能を考慮して設計されています。
それをまったく考慮しない没用のアンテナがそれ以上の性能が出せるとは考えられません。
アンテナの長さはその電波の周波数により高率良く送受信できる長さが決まりますのでやたら長いアンテナはまず性能が落ちます。
(3/4λ波長と言って売ってる30cmくらいのものはかなり性能が劣化するようです。)
ただ標準のアンテナと同じ位の長さでロッド式(棒状)のものは標準のアンテナを伸ばしっぱなしで使っているようなものですからそう言う意味では感度は安定します。(そのかわり持ち運び難く重くなるけど。)
特に同じ位の長さのもので太いタイプのアンテナは受信周波数帯域が広くなる利点が有りますので受信状態が良くなる事も有りますがまれでしょう。
また、携帯電話は電力を電磁波にエネルギー変換して放射する訳ですが、このときアンテナと端末が上手くマッチングが取れていないと電力がうまく電磁波に変換出来ず本体に熱として残ってしまいます。
最悪のケースでは端末が故障してしまう可能性も有ります。(当然、有料修理となります。)
またアンテナで放射ロスが大きくなると送信出力が低下しますので基地局から送信出力を上げるよう端末に指示しますので著しく電池の持ちが悪くなるケースも有ります。
アンテナを交換しますと例えアンテナと関係ない不良が発生しても不正改造とみなされ無償修理を断れてしまいますのでご自分の責任の上おこなって下さい。
それでもアンテナを交換される場合はせめて最初に付いていたアンテナは捨てずに取っておきましょう。
アンテナを元に戻せば無償修理してくれますので。
また感度の良くなるシールや電磁波を防ぐシール等が売られていますが私の知っている限り効果の有るものは無いです。
Q2.かっこいいので、スケルトンケースを買ってきて付け替えているんだけど、調子が悪いんでドコモショップにいったら「違法改造ですから、戻さない限り修理受付出来ません。」と言われた。俺、何か悪い事した?
まず携帯電話ですが、法律的には無線機の一種類となります。
その為、国内では電波法という法律が適応されます。
電波法では電波を出す無線局(CB無線やアマチュア無線等)は電波法に適合している事を証明するために製造メーカーが技適検査を受けて認定を受ける必要が有ります。
携帯電話も同じ無線機ですので、製造メーカーが認証を受け技適番号が発行されていす。
(電池の裏に書かれているあれ。)
その為、ケースを開けて改造出来ないように専用ドライバーを用いて簡単にケースを開けられないようになっています。
つまり、スケルトンを装着する為に開けた瞬間から技適番号の効力が消滅し、次に電波を放射した時点で厳密にいうと電波法の違法となってしまいます。
実際には、証明が困難な事と、電波出力を上げることが構造的に難しい為、この法律が適用されて検挙されたケースは無いようですが、故障受付を断われてもしかたありません。
最近、端末機に塗装している方がいますが、この場合はケースを分解せず塗装するとボード内部に塗装液が入り込むので故障受付対象外となりますし分解して塗装した場合は上記の理由で故障受付が断わられてしまいますので、あくまでも御自身の責任で判断してください。
また、携帯電話は超精密機械ですので開けた時の手垢や手油でもボード内部から錆が発生しますので後々故障の原因になりますのでやめましょう。
また冬場など乾燥している状態ですと身体に帯電している静電気対策をきちんとしないでボードを触ると一発で壊れますので止めましょう。
Q3.ドコモの携帯はP210iハイパーとかD210iハイパーとか最後にハイパーと付く端末が有るけれど、なんか意味があるの?またムーバとByシリーズは何が違うの?
