「via Internet」談義ニュースの実状


(1996年ごろ記した)

ニュースってどんな感じ? 

どんなニュースグループが存在するのか

ワールドワイドなニュースカテゴリを大雑把に紹介しよう。

comp
コンピュータのニュースカテゴリ。内部にはcomp.lang.cなどがある。
rec
レクリェーションのニュースカテゴリ。内部にはrec.foodなどがある。
sci
サイエンスのニュースカテゴリ。内部にはsci.bioなどがある。
alt
「その他」のニュースグループ集で、大変混乱している。というか、目的のあるニュースカテゴリが混乱しないためにあると考えるべきなのだろうか…
fj
ワールドワイドだけれど、日本語で記事を書いている。ようは、日本語を使うことを想定したニュースカテゴリ。どちらかといえば「健全な」主義で、営利目的の仕様が禁止されている。内部には様々なサブカテゴリがあり、fj.comp, fj.lang, fj.rec, fj.sciなどがある。日本では、ニュースといえばfjしかないと誤解されがちである。
japan
やはり日本語で記事を書いているカテゴリ。多少alt的な性格を持っている。
tnn
やはり日本語で記事を書いているカテゴリ。職探しなども認められている。

ローカルなニュースグループはローカルごとにある。たとえば、名古屋大学には、nuやnuedsがある。ワールドワイドに飛び込む前に、ローカルでニュースに慣れておくとよい。

記事はどんな感じでやり取りされるのか

ニュースグループは皆の記事投稿によって成立している。

記事にはサブジェクトが付けられる。サブジェクトは内容を的確に示すものを心がけたい。たとえば、「プリンスの新作について」。

ニュースというものの、大抵の場合内容は「教えてください」「こんな話がありました」であって、本来の意味でのニュースではない。

そして、それらの呼びかけに応える記事が投稿される(もちろん、されないかもしれない…)。応える記事は、サブジェクトを「re:プリンスの新作について」等とし、どの記事に応えたのかわかるようにリファレンス・ヘッダを付ける。この辺はソフトウェアがやってくれるだろう。ここで、「re:」とは「〜に関して」を意味する立派な前置詞である。

注意するべきは、サブジェクトの適切さだ。悪いサブジェクトの例としては、「教えてください」「質問です」「助けてください」等が挙げられる。何を教えて欲しいのか、どう助けて欲しいのかを明確にしなきゃ。

余談だが、e-mailやnewsの送受信はsend/recieveという言葉を使うべきだ。sendに対応するよい日本語のコンセンサスは得られていないが、「記事を書く」「投稿する」などで通じる。「書き込み」は通じるが望ましくない。なぜなら、貴方はファイルを送るのであって、書き込むわけではないからだ。

ヘッダ

ニュース記事として認められるためには、いくつかのヘッダが必要である。それは、クライアントソフトウェアが誘導的に整備してくれるはずだ。でも、使用者の設定(e-mailアドレスなど)が間違っていては何にもならない。投稿する前に、必ず設定をチェックしよう。また、実投稿前にどんなヘッダが生成されたのか確認できないようなソフトウェアを使うのは避けた方がよいだろう。自分の行動には自分で責任を取ろう。

すべての記事には、その記事を特定するための一意なメッセージIDを付けなければならない。これは、大抵がnttpサーバがやってくれる。しかし、ms-windows用の一部のソフトは、クライアントソフト側でやらなければならないらしい。

記事は消える

記事はいつまでもサーバに残っているわけではない。一定期間を経て削除される。いつ削除されるかは、サーバ次第。


ワールドワイドなニュースグループに投稿する前に

ローカルなニュースグループで慣れておけ

大学や企業で構成員にネットニュース利用を許しているならば、必ずローカルのニュースカテゴリがあるだろう。一般向けプロバイダで、もしローカルニュースグループが無いような所があれば、そこと契約するのは止めるべきだろう(ニュースの常識を既に知っているか、まったくニュースを利用しないなら話は別だが)。

大抵は、そこで「初心者教育」の様なことをしてくれるはずだ。簡単な「ニュースの仕組み」の説明も、聞けば答えてくれるはずだ。それは、ニュース利用者を送り出すところの義務だ。

万が一失敗があっても、与える影響が少ないローカルなニュースグループで、ニュースそのものに慣れておくとよい。テスト投稿のためのニュースグループすらあるはずだ。

テスト投稿してはいけない

テスト投稿は、ローカルのテスト用のニュースグループで行うこと。fj.testは個人テスト用のニュースグループではないし、それ以外のニュースグループでテスト投稿するなんてもってのほかだ。


