=========  比較的良いもの ========= HTML4.0 & CSS 正攻法 牛田、金井 エーアイ アカデミックHTMLなるWebを開催している輩が書いた本。 #URLは失念。 非リファレンス。読み物系。 htmlとcssをいったりきたりしながら教える。教科書タイプ。 でも、前半の説明には無理がある。 この手の言語を正確に教えようとするときに、 根拠(文法体系)を隠したまま推し進めるのは無茶だと思う。 途中でDTDを教えて以降は文法知識を前提にするのでまだマシだとは思うが、 僕はこの学習進路はベターだとは思わない。 難しくないことを変に難しくカンジさせてしまっていると思う。 あと、細かいところでおかしい記述があった。 たとえば、 「ID属性は、事実上はCLASS属性と同じように扱って良いでしょう。」 など。 例ソースとして(典型的手紙を例に)
というモノがあげられていたが、 これは要素の区分(つまりCLASS)であってID(固有値)ではない。 −−はずだ。 #かの本では「その文書インスタンス内にひとつならばIDでよい」と #思い込んでいるようだが、違うんでないかなあ。 #その文書に偶然にひとつしか出てこないからといって、 #IDになるわけではないと思う。 #IDは、文書インスタンス中で #その「要素」インスタンスとして本質的に一意なものに使うべきだろう。 #たとえば

1章:○○

など。 アカデミックHTMLが立ち上がった時にそれを読んでいても思ったのだが、 #あれは1997年のことだったと思う 彼らは「DTDの文法的にエラーが無い」と「HTMLとして間違いが無い」を 履き違えているような気がする。 でも、この評価には「私怨」が入っているかもしれない。 なんにせよ、goodのほうに分類。 -------------------------------------------- W3C標準HTML4 デーブ・ラゲット(Dave Raggett) ジェニー・ラム(Jenny Lam) イアン・アレキサンダー(Ian Alexander) マイケル・クミーク(Michael Kmiec)--著 滝沢 徹/牧野祐子--訳 発行 アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン株式会社 4800円 478ページ(目次広告除く) 1998年9月11日 初版第1刷 発行 (1998年9月20日記述) 著者はW3CのHTML仕様まとめ担当者。 というわけで、内容は絶対に間違っていない。 でも、本としては駄目な本です。 まず、本文構成が悪いです。長すぎるし、順序もわかりにくい。 ネタが盛りだくさんすぎ。 CSS1からクライアントサイドイメージマップ、スクリプトまで入っている。 つまりは、欲張りすぎてなんだかわからなくなっている1冊である。 文章そのものも理解しにくい。ただし、原文のせいか翻訳のせいかは不明。 あげくに、表紙はださいし、組版は間延びしているし、イラストは最悪である。 (たぶん、もともとはペーパーバック本だったのだろう。  すんごく軽いアメコミイラストが付いている。  それを日本のしっかりした製本の本に持ち込んでは、雰囲気台無しである。  あげくに、セリフのギャグセンスの日米のズレを無視して翻訳してあるから、  つらいこと、つらいこと!  だって、「カエル:ゲコゲコ!」とか書いてあるんだもの(ToT)うぇー ) この本を買って勉強するつもりのあるひとは、 はじめからホンモノの仕様書を読んだ方がよいと思います。 つまりは駄目な本だとおもうんですが、 この「あやしい本」の趣旨は 「HTMLの仕様に付いて正しいかどうか」を判断するところにあるので、 この「good」カテゴリにリストします。 ちなみに、はじめの方にある「WebとHTMLの発達史」はためになる記述だ。 Netscape社が勝手にHTMLを拡張したために起こった混乱が まざまざと書かれている。 読むにつれ、改めてNetscape社を嫌いになった。 #Mozillaオープン体制で、あそこも改善されるといいなあ。 --------------------- カスケードスタイルシートWEBデザインガイドブック −スタイルシートと次世代HTMLによる論理的Webデザイン− エ・ビスコム・テックスラボ著 MYCOM CD-ROM付き3800円(dreamweaver体験版やサンプルデータ) (1998年6月18日発見) 著者が変な団体名になっているが、 実際には「平均的な悪さのもの」の最後の方で紹介する次の本と同じ人。 