元々はデータ通信の通信速度がの2400bpsのもの(P,PU等)から9600bpsの端末(PUHYPER、DUHYPER以降の機種)に変更になった際にHYPERと言う称号が付けられました。
また、ムーバはドコモブランドの商品で、ドコモの規定した仕様内で製造されるシリーズです。
その為、カタログには製造メーカーがうたわれていません。
HYPERはムーバの商標登録ですので全てが9600bps移動機になった現在はムーバ=HYPERとなります。
このムーバに参加している製造メーカーは古くNTT時代からの深い関係が有りムーバはドコモと製造メーカーとの共同開発となっています。
また、Byシリーズはドコモの仕様にとらわれず製造されるシリーズで個性を出しやすい特徴が有ります。
(SOのジョグダイアル、SHのザウルスとの連携など。)
その為かByシリーズでは、カタログに製造メーカー名が記載されています。
HYPERはムーバシリーズの商標登録がされており全ての端末が9、600bps化している現在はムーバ=HYPERと言っても良いでしょう。
その他にメーカーブランドが有りますが、製造メーカーが直接取引先を経由して販売しているもので、修理等メンテナンスは直接製造メーカーがおこないますのでドコモショップでは修理出来ません。
(判断基準としてメーカーブランドは本体の販売元が製造メーカーとなっています。ムーバ、Byについては販売元はDoCoMoになっています。)
またドコモの衛星携帯とディアルでの使用が出来る機種はムーバシリーズのみとなっています。
最近のドコモ移動機ではムーバグループからFOMA開発メーカーに中心となるメーカーをシフトする事もありムーバと言う名称は使わなくなってきています。
Q4.ちょっと相手の話が聞きづらい気がして携帯電話を耳に押しつけてつかっているけど問題ないよね?
耳に携帯電話をおしつけて通話していると、電波が身体の方に逃げてしまい感度が落ちてしまいます。
(20〜30%くらいおちるようです。)
出来れば耳から少し離して使って下さい。
通話時の持ち方も携帯電話本体のまんなかを持つより下の方を持った方が電波が体に逃げづらくなります。
携帯電話は本体上部に送受信部分が集中していますので出来るだけここを持たないようにしましょう。
また車で利用される事が多い方は、イヤホンマイクをお使いする事をお勧めします。
(当然ですが運転しながらの通話は止めましょうね。)
これでしたら携帯電話本体を耳にあてる必要は有りませんし、携帯電話を受信状態の良い窓際に置く事も出来ます。
へたな車載アンテナを付けるより、この方が安定して受信出来る場合が多いです。
車載アンテナは車外アンテナから携帯電話間の電気的なロスが馬鹿に出来ませんので。
それから、同じ原因ですがアンテナに触りながら通話するのも受信感度が下がるのでやめましょう。
また、良く携帯電話を横に寝かした状態で通話している方がいますが基地局のアンテナと携帯電話のアンテナが平行になった時に最大の感度となりますので携帯電話は出来るだけ立たせた状態で使いましょう。
Q5.ドコモのデジタル800MHz携帯電話の形式名にはどんな意味があるの?
10*シリーズ以前・・・フルレート端末 音は良いが繋がり難い。
10*シリーズ・・・・・・・ハーフレート端末 音は悪くかつ少し繋がり難い。(最近は利用者が減った為、逆につながりやすい場合も。)
2**シリーズ・・・・・・・ハーフレートデュアルバンド端末 音は悪いが良く繋がる。
203シリーズ・・・・・・かなショートメール対応端末
206シリーズ・・・・・・漢字ショートメール対応端末
207シリーズ・・・・・・日本シティメディア帯対応端末
208シリーズ・・・・・・ハイパートーク対応端末。
209シリーズ・・・・・・20×シリーズにiモード機能を付加させた端末。
210シリーズ・・・・・・209のマイナーチェンジ
211シリーズ・・・・・・1.5Gと800MHzのデュアル端末。
30*シリーズ・・・・・・・DoPa対応端末
40*シリーズ・・・・・・・自動車電話
50*iシリーズ・・・・・・・iモード対応端末 501シリーズ・・・・・ハーフレート端末。
502シリーズ・・・・・ハイパートーク対応端末。
503シリーズ・・・・・JAVA対応ブラウザ搭載端末。
601シリーズ・・・・・・・付加価値機能端末
8**シリーズ・・・・・・・PDC+PHSディアル端末
P*** 松下通信工業製(パナソニックのP)
D*** 三菱製(ダイヤモンドのD)
N*** NEC製
F*** 富士通製
M*** モトローラ製
R*** 日本無線製(JRCのR)
E*** 日本電装製(自動車電話)
TS*** 東芝製
SO*** ソニー製
KO*** 国際製
SH*** シャープ製
NM*** ノキア製
SA*** サンヨー製
KY*** 京セラ製
ER*** エリクソン製
DE***日本電装製
頭のローマ字1文字はムーバ、2文字はByシリーズです。
です。(間違っていたらゴメンナサイ) m(_ _)m
Q6.昔、電池は継ぎ足し充電しちゃいけないって聞いたけど今はどうなの?