ニュース利用全般にわたる注意

そのニュースグループのポリシーは守れ

それぞれのニュースグループには、そこに投稿されるべき内容が決められている。でも、大抵のニュースグループは「誰でも自由に」投稿できるようになっている。つまり、関係無い記事も投稿できてしまう。ニュースグループに関係ない記事は投稿しないように。

どのニュースグループにも、あるいはカテゴリ全体にも、そのポリシーがある。たとえばfjの「営利目的で使用してはいけない」など。これに反してはいけない。郷に入っては郷に従え。そのポリシーは、適切なニュースグループにアーカイブとして置いてあるはずだし、過去の記事を読んでいれば大体わかるはずだ。

人に迷惑をかけるな

冗談じゃなく、「意味はないけど投稿してみました。テストです」という投稿をする人がいる。これは許されない。(こんな当たり前のことがわからない人が増えている…)訳がわからないうちは、せめて読むだけにしよう。読むだけでも、十分有益だ。

また、ニュース記事を読んでいれば、自分勝手に、ニュースグループに関係無い記事を投稿している「駄目なヤツ」を見つけることができると思う。プログラム言語のニュースグループに「僕のホームページ見てください」とだけ書くヤツ。ネズミ講を堂々と呼びかけるヤツ。自分のミスを指摘されたために逆上して文句をいうヤツ。…真似しないように。

技術的な制限を守れ

ヘッダの書式や、使ってよい文字コードは決められている。必ず守ること。ヘッダは大抵ソフトが用意してくれるとはいえ、全く知らないでは許されない。文字コードはJISだ。EUCやSJISではない。ms-windowsの文字コードがSJISだからだろうか、ms-windows用のニュース・クライアントの中には、記事の文字コードを自分で設定するようになっていて、defaultがSJISになっているような暴力的なソフトが実在する。こんなソフトを使うのは止めた方がよい。

文字コード云々は、技術的な自己満足ではなく、プロトコル(規約)で決められていることだ。みんながプロトコルを守ることで、皆が同じ条件で記事を読めるようになる。この事を忘れてはならない。

もっと言っておけば、SJISに含まれるノーマルキャラクタのカタカナは、JISには含まれない。この辺りは制御コードを示す部分にぶつかり、サーバの調子やクライアントの調子を「破壊する」こともある。(調子を破壊するとは…? 我ながら変な表現だ。)日本語を書くときは、ワイドキャラクタにしておこう。


特にfjについて

fjをなんでもありにしてはいけない

fjは、大学ネットワークのニュースを前進に持つ、一つのニュースカテゴリにすぎない。別に堅い話しか出来ないわけではなく、しかるべきところでは柔らかい話もしている。fj.recなどはレクリェーションのためのカテゴリだし、fj.jokesなんてのもある。

しかし、fjは何でもありのカテゴリではない。新たなサブカテゴリやニュースグループの作成は、皆でその必要性を議論し(fj.news.group以下がそのためのカテゴリである)、あくまでfjの気質に見合うもの、皆が必要だと思うものだけが許される。投票も存在する。

しかし、今後も絶対許されないだろう一線は存在する。一つは「営利目的の使用の禁止」だ。たとえば、マイクロソフト社が自社製品の宣伝やフォローをするために「fj.ms」を作ることはできない。そんな事は独自のトップカテゴリを作成して行うか、WWWで検討すればよいのだ。

事実上、fjは最もフィードされている(nttpサーバで読むことができる)日本語のカテゴリだろう。それを読む人も、家庭向けのプロバイダが増え、異常にネット参加者が増え、ネット参加者の常識レベルや一般認識が変わってきたことも事実だろう。

だからといって、fjがもっとルーズになるべきだとは思わない。

ワールドワイドなニュースカテゴリとして、compやsciがある。でも、fjにはfj.compやfj.sciがある。だからだろうか、日本語でやり取りするのが当たり前のニュースカテゴリはfj.*しか無いと思い込んでいる人が少なからずいる。新しいことをやろうとして、fjを無理矢理代えようとする人もいる。しかし、そのような提案が採用されることはないだろう。何故かといえば、それは住み分けだからだ。

たとえばaltで新たなニュースグループを作る場合、提案して反対者がいなければ何でも誰でも作成が許される。その結果、狂信的な宗教の宣伝グループが作られたり、エロティックな画像のエンコードファイルが投稿されるグループができたりする。altはそれでよいのだ(実際にはよくないのだが)。altはそういう目的のグループだ。それと同じ事をfjに求めてはいけない。

