♪の話〜
最近スケールの勉強を始めまして再び真面目に「音楽理論〜」を学び始めました。
そこで改めて「面白いなぁ・・・」と思った事を書きたいと思います。
実は良く理解していないのですが、自分の勉強の意味も含めて〜書いてみたいと思います〜。
間違えていたら「優しく〜」教えて下さい・・・・・・。 (汗)
基本的に「ギターを弾ける程度の知識がある〜」事を前提に書きます。
♪スケールのお話〜!!
スケールと言うと皆さんご存じなのが「ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ・ド」ですよね!
英字で表記するとC・D・E・F・G・A・B・C、日本語ですとハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ・ハ〜ハ長調となります。
この音階配列を「メジャー・スケ−ル」と呼びます、長調と呼ぶが如く「明るい」感じのスケールです。
最初のド(C)がベース音となりますので「Cメジャー(CM)スケール」となります。
この音はピアノの白い鍵盤を順番に弾くと出すことが出来ます。
さて、ここでややこしい事があるんですね、そうピアノに有る黒い鍵盤の存在です。
実はCとD、DとEの間にはもう1音(半音)が存在するんです!!
逆に言いますとEとF、BとCの間には半音は存在しません、EとF、BとCの間が半音となっています。
このCとDの中間音をDの半音下(フラット)なのでDbと表記します。
(Cの半音上C#でも同じ音なのですが、ややこしいのでbで通して表記します。)
つまり半音ごとで並べますと
C Db D Eb E F Gb G Ab A Bb B C
となります、全ての音数は12個で12個目がオクターブ上となります。
つまり「ドレミファソラシド」は
(2は全音、1は半音)
この(2−2−1−2−2−2−1)がメジャースケールそのものです、最初がDであればそこから(2−2−1−2−2−2−1)間隔で並べるとDメジャー、GからですとGメジャーとなります。
この2−2−1−2−2−2−1「2の配置」は当然ですがピアノの黒鍵配置と同じですね!
この配列を度数で表記すると
(実際は長とPがあるが省く〜)
さて、何故この配列が生まれたか不思議じゃありません?
実は「基音」に対するハーモニクス音(倍音)にヒントがあるんです。
基音の倍音、つまりギター12F上で出せる音はオクターブ上の音ですよね、これは弦長の1/2の位置となります。
7F上で出せる音が5度の音、弦長対比で2/3、4F上が3度で対比で4/5となります。
つまり倍音は基音を分母、分子が正数で割れる単純な音の集まりだと解ります。
ここで実はコードの基本音が既に出来上がっている事に気づきます。
基音に対して3度と5度の音、基音がCですとEとG、つまりCコードの構成音(ドミソ)がここで完成しています。
ギターのように「響く音〜」には沢山の倍音成分が含まれているので、1音だけでも倍音を含めるとコードとして既に完成している事になります。
この倍音成分を集めて並べ変えてみると
1 3 4 5 6 8の音となります、あれ〜?メジャースケールと似てますね!!
Cを基音で表記すると
ド ミ ファ ソ ラ ドとなります、メジャースケールに2度と7度が足りませんね。
ここで登場するのがギターを弾き始めて最初に遭遇する「3和音」です。
ベースをCとするとC・F(4度)・G(5度)の3和音です。
基音をトニック(T)、4度をサブドミナント(W)、5度をドミナント(X)と呼びます。
実はこの3和音は密接な関係があります。
解り易いように図にしてみますと、1オクターブ間には12個の音がありますので
となります、この図は結構便利なんですね!
まずCに対してGは5度の音です、時計回りで半音ずつで7つ目となります。
次にCとFの関係ですが、Fから数えて7つ目がCである事に気づきます。
つまりGは基音Cの5度上、FはCの5度下の関係となります。
基音と5度の音は「同時に鳴らす〜」ととっても「気持ちが良い音〜」なんです。
つまりCコードにとってGは「一番仲の良いお友達〜」なんです。
そこでGコードの構成音(G・B・D)からBとDを持ってくると「あらら〜」メジャースケールの完成です。
ベース(トニック)がCで3和音ですとコードはC F Gとなりますが〜、普通はこのままでは使いませんよね、大抵の曲ですとC
F G7となります。
このG7(基音に対してV7と表記します)の7音が実はスケールを考える上に大切なんです。
基音がCですと曲を通してこのコードが一番「落ち着く〜」安心出来るコードとなります。
このコードに対して半音でぶつかる音〜はとっても「気持ちが悪い〜」落ち着かない音なので「トライトーン」と呼んだりします。
この落ち着かない「トライトーン」がG7には「2つ」も入っているんです。
まずGのB音、これはCコード基音の半音下となります、また7音のFはCコード3度E音の半音上となります。
つまりCコードに対してG7コードは「落ち着かない不安定」な音なんです。
そうすると安定するCコードに落ち着こうと
G7コード構成音の
B→C
F→E
に「移行したくて仕方ない〜」状態となります、つまりG7はCに行きた〜い音となりG7→Cはとっても安心出来るコード進行となります。
これを「トライトーンの解決」と呼びます。
ドレミファソラシドをシまで歌って止めてみると〜凄く落ち着かない気持ちになりますよね、最後の半音〜ドまで歌うと「あーすっきり〜」となります。
実はこの半音「スッキリ〜」がメジャースケールに対して、もう一つ存在するマイナースケールを知るには重要となります。