昔使っていたニッカドやニッケル水素バッテリーはメモリー効果というものが有りました。
これは、完全に放電せず、継ぎ足し充電を繰り返すとすぐ使用時間が短くなってしまうものでした。
(完全に放電して、充電し直すと症状が軽ければ復活する場合が有る。)
しかし、最近主流になっているリチウムイオンバッテリーはこのメモリー効果はほとんど有りませんので、継ぎ足し充電を繰り返しても大丈夫です。
ただ、充電池というものは、その充電回数がそのバッテリーの寿命と密接な関係が有り、少しでも長く使いたいので有れば、ある程度使い切ってから充電をし、充電回数を出来るだけ少なくした方が上手な使い方です。
また、機種にもよるようですが、充電器に長い時間(数日とか数週間とか)乗せっぱなしにするのは避けた方が良いです。
充電器がかってに充電を繰り返し、電池の寿命をいちじるしく低下させてしまいますから。
Q7.買ったばっかりなんだけど、本体に傷をつけちゃって気になるのでケースを交換したいんだけど、高いんだろうか?
Fケース交換 3,700円
Rケース交換 2,900円
FRケース交換 3,800円
ボード交換 7,000円
アンテナ交換 2,200円全て消費税は別途です。(2000年9月現在)
以上はハーフレート端末の価格でドコモ全管轄会社統一です。
フルレート端末は管轄会社で異なります。
ドコモテクノのお店でしたら即日修理(15〜30分程度)出来ます。(一部を除く)
最近の機種はDSではボード交換不可ですので預託交換かメーカー修理となります。
Q8.ドコモの携帯電話の保証期間ってどのくらいあるの?
携帯電話本体は新規加入時(機種変更時)から1年間が保証期間ですので自然故障の場合無償で修理出来ます。
自然故障とは、外傷(落としてしまったなど)や水没の無い状態で正常に動作しなくなった場合を言います。
充電器なども1年間が保証期間です。
もし保証書を無くしてしまっても携帯電話本体はショップで購入日がわかるので問題有りません。
電池に関しては消耗品なので3ヶ月間しか無料交換期間が有りませんので、電池が関係するトラブル(使用時間が極端に短い、本体と激しくがたつくなど)が発生したらすぐドコモショップへ行って下さい。
Q9.この間、水に濡らしてしまってから、調子悪いんだけど修理出来るかな?
今までドコモは水に濡らしてしまった場合は修理不能扱いになってしましたが最近故障を受け付けるよう変更になったようです。
ただし、3万円程度かかるようで場合によっては同じ電話番号を使っての機種変更の方が安いケースもあります。
携帯電話は特に水に弱いので注意して下さい。
携帯電話を持ったままで保冷車に頻繁に出入したり、車のエアコン吹き出し口のホルダー(ジュース用のもの)に携帯電話を置いていると外気温との温度差の為、携帯電話内部で結露してしまい結果水濡れになってしまいますので注意しましょう。
Q10.良く白ロムとか半黒ロムとか聞くけど何なんだろう?
まず、メーカーから出荷されたばかりの電話番号がまったく投入されていない状態の携帯電話を白ロムと言います。
ドコモの場合F(メニュー)→0で電番を確認すると1234567と表示されます。
ドコモショップで在庫している携帯電話はこの状態で、店頭で新規登録の際に電番を投入します。
また、ドコモショップなどで解約し電番を抜いた後の状態も白ロムです。
次に電番が入っていて利用中の状態を黒ロムと言います。
量販店で在庫されているものは電番は投入されていますが契約が完了するまでの期間は利用出来ませんので半黒ロムと呼ばれています。
最後に強制解約などで電番は登録されていても利用出来ない端末の状態を一般に灰ロムと呼びます。
Q11.最近ドコモでiモードってサービスがはじまったけど、似たようなサービスでWAPってのが有るようだけど何が違うの?