現在は、実験的にjapanというトップカテゴリが作られた。こちらはある程度「なんでもあり」を目指している。まだまだ読めるサーバは少ないかもしれないが、この様にガンガン新しいトップカテゴリが作られ、住み分けが起こる方が「互いのため」だろう。(なんだか偉そうなことを書いてしまった)


fjによく投稿している不思議な人たち

日下部陽一氏

日下部陽一氏は大変博学なぷーたろーで、鋭いよい発言を多くする。一日に100以上の意地を投稿する。でも、「馬鹿」が大嫌いで、そのときはしつこい。

彼は「●○って何ですか」という記事を多く繰り出す。それは、そのままでは意味が理解できない単語を指摘することが多い。場合によってはタイプミスだったり、送り仮名のミスだったりするが、彼は読めない単語は確実に質問する。

とくに、おかしな言葉のチェックは厳しい。「その話しは別のところでやりましょう。」と書いた日には、「“話し”ってなんですか」と聞かれることだろう。そう、名詞の「はなし」は「話」と書くのだ。

ほかにも、あやしい略語を使うと厳しい。ニュースグループを断りも無くNGとかく、レスポンスをレスと略す、ホームページ(ってなんですか)をHPと略すなど、私もこれらの略語は嫌いだが、彼はもっと嫌いだ。

でも、彼は「略語は止めなさい」というわけではない。わかるように使えばよいのだ。だから、「レスって何ですか」と質問して、相手の真意を尋ねているのだ。

最大の問題は、彼は正しい指摘をしているのに、指摘された人が怒り出して、彼を延々と非難する場合だ。これはもう申し開きのしようが無い「馬鹿」だから、日下部氏の対応は大変冷たい。根本的には、その正しい指摘で怒り出す人が悪いのだが。

ここで、「レスを知らないのか、そんなのは常識だ。」などと開き直ったらもうお終いである。自分が間違っていることを認めたくない一心で、誰かをボロクソに非難するしかなくなってしまう。そんな人は、たしかに「馬鹿」だ。

たとえば略語の場合だが、「レス」をかってに「レスポンスの略として一般通用する」と思い込んでいる人が悪いのだ。レスではlessと受けるかもしれないと考えてみればよいのに。HPでは、辞書を引けば馬力(ホースパワー)だし、コンピュータ業界ではヒューレットパッカードのTMだ。意志の疎通のためには、皆に通じる誤解の無い書き方をしなければならない。それだけのことなのだ。

だから、「●○って何ですか」と聞かれたら、「それはこういう意味で使いました」と説明しかえせばよいのだ。それで納得してもらえなかったら、大抵貴方のつかった言葉の理解が間違っている。

記憶に新しいのは「ハムラビ法典」だ。とある人が、ハムラビ法典の「目には目を」を、同等の刑を持って処すると理解している人がいたのだ。私も実はそう思っていた。それを、日下部氏は「おかしい」と指摘した。他の人の多くのフォローで明らかになったのだが、「目には目を」は「復讐したくても、貴方がされたこと以上のことはしてはならない」と定めた法であり、いわば「復讐の上限」を明示したものなのだ。目を潰されたら悔しい。相手を殺してやりたい。でも、殺してはいけないのだ。だから、とある人の使いかたは文脈としておかしかったのだ。私も知らなかったし、これは勉強になった。先人のいうことは聴いておくべきである。

もちろん、日下部氏が勘違いしていることもある。でも、彼はきちんと説明すれば分かってくれる人だ。

でも、日下部氏を嫌う人は多い。たとえば、ハムラビ法典を指摘された人は、怒り来るって日下部氏に「ハムラビ法典を知らないなんて、頭が足りないのじゃないか」と言い出した。彼を嫌う人は、大抵悪い意味の「不思議な人」であることがおおい。自分勝手で、自分の意見だけが正しくて、指摘を受け入れることが出来ない人だ。

あさだたくや氏

あさたく師匠は、やたらカタカナを使う人だ。あやしい。たとえば「それはちょっとアレですが…」「それはサテオキ」など。

かれは、イソターネット、セソセイなど、多くの「ん→そ」語を生み出した。これらは、インターネットを誤解して使っている人が指すインターネット、職業は先生でも先生に相応しくない人等を表現するのに使われる。

あさたく師匠は、たいてい物腰やわらかく、なよっと受け答えをする。でも、主張はするひとだ。

lala-z氏

かつてはlala氏だったのだが、lala-zになって帰ってきた。

彼は大変著作権云々にうるさい。口調も厳しい。私は、彼のことはよくわからないので述べる権利はないのだが、たしかにちょっと怖い。

ネズミ講や営利投稿、「誰かあのTV番組をビデオに撮っていたらダビングさせてください」云々、問題のある投稿をした人に対してボロクソにけなす。もちろん、多くの場合、けなされる人はけなされるだけのことをしているのだが。






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