IDOが苦しんでいる。
J−PHONEは依然好調だしドコモのiモードも好調でもうすぐ100万台契約突破する勢いだ。
その中でIDOの伸びは少ない。
cdmaOneはそこそこ伸びているがPDCの解約が足を引っ張っている状態のようだ。
むらちゃんは2つの失敗が有ったと思っている。
ひとつはPDCユーザーに対する対応だ。
塚田前社長は「IDOのPDCユーザーがcdmaOneに乗り換えるのでは面白くない、ドコモからの乗り換えが目的だ。」と言った。
これは暴言だと思っている。
今までのIDOを支えてきたのはPDCユーザーではなかったのか?
そのPDCユーザーをなおざりにして他社からの新規加入を優先して端末供給をし自社PDCユーザーからの機種変更は後回しにした。
ここに大きな戦略の失敗が有ったと思う。
もう少し安い料金プランをつくりPDCユーザーからの優遇機種変更をしていれば違う結果が有ったと思う。
基本的にIDOのPDCユーザーはIDOと言う会社に愛着を持って使っていた人が多かったと思う。
その人たちがcdmaOneに買い換えれば長く使ってもらえるし、その良さを多いに周囲の人達に宣伝してくれただろう。
cdmaOneが発売されたからすぐ買った人達は複数回線を持っている可能性の高い人達で解約の可能性は高い。
どちらを優先させるべきかは明白だろう。
シェアアップを狙って他社からの買い替えを優先させたい気持ちは解かる。
しかし、もっと大切にすべきは既存ユーザーではなかったのか?
良いものは必ず評価されるものだ。
あの一番評価の低かったデジタルホンがフル戦略とEメール対応でシェアを一気に上げた。
タレントの人気と言う人も多いが、その良さが口コミで広まったのも事実だ。
まず、既存ユーザーに使ってもらい、その良さが口コミで広がる、これがベストだったと思う。
cdmaOne自体は大変すばらしいものなのだから・・・。
もうひとつの失敗は誇大広告だ。
固定電話並みの音声品質、切れない・・・。
こんな携帯電話は有り得ない。
64Kの音声データをたったの8Kで表現するのだから固定電話並みなんてちゃんちゃらおかしい。
切れない携帯電話が有るのなら見てみたい。
何故、cdmaOneの性能をそのまま表現しなかったのだろう。
cdmaOneを購入して解約した人達の多くは誇大広告により大きな期待をしてがっかりした人達だろう。
お見合いで絶世の美人と聞かされて、実際は普通の女性だったら誰でもがっかりするだろう。
「今までのデジタル方式と比べ音声品質が良く、音切れや通話の切断が大幅に減少します。」
と表現していればcdmaOneは誰もが納得出来るだけの品質は有ると思う。
ともかく焦りすぎたようだ。
さあ、IDOは社長も交代した事だし、もう1度サービス業の根本に帰って既存PDCユーザーへのcdmaOne優遇対策を考えてみてはいかがだろう?
自分はこれがIDOのcdmaOneの今後の突破口になると思っている。
その為には、料金プランの見直し、プチメールとの共存が必要だろう。
ちなみにむらちゃんが最初に購入した携帯電話はIDOのTACS、T201だった。
現在はC103Tのユーザーでも有る。
買い取り開始当時、むらちゃんはIDOの1次代理店として県下の月間登録数で1位になった事も有り、IDOには愛着が有るのだ。