日本の携帯電話の音声コーデック比較一覧。
評価に関してはむらちゃんの個人的な評価です。
点数は一番良いものを100点で比較しています。主観入りまくりですのでご注意下さい。m(__)m
実際に使用した時の音質評価は【コーデックの絶対音声品質】×【安定度(移動時を含むフェージング耐性や弱電界でのエラー耐性)】で決まる思いますので「実質感」としてかってに数字化してみました。(^^;;
PHS(参考) | PDCフルレート | PDCハーフレート | PDCハイパートーク | PDC・J-EFR | cdmaOne | |
国際標準 | G.726 | G.729 | (G.723) | |||
符号化方式名 | ADPCM | VSELP | PSI−CELP | CS−ACELP | A−CELP | EVRC |
音声レート | 32Kbps | 6.7Kbps | 3.45Kbps | 8Kbps | 6.7Kbps | 8Kbps |
符号化速度 | 固定 | 固定 | 固定 | 固定 | 固定 | 変速(8K/4/2/1) |
理論遅延時間 | 0.125ms | 45ms | 45ms | 15ms | 25ms | ?? |
使用キャリア | PHS全キャリア | PDC全キャリア | PDC全キャリア | ドコモ | J-PHONE | IDO・セルラー |
絶対音声品質(A) |
− | 80点 | 75点 | 100点 | 95点 | 90点 |
安定度(B) | − | 80点 | 50点(ドコモ) | 80点 | 85点 | 100点 |
実質感(A)×(B) | 6,400ポイント | 3,750P | 8,000P | 8,075P | 9,000P |
絶対音声品質はコーデックの絶対能力を現わしていますので受信状態が良いケースでの比較と理解下さい。
音声の再現性と遅延時間量を考慮してむらちゃんがかってに決めています。
絶対音声比較のハーフレートの点数が良すぎると感じる方が多いと思います。
ハーフレート採用のツーカーの音声品質の良さを考慮すると本来はこの程度の実力が有ると判断しております。
安定度はキャリアの電波状態に左右されますのでPDCハーフはドコモの状況を考慮して点数化しています。
J−PHONEとIDOもハーフレート接続の場合は同じ位でしょう。
同じハーフでもTU−KAの場合は安定度は80点で実質感は6,000ポイント位でしょう。
実際には色々な状況でもちろん結果は変化しますのでご了承願います。
ところでEVRCの遅延時間が解かりません。ご存知の方有りましたらメール下さい。m(__)m
世界のTDMAデジタル方式音声コーデック一覧。
北米標準 | 北米EFR | 欧州標準 | 欧州EFR | 日本標準 | 日本EFR1 | 日本EFR2 | |
採用方式 | D-AMPS | D-AMPS | GSM | GSM | PDC | PDC | PDC |
符号化方式 | VSELP | A-CELP | RPE−LTP | A-CELP | VSELP | CS−ACELP | A−CELP |
伝送レート | 13Kbps | (←) | 22.8Kbps | (←) | 11.2Kbps | ← | ← |
音声レート | 7.95Kbps | 7.4Kbps | 13Kbps | 12.2Kbps | 6.7Kbps | 8Kbps | 6.7Kbps |
冗長ビット | 5.05Kbps | (5.6Kbps) | 9.8Kbps | (10.6Kbps) | 4.5Kbps | 3.2Kbps | 4.5Kbps |
理論遅延時間 | ?? | 25ms | 45ms | 25ms | 45ms | 15ms | 25ms |
()表記は資料に記載無く確認取れていません。私の個人的予想です。(^^;;