吉村信 家永百合子 鐙聡(あぶみさとし) インターネットホームページデザイン SE(翔泳社) 内容は、HTML部分とCSS部分に別れる。 #HTML部分は「比較的良い」。 #CSS部分は、大変気に入らない。 #でも、このコーナーなHTML本のコーナーなので…くそ、こちらにリストだ! HTML部分では、「論理的なマークアップ」といいながら、 それっぽいことを説明している。 #「HxとPだけあれば文章は書ける!」とか、 #実に私のネタに似ているのが気になる… でも、実際にはBLOCKQUOTEやSTRONGを教えただけで、 その文書型定義的な意味合いには言及しない。 最後まで「タグで文書構成を指定する」という表現で突き進む。 「要素」という単語を知らない。 blockもinlineも解説しない。 DOCTYPE宣言にも言及しない。 #でもね、結果として出来上がっているものはかなり良い。 #説明文自体も、CSSとの連携を考えた上手な説明だと思う。 CSS部分だが、「定義」の解説がひとつも無い。 たとえば、定義的には text-decoration: 値 none | [ underline || overline || line-through || blink ] #「none」とだけ書くか、後者から任意で複数個抜き出して書くか、どちらか。 ##text-decoration: noneはok、 ##text-decoration: underline blinkはok、 ##test-decoration:none underlineはダメ。 と決められているわけだ。 でも、この本は、次のような感じて突き進んで、それでオシマイ。 1.text-decoration:underline 下線がつきます。 2.text-decoration:overline 上線がつきます。 … #それじゃあ、CSSの書き方について何も理解できないよ。 一つ一つのプロパティに丁寧にサンプルと表示結果がついている。 それは良いことだ。 でも、説明がおかしいものが少し混ざっている。 「仕様ではこうなるべき」を説明せずに、 「ieとmozでは、結果がこのように異なります」などと解説。変なの。 一番笑えたのは、line-heightの解説。 「ie4は、行間余白を上下均等に。  moz4は、行間余白を全部上に。  ie3は、行間余白を全部下に。  ブラウザによって、こんなに違いがあります。」 だってさ。 CSS的に正しいのはie4の結果。でも、そういうことには言及しないのだ。 #本文中の注などをみていると、 #いちおうCSS2仕様書は読んだらしいと思える記述が出てくる。 #なのに、なぜこんなんなんだろう? 他にも、理解の浅さ(説明の浅さ?)を示す記述がいっぱい。 たとえば、マージンとパディング。 「一見すると、どちらも同じ効果を得るためのものだと思えます。  でも、次のような場合には違いが分かります。 (と、ボーダー付きの例)  ほら、マージンはボーダーの外に、パディングはボーダーの中につくでしょ?」 だって。 おいおいおいおい、CSSのボックスモデルの説明とかしないのかよ。 こんな表面的なことだけ教えていて、いいのかよ。 でも、きっとシロウトさんにとっては、よい「始めの一歩」かもしれない。 僕の書いている本(~/css1/を参照)は難しすぎるのだろうか? なお、紹介しているプロパティは、css1+css2半分程度+ie拡張だ。 でも、「これはCSS1のプロパティです」なんて記述はどこにもない。 あるのは「ie4でok」「ie3でok」「moz4でok」マークだけ。 --------------------- Internet Ascii98 5月号HTML4.0特集 筆者・編者不明 (4月15日チェック) 「一足お先に」というなぞのキャッチコピー、 「タグ」という用語の誤用、 「3.2でスタイルシート対応」という誤解を除けば、 悪くない特集だった。 #HTML4.0は1997年12月Recommendation。 #HTML3.2では、STYLEとSCRIPTは「予約語」になっただけで、 #具体的な機能は決められていません。 「HTMLは見栄えを規定しない、文書構造を規定する」 「Hxは見出しを指示するだけで、文字サイズなどは指示しない」 などと書くあたりは良い姿勢だ。 #でも、本当に「文書構造」が書けるのか? でも、浅い。 SGMLの知識が薄いためか、 包含関係(親子関係)への言及が無いし、 「Pの終了タグは省略可能」というような言い方ですましている。 #タグの省略は、「場合によっては」してよい、というだけ。 SGMLインスタンスを書く、という意識に疎い。 