まずiモードですが基本的に現在のインターネットの標準言語であるHTMLをベースに携帯電話の小さい液晶画面でも表示出来るように制限を加えたものでテキストベースのHTMLのサブセットとなっています。
一方WAPはHTMLのようにテキストベースより効率を上げる為バイナリとして扱うHDML言語に変換していますので通信速度の遅い現在の携帯電話向けの方式となっています。
このWAPは携帯電話単体やPDAでの通信サービスを目的とし携帯事業者、製造メーカー、プロバイダーによりWAPフォーラムをつくって促進しています。
具体的にはAUがcdmaOneで日本では最初にWAPサービスを開始しています。
ただしサービス開始当時、WAPフォーラムではWAPの基本言語であるWMLが最終決定していませんでしたので、WMLのベースとなったHDMLを採用してサービスインしています。
携帯電話による文字サービスの場合、画面に表示出来る情報量に制限が有りますのでその速度の違いはわかり難くどちらかと言うとサービスのコンテンツが重要になりますので対応HPの多いドコモiモードが優位になっています。
最近は液晶のカラー化が進んでいますが基本的に文字サービスに限定されたWAPは白黒液晶を前提に規格されていますので本来のWAPにはカラーのコンテンツは有りません。
現在AUが採用しているEZWebのカラーコンテンツはそう言った意味では既に独自仕様となっています。
WAPもカラー化すれば良い、と言う意見を聞きますがWAPは世界共通規格なので仕様を変更するにも各社の同意が必要となり時間がかかります。
もうすぐそこに移動機にも高速通信時代が見えている現在、低速通信用の規格のWAPは過去の遺物となる可能性大なのかも知れません。
ドコモiモードは2002年1月現在4,000万人を越える契約者を保有しており世界的に経営の苦しい携帯電話事業者が多い中、Webコンテンツの成功例として注目され採用を検討している事業者も多いようです。
その流れに影響され次世代のWAP2.0ではC-HTMLを拡張させたXHTMLとWMLが正式に採用されました。
J−PHONEもWebに対応したJ-Skyサービスを開始しましたがHTMLに準拠するもので非常にiモードに近い方式です。
ただ、扱える画像の形式がドコモがGIFなのに対してJ-PHONEはJPEGとPNGと違っていたり、ユーザー側からするともう少し歩み寄って欲しいですね。
Q12.最近、衛星携帯電話「イリジウム」って聞くんだけど何?たしかドコモにも衛星携帯電話って有ったと思うけど何が違うの?
ドコモの衛星携帯電話は静止衛星なので日本だけしかカバーしていません。
イリジウムはアメリカのモトローラ社が推奨した衛星携帯電話システムで衛星を77個地球上を回し、全世界をエリアとする壮大な計画でした。(1つの軌道上に11個の衛星を廻し7軌道でカバーする。)
低高度(780Km)の上空を飛ばすためドコモの衛星携帯の様に専用の平面アンテナは必要有りません。
また低高度ですのでドコモの衛星携帯と比べると音声の遅延は少ないようです。
77つめの元素記号の名前をとってイリジウムと命名されました。
イリジウムは静止衛星では無いので1つの衛星が上空を通過すると次の衛星が現れ通信が引き継がれて通話が維持できるシステムで77個の衛星で当初計画されました。
実際は66個の衛星で実現される予定で日本ではDDIが協賛しており、セルラー各社とIDOで受付を開始しました。
上空さえ空いていれば通話出来ますので世界どこでも通話出来ますしたが、屋内では通話出来ない大きな欠点がありました。。
しかし、ユーザー数が伸びず大変厳しい運営状況に追い込まれ倒産しました。
66個の衛星は海の藻屑になる予定でしたが法人向けサービスとして国外ではとりあえずサービスが再開されていますが日本で使用する事は出来ません。
(違法無線になる)
Q13.503でJAVA(iアプリ)と言うのが採用されましたがこれは何なのでしょう?