さーて、次は少々やっかいなマイナースケールの登場です。
マイナーは3度音が半音下がったコードでマイナーの名前通り「暗い〜」雰囲気になります。
まずはメジャー同様に基音から発生する音
T V W X Y [(1 3 4 5 6 8)の内、Vを半音下げます。
キーがCですと倍音から持ってこれる音は
C Eb F G A Cとなります。
次にCのマイナーコードCmの「一番のお友達〜」がメジャーではGでしたがマイナーではGmとなります、3コードとしてはCm
Fm Gmとなります。
そこでGmからDはそのまま〜持ってきますがG(ドミナント)の3度は半音下がりとなりますので、BはBbに変化させます。
それからもう一人のお友達〜F(サブドミナント)もFmに変化するので3度Aも半音下がってAbとなります。
これを並べると
C D Eb F G Ab Bb C
となります、これをCナチュラルマイナースケール(Cm基本形)と呼びます。
メジャーと比較するとE・A・Bが半音下がった形ですね。
となります。
実はこのナチュラルマイナーとメジャースケールには、面白い関連性があります。
Cメジャースケールの6番目、A音からそのままCメジャースケールを弾くと「あらら〜」Amナチュラルスケールとなります。
つまりCとAmスケールは「同じ音〜」から構成されている事が解ります。
Cコード曲で途中からAmに変化する曲って多いですよね、実は「表と裏」の関係なのです。
Gに対してEm、Fに対してDmも同様です、メジャー基音の「全音半」下から始めるとマイナーとなります。
さて、ナチュラルマイナーまで来ましたが〜実はマイナーには複数のスケールが存在するのです。
これは何故か〜なのですがマイナー曲で3コードを弾くときにAmでしたらAm(Tm)
Dm(Wm) Em(Xm)で通して弾きませんよね、EmはE7で登場する場合が多いですよね!
そこで登場するのが「ハーモニックマイナースケール」です。
ここで「トライトーン」を思い出して下さい。
CキーですとG7→Cで登場する
B→C
F→E
の「トライトーンの解決」はGm7→Cmですと
Bb→C
F→E
となってしまいます、F→Eの半音展開は存在するのですが「一番大切な」基音Cに対するBbは全音展開となってしまい「トライトーン」は解決出来ずに「あーっ、物足りない〜」達成感のない感じとなってしまいます。
ですのでマイナーコードでもX音はマイナー(m)では無くてメジャー(M)7として使用する場合が多くなります。
そうするとスケールは
Bbが半音上がってBとなり
となり和音との相性は「スッキリ〜」となります。
これが「和音優先」ハーモニックマイナースケールです。
さーて、これで「安心〜」と思うと、、、あれ〜、スケールとして弾くとAb(Yb)とB(Z)の間が「全音半」も開いてしまってスケールとして「ギクシャク〜」してしまいます。
そこで「えーい!面倒だ〜Abを全音上げてAにしちゃえ〜」ってのが「メロディックマイナースケール」です。
となって滑らかに音が繋がって聞こえますね〜!
さて纏めますと〜
メジャースケール
ナチュラルマイナースケール
ハーモニックマイナースケール
メロディクマイナースケール
と言う形となります〜、ここで大切なのはメジャースケールとメロディックマイナースケールの違いはV度音の半音だけとなっています。
Cですと3度Eを半音下げEbにすればメロディックマイナーとなります。
さて〜、問題なのは3つのマイナー「使い分け〜」です。
ここでCmではイメージ出来難いので説明は〜Amに転調します〜。 (汗)
コード進行がAm Dm Emコード展開の場合はナチュラルマイナーでOKです。
またAm G F E7の場合もGはEmの「仲間〜」、FはDmの「仲間〜」と考えてナチュラルマイナーで大丈夫〜です。
しかーし、E7は「注意信号〜」です、このコード上ではメロディックマイナー(ハーモニックの場合も〜)の登場です。
それも音階が「上がっていく〜」時に使用します。
ここではメジャースケールV音だけ半音下げ〜イメージでOKです。
Z7から[に上がって行く緊張〜トライトーンの解決〜は上昇時にのみ発生しますので、下がって行く音階ではナチュラルマイナーに戻ります〜。
マイナースケールイメージ〜的には基本はナチュラルマイナーを弾いて、コード進行によってメロディック、ハーモニックを混ぜるイメージです。
ブルース定番の
A→A→G→G→Gb→Gb→F→F E→Gb→Ab→A
(チャーカチャーカチャーカチャーカ、チャチャチャチャーン 解る〜?)
の下降と上昇「赤字」部分が異なったスケールとなっているので以前から「不思議〜」と思っていましたが「下降はナチュラル」、「上昇はメロディック」だと〜勝手に解釈しています〜。
(メジャースケールでも使用する「決めフレーズ」ですが〜後記予定ですがブルースではメジャーとマイナースケールが混在します〜)
それからV7上ではHmP5と言う特殊スケールもありますが、、、何となく・・・解るのですが説明は無理〜!! (汗)
それからスケール上の「半音展開音」をを省いたフレーズ〜を「ペンタトニック」と言います。
Cメジャーですと、FとBが省かれて、C D E G A Cとなります。
スケールとしては2−2−3−2−3となります。
このスケールは「民族音楽」に多く使われていて黒人音楽の発展系「ブルース」、ブルースを起源を持つ「ロック」では定番のスケールです。
半音展開を持ちませんので「トライトーンの解決〜」がありませんので「緊張感〜」は少ないのですが「独特な自由〜、開放感」を感じさせるスケールだと思います。
次回以降予定〜
♪dim7コードの秘密〜
♪ブルース「ブルーノート」