「Hxの開始タグと終了タグに挟まれた部分が見出しになります」 とあるが、これは本末転倒。 文書中の見出し(すなわちHx要素)をSGMLインスタンスとして表現するために、 Hxの開始タグと終了タグをつけたのだ。 すなわち、あくまでも「見出しだったから、つけた」のであって、 けして「つけたから見出しになった」のではない。 DOCTYPE宣言や文書型定義(DTD)の説明があまい、というか うわっつらにとどまっていてツライ。 ひょっとすると「大事なのはDOCTYPE宣言をすること」だと思っていないか? 大事なのは、文書型定義を守ることだよ。 なお、リスト系や引用ブロックなどにふれていなかったため、 定番の誤りチェックはでいなかった。 さて、話を続けよう。 TABLEの説明は、3.2から追加された部分には余りふれていない。 HTML4.0特集と銘打っていけど、いったいなんの特集なんだ? HTML4.0の改善点としてはかなり大きなウェイトがさかれているはずの 「アクセス性」にはまったく言及されていない。 HTML4.0特集と銘打っていけど、いったいなんの特集なんだ? スタイルシートだが、 「3.2で取り入れられたが、当時はCSS言語がドラフト中だった」 とあるが、HTML3.2は97年1月、CSS1は96年12月にRecommendation。 「スタイルシートは2.0のころ提案され」とあるが、 スタイルシートという概念はHTML成立以前から(SGMLの世界で)存在している。 #ちなみに、ms-wordにもある。別にSGMLに限ったハナシじゃないわけだ。 それから、HTML4.0特集の中にスタイルシートの記述説明がはいっているけど、 スタイルシートはHTMLとはまったく別の仕様であって、 HTMLの一部じゃありません。 #それに、例におけるスタイルシートの使い方が #文書表現を支えるものではなく、 #「こんな変なこともできます」という程度の #すんごく無計画なもので、不適切です。 と、キツイことを書いたけど、「比較的良いもの」にpick up。 #雑誌と書籍を同列にならべるのはどうか、とは思いますが、 #とりあえずはOKでしょう。 ちなみに、著者がクレジットされていない。 編集部が書いたんなら書いたんで、そうクレジットしてほしい。 −−−−−−−−−−−−−−−−− 正しいHTML4.0リファレンス&作法 http://www.villagecenter.co.jp/book/com/html40.html ビレッジセンター 同社社員 1998年3月18日発売 3月25日確認 この本には 「間違いが無いという事実で、他の本との差別化をはかる」 と書かれていた。 事実、そのとおりかなり間違いは少なく、 きちんと仕様書を(すくなくとも1回以上) 読んだことが分かる内容になっている。 わたしと同じく 「彼らは間違いを鵜呑みにするという罪を犯している」 と断言している。 #他にも、あまりにも私がここで書いてきたことに似た記述がある。 #リンク先ファイルを「リソース」と読んだりしているし、 #ひょっとして、ここを読んで書いたのでは? #といっても、正しい知識は自然に同じ方向に向かうのだと思うが。 「DTDは法律であり、それを守らないのは犯罪だ」 とまで言い放ち、 「HTMLは見栄えを規定しない。スタイルシートで指定する。  本書はWWWブラウザの画面キャプチャを使用しない。」 という攻撃的な姿勢をとっている。 Hxは見出しレベルであり文字サイズではない、 BLOCKQUOTEは引用ブロックでありインデントではない、 ULの中にはLIしか書けない、LIはULやOLの直下にしか書けない、 など、初めに「ありがちな誤解」をまとめている。 たぶん、日本で始めて明確に「親子関係」に言及した本だ。 −−−−− では、この本は完全か、有用か、というと、 なんとどちらもNOである。 つまり、不完全だし、無用だ。 −− まず、ちいさな問題点として、複数の誤解がある。 この誤解は、完全に勉強不足によるものである。 以下に勘違いを挙げる。 −− ・WWWブラウザは本来User Agentと呼ばれるべきである これは間違いというか、誤解の多い言い方である。 WWWブラウザをUser Agentと呼ぶ、というのは、 日本語入力システムをFEPと呼ぶ、というのと同じくらい やばい記述なのではないかな、と思われる。 FEP=日本語入力システムではなく FEP⊇日本語入力システムであるように、 User Agent=WWWブラウザではなく User Agent⊇WWWブラウザだ。 #僕自身はちょっと違う考え方を持っている。 #それは「via Internet談義 あやしい用語」で述べたので #そちらを参照のこと。 