「via Internet」談義

インターネットの仕組み:概説


独立ネットワーク間の協調


相互ネットワークの概念

Internetとは、複数の小さなネットワークが互いに強調することで成り立っているネットワーク間の「仕組み」です。各ネットワークが自ネットワーク内部の整合を保ち、自分と接続するネットワークとのやり取りを保証します。これが、Internetの基本です。

あるネットワークが別のネットワークと情報のやり取りをしようとしたとき、その間に存在する第3者的なネットワークが情報を仲介します。これがinter-networkingであり、特にそれをTCP/IPやDNSで行うのがInternetなのです。

定義から考えれば、Internetという「もの」は存在しません。それは、ネットワーク間に潜む「デーモン」なのです。


Internetでなにができる

Internetでなにができるか、といえば、「あらゆるネットワーク間で情報のやり取りができる」のです。情報の種類に制限はありません。e-mailのやりとりから、マルチメディア情報の転送、WebTVまで、さまざまな技術が実験されています。


誰もが誰もを助けてる

「誰もが誰もの情報伝達を手伝う」「誰への情報でも経由を許す」「全部互いに無償」という状態は、考えてみれば実に凄いことです。(無償というより、「自分の部分は自分で払う」と考えた方が実情に沿っています)

事実、運営(? )初期段階では、「大学が私企業間のe-mailを中継していいのだろうか」などの議論があったのです。しかし、今はその議論を乗り越え、このように実用化に近い段階まで来ています。


安定して実用化したわけではありません。

「実用に近い? 既に実用じゃないのか? 」実は、Internet技術はまだ実験段階なのです。筆者は日々Internetを利用しています。多くの人が日々Internetを利用しています。しかし、日々新しい技術が提案され、日々改良され、日々実験が繰り返されています。今はWWWが非常に際立っていますが、5年後には別のものが優勢になっているかもしれません。実際、WWW自体が1989年に提唱されたばかりです。1993年にMOSAICが生まれ、1994年にネットスケープ社ができてから、現在までの変化がすべて生まれているのです。

Internetは、決して老成した技術ではありません。事実として、1997年には土台技術のTCP/IPに関して、これまでのIPv4からIPv6への移行が始まろうとしています。無事移行すれば、通信はよりスムーズに、ストリームはより多岐にわたるはずです。しかし、移行は失敗するかもしれません。

Internetは、まだまだ成長を続けているのです。


不定経路ルーティング


Internet経由で情報を送るときの仕組み

まず、情報のやり取りの単位はパケットです。パケットとは、ある程度の情報の塊のことです。

情報を送り出すコンピュータは、パケットに宛先をつけてネットワークに送り出します。それを、そのコンピュータが所属するLANのルータが受け取ります。ルータは宛先を見て、自分のネットワーク外に宛てられていれば、そちらのルータに向けて更に送り出します。直接そのネットワークに送り出すのではなく、自分と物理的に接続しているネットワークのうち、宛先に最も近いと思われる所に送り出すのです。すると、新たに受け取ったルータが同じ事を繰り返します。最終的には目的地に着くはずです。

目的地がどうしても見つけられないことを考えて、パケットは一定時間で抹殺される。大雑把な説明ですが、このような仕組みで情報はルーティングされます。


不定経路

Internetの大きな特徴は、その経路が刻々と変化していることです。

我々は、Internetでの通信が常に成功することを望んでいます。しかし、Internetに荷担する個々のネットワークはメンテナンスなどのために休止するかもしれません。それ対して「休止するな」という権利は誰にもありません。

そこで、休止中のネットワークを迂回して情報配信できるように、ネットワーク接続続を多対多のクモの巣状に張り巡らしました。そして、ルータという機械どうしが「おしゃべり」し合って、望ましいと思われる通信経路を模索しています。「●○ネットワークは、今電源が切れているぜ。そっちに行くためには、こっちへ行った方が賢そうだぜ。」「××ネットワークの応答がちょっと途切れ途切れだな。」「△▲ネットワークが回復したぞ。」

これらの情報によって、常にルートは自己管理され変化しています。もっとも、それが必ずしも最良のルートになるとは限りません。しかし、「可能なら、必ずつながります」。


プロトコル(規約)

ネットワークの接続では、情報やり取りに「取り決め(プロトコル)」があり、それにしたがっていなければ情報がやり取りできません。Internetで用いる根底のプロトコルがTCP/IPです。TCP/IPは単純で力強いプロトコルです。その開発目的は、「どんなネットワークともやり取りができること」つまりInternetを可能にすることでした。

これを用いたより上位のプロトコルとしてftpやhttpがあり、実際に活躍している様に見えるのはこれらです。それらについては後で説明します。


Uniform Resource Locators (URL)

ネットワーク中には様々なリソース(資源)があり、我々はInternetを経由してそれを入手できます。そのときに利用する「Internet上のリソースを特定するアドレス情報」が「URL」です。

URLはだいたい「scheme://host.domain/path/dataname」という形をしています。 日本語にしてみると、「転送方法://コンピュータの名前/ファイル名」です。

アルファベットの大文字小文字は区別されるので注意が必要です。

たとえば…

WWWブラウザなどは、URLをそのまま入力すれば、解析して情報をgetする機能がついています。e-mailなどは、利用者がmailto:以下だけをe-mailアドレスとして理解する必要があります。

とりあえず、Internerの概要と、そのどこかにあるリソースを指定する方法をざっとお伝えしました。


以下はURLに関する余談です。

//はネットワークのルートを意味している。と思います。

リソースとしてディレクトリを指定することも可能です。この場合、サーバはディレクトリ内のファイル名をクライアントに教えます。

ただし、多くのサーバの機能として、特殊なファイル名のリソースを「インデックス」として機能さます。ftpdの場合、ただ単にファイル名リストを渡すのではなく、インデックスファイルの内容を添えて渡そうとします。インデックスファイルには、そのディレクトリや各ファイルの説明を書いておくのが一般的です。httpの場合、index.htmlがあると、その内容だけを渡して、ディレクトリ内部を見せないようにします。 その場合は、URLはスラッシュで終わります。

!httpの場合、ディレクトリなのにスラッシュで終わっていないURLは間違いです。Mozilla等は、この間違ったURLを指定しても、サーバと対話しながら間違いを修正してくれますが、間違いは間違いです。注意して欲しいのですが、その間違いを訂正するために余分なネットワーク通信が必要になります。ネットワークへの無駄な負担は、各自が誠意を持って防ぐべきです。巷にある「●○のほーむぺーじ〜」を宣伝するURLの多くは、ディレクトリなのにスラッシュが無いという「間違い」を平気で犯しています。“止めてほしいよう。”とは筆者の心の叫びです。^^;






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