JAVAは元々はサンマイクロシステムが開発したハードウェアに依存しないで実行可能なプロムラミング言語です。
実際、JAVAで作成されたブラウザもあったように記憶していますがあまり使い勝手は良くなかったと記憶しています。
一番皆さんに馴染み深いのはIEやネットスケープに搭載されているJAVA
VMだと思います。
IE上で接続先HPよりJAVAプログラムが実行され動いた動画などが表示出来ます。
ドコモのiアプリは携帯電話のブラウザ上でJAVAプログラムが実行出来るJAVA
VMと考えれば間違いありません。
元々移動機に持っていないゲームをダウンロードして実行出来たり常に新しい株価情報を画面に表示出来たりさまざまなサービスが始まると思います。
ただ、iアプリはダウンロード時間と課金料金のバランスから扱えるプログラムサイズが10Kと小さく、セキュリティ確保の為に携帯のプログラム領域やユーザーのメモリダイヤル部分に触れる事が出来ずコンテンツ作成者からは面白いコンテンツが作り難いと言う声もあがりプログラムサイズに関してはFOMA、504iでは30Kに拡大されます。
J-PHONEは英ボーダホンと共同でJBlendを採用しています。
J−Blendは元々は家電製品とインターネットを接続させる為に家電製品に多く使われているトロンと言うOSにJAVAを連動させてインターネットと家電製品をJAVAで接続させて常に新しいバージョンのプログラムに更新させたりレンジで言えばレシピのような情報をダウンロードさせようと言うものです。
おそらくJ-PHONEの採用するJAVAはドコモ程プログラムサイズに関しては制約は少ないメリットがありますがJ−PONEのサーバからしかアクセスが出来ず一長一短だと思います。
プログラムサイズうんぬんと言うよりどのようなコンテンツのサービスが可能か?何が出来るのか?が勝負だと思います。
また、AUも独自規格でJAVAを搭載していますがWAP2.0に準拠させiモードのHPも見れてiアプリも実行可能にする戦略のようです。
また、AUは年内にJAVAとは別のCやC++プログラムをベースにしたBREWを採用すると報道発表しました。
BREWに関してはcdmaOne欄に記述していますのでそちらを参考にして下さい。m(__)m
Q14.211iで採用された1.5Gと800MHzのデュアルって何?
都市部では依然として800MHz帯域が不足しておりせっかくのハイパートーク搭載機でもハーフレート接続を余儀なくされていました。
そこで空いている1.5Gの帯域にもアクセス可能にして出来るだけハイパートーク接続を出来るようにしたものが1.5Gと800MHzのデュアル移動機です。
1.5Gを積極的に使用する事により800MHz帯域に余裕が出来ますのでiモードに割り当てられる周波数帯域を増やす目的もあると予想します。
いずれにしてもユーザーとしては1.5Gにアクセスしているのか800MHzにアクセスしているのか分かりませんので特に意識せず、より多くハイパートーク接続を可能にするメリットがあります。
もちろん1.5Gにアクセスしていても800MHzの契約料金が適用されます。
Q15.異業者間のメール遅延はドコモが悪いの?
最近J−PHONEとドコモ間のメール遅延が話題になりますがどちらにも遅延の原因があります。
例えばJ−PHONEからドコモにメールを送信した場合ですが
J移動機→J基地局→J側ネットワーク→J−Skyセンター→インタネッット網→iモードセンター→D側ネットワーク→D基地局→D移動機
と経由してメールが届きます。
ここで遅延を起こす最大の場所はJ−Skyセンターとiモードセンターの二つです。
ここは各社独自網とインターネットを接続しているポイントですが送られてくるメールの量がここを通過可能な最大能力を越えるとセンターを通過出来ないメールがどんどんたまっていきます。
送られる量が最大能力を下回るとこの溜まったメールが少しずつ減っていきますがあまりにも量が多いので数時間とか1日とかかかる場合が発生します。
この最大の原因はドコモですと1日平均9億通と言われる迷惑メールです。
ドコモもJ−PHONEもセンターの能力向上をして改善させて来ましたが迷惑メールもどんどん増加していて良くなったり悪くなったりを繰り返している追いかけっこのような現状です。
またセンターの遅延は上り方向と下り方向で異なった状況となり非常に分かり難くなっている原因です。
Q.16 FOMAが調子悪いのでDSに行ったら「保証書が無いと保証期間中でも無償修理出来ません。」と言われた。今までは言われた事が無いのに。
今までの携帯電話システムは移動機の中にユーザーの識別情報が書かれていましたのでどの移動機がいつどこで購入されたかユーザー名や電話番号からドコモの管理システムから知る事が可能でしたので保証書が無くても無償修理を実施していました。
FOMAに関してはユーザー情報はUIMに書き込まれて移動機とは完全に分けられていますのでドコモではその移動機がいつ購入されたか判断出来ないので保証書の提示が必要となります。
つまりFOMAには機種変更と言う観念はありません。
全ては移動機買い上げとなります。
N2002購入の時にDS嬢が「N2001からの機種変更ですね。」と繰り返し言っていた時には気になって仕方ありませんでした。(^^;;
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