こんな怪しい記述があるということは、この筆者は、 たんにW3Cが仕様書でUser Agentと書いているから、 きちんと理解せずにWWWブラウザをUser Agentと読み替えた恐れがある。 −− ・HTML4.0ではブロック、インラインという考え方が登場し、  要素の整理や把握が進んだ それはHTML2.0のころから存在する区分だ。 #昔はブロックとテキストという名前だったけど。 本当に仕様書をちゃんと読んだのか? −− ・DOCTYPE宣言は、厳密にはURLも書かないといけない。 これは単にW3Cの独自拡張であって、 SGML的に認められたものではない。 どっちかというと、余計なお世話なのではないかな。 #このような注意も、HTML4.0の仕様書に書かれていることだ。 −−−−−− つぎに、大きな問題として、 HTML4.0の仕様解説になっていないことである。 幾つかのうんちくの後に現れるのは、 なんとアルファベット順の要素解説なのだ。 その要素の子要素に書けるもの、属性、といった感じに紹介が進む。 前にも言ったが、 HTMLを理解するには、 文書構成と要素の包括関係を理解しなければならない。 それは、要素を無関連にバラバラに覚えただけでは分からない。 ひょっとすると、筆者は 「これはただの辞書。ちゃんとW3Cの仕様書を読んでね」 というつもりで書いたのかもしれない。 だとしたら、こんな本は要らない。 だって、例えばLIをひいてその子要素が分かっても、 LIは「いつ書けるのか」つまりどの要素の子要素になりうるのか 分からないんだもの。 これじゃあ、誤解はなくならないぜ。 −−− でも、間違いが少ないので「良い本」にリストアップ。 #本当は、ちゃんと全部は読んでいない。 #けど、ああいうリファレンスは仕様書をうつせば誰でも書けるから、 #多分間違いは少ないだろう。 #あっても、誤植とか。 でも、やっぱり変か。 「S(打ち消し線)は4.0Strictで破棄されました。  でも、CSS1には代替のプロパティがありません。」 と書いてあるけど、 これはtext-decorationで代替できます。 たぶん、この人きちんと調べてません。 #elementという用語を誤用しているし。 #というか、普通と逆のミス(tagというべき所でelementと言う)を #犯している。 #これも、きちんと仕様書読んでいない証拠では? −−−−− HTMLハンドブック 渡辺竜生 ソフトバンク 1997年5月発行 (1998年3月記す) いちおうW3CのHTML3.2(当時はそれが最新)の存在の説明と、 HTMLが論理構造記述のモノであり表示フォーマッタではないところから 本が始まる。 したがって、「比較的良い」にリストアップした。 でも、内容は薄い。間違いや変な話もある。 「HTML3.2、IE3.0、Moz3.0にあるか無いか」が判断基準であり、 なんだかんだいって表示にとらわれた解説が入る。 block levelとtext levelの区別や子要素の限定を知らない。 一応仕様書は読んだみたいなんだけど、 どうしてこんな説明になるんだろう? #ex「ADDRESSの前後には自動的に改行が入ります」云々。 でも、「Hxが文字サイズだ」とは言わない辺りは偉い。 #Pは「段落」と書かれていたが、 #「一般的なブラウザでは2行改行」などとお茶が濁されていた。 ULはリストだしBLOCKQUOTEは引用ブロックであって、 けしてインデントではない。 この辺りは説明できていた。 でも、ソースが全部ベタだった。 つまり、 ってなソースを平気で書いているんだ。 これじゃあ、わかりやすい本とは呼べないね。 # #こうだったらわかりやすいよね。 #終了タグを省略するからわかりにくいんだと思うけどなあ。 さらに、「PにALIGN属性を付けた場合は/Pは必須」という むちゃくちゃな説明があった。 #他の本でも見たことあるので、 #全般にチェックしてみると面白いかも。 #しかし、どうしてこんなデマを本にするんだろう。 独自拡張はたくさん紹介されているが、 きちんと独自だと明言されているのでいいんじゃないかいな。 なぜかCSS1についても書かれていた。 ほんのちょっとだけど。 ひょっとすると、 もっとも早くcss1について記述した本だったかもしれない。 −− 最新HTMLタグマスター 富田 JUSTSYSTEM (1998年2月記す) たいへん地味な表装の本。 「最新HTMLタグ」という意味不明のキーワードが気になる。 リファレンスもの。 「タグじゃなくて“要素”でしょ」と突っ込みたいところを我慢すれば、 なかなか良くできている。 見出しレベルのことも、CITEとIの違いなども触れている。 #あれ、インラインの中にブロック入れちゃ駄目、ってのは #書いてあったっけ? でも、ブロックレベルとインラインレベルの違いや 可能な子要素やTREEについては触れていない。 例ソースはその要素を用いた「部分」しかないので、 包括関係をどう考えているのか読み取れない。 DOCTYPE宣言もなし。独自拡張要素あり。W3Cと独自との区別なし。 Pは「昔はお尻、いまはP〜/P」「互換性のために/Pは省略できる」となっていた。 #この説明は一見正しいようで正しくないので注意。 #「互換性」は無関係。 ちなみに、例ソースはお尻Pになっている。 /LIなどには一言も言及されなかった。 あえて突っ込めば、 /IMGが存在しないのと/LIが省略できるのが同列になっている、 とも言える。 相応のページを割いてスタイルシート(CSS)に言及している。 開始タグ埋め込みではなく、きちんとしたシートの作成を説明している。 でも、使い方の説明は不合格。 「望みの効果を指定したクラスをつくって、  各要素にCLASS属性をつけると効果が表れるんだな」 的なイメージを与える。 やはり、個々の内容が正しくても全体が見えないため、 リファレンスものは役に立たないと思う。 でも、間違いが少ないのでこちらへリスト。 −−−− ローラ・リメイ著、久野靖訳 HTML入門第2編 プレンティスホール (1998年1月) HTML4.0、CSSなどを含む改訂版。 内容を伝えるための(読解しやすい)文書の書き方、 プレゼンの組みかた(見出し一つに話題一つ、など)までを説明している良質な本。 ちゃんとHTMLのversionやDOCTYPE宣言の役割にも言及している。 でも、 ってのは存在するんだろうか? しかし、包括関係にきちんと触れてはいないような気がする。 間違いもある。 LI、DT、DDなどのリスト項目系が「空要素」だといっている。 これらは「終了タグを省略してもよい」であって、 「終了タグがない」わけではない。 さすがに/Pを積極的に薦めるように改定されていたが、 あとのところはなんとも。 テーブル、フレームの説明に1章ずつ割いていたが、 流し読みだったので内容が適切かどうかは分からない。 独自拡張を非難しつつも、一応BLINKやマーキーの説明をしていた。 ダイナミックHTMLにも触れているが、あれは蛇足だと思う。 CSS部分は、ダメだ。 「あくまでHTMLの本です」と記述されていたとおり、 スタイルシートを構築する理念・概念には触れられておらず、 単に幾つかのプロパティを分類どおりに説明したに過ぎない。 例ソースはほとんどがSTYLE属性で書けるもの、 しかもとってつけたような「説明のための例ソース」だった。 そうじゃなくて、きちんと構築意識を持ったものを説明して欲しかった。 −−−− HTML3.2+パワフルテクニック大全集 外人翻訳もの インプレス これがまたHTML3.2を理解していない。 ブロックの包括関係が変。 ADDRESSをテキストレベルとしてP内に入れている。 DLを「マークの無い箇条書き」なんて使い方で紹介している。 でも、説明は丁寧。 いきなり「物理指定…B、Iなど」から始まるが、 論理指定に関しても丁寧に説明する。 でも、シロウト向け画面キャプチャ本になっている。 ULのリストをプレーン状態から (1)ULで囲みましょう(キャプチャ) (2)LIを入れましょう(キャプチャ) ってな風である。 質問「リスト項目にリンクを入れるにはどうしたら良いの?」 こたえ「ふつうにAを入れ込めばいいんだよ」 でも、帯には「プロフェッショナル御用達」とある。 あと、「互換表示」の「HTML2.0以上」だけど、 属性は3.2からしか無い場合でも、「2.0以上互換」と書いてある。 たとえば、「BODYのCOLOR指定…2.0以上互換」。 これは嘘だぜ。なにをチェックしてるんだ。 でも、日本人が書いた本よりは良くできている。 ただし、分厚くて高い。5800円。 スクリプトやCGIにも触れている。 −−−− HTML3.2スーパーリファレンス 千葉なんとか sf社(サーフェスだったっけ?) 前書きに「皆が僕らが始めに犯した間違いを繰り返している」と 反省表明がある。 それだけに、内容も比較的ただしい。 全てに関してHTML3.2か、mozillaか、ieか、を表示する。 あやしい「Hはサイズです」はない。 でも、ブロックレベル、テキストレベルの理解が無い。 Pの中にBLOCKQUOTEが入ると思っている。 ADDRESSを文字レベルだと思っている。 いったい何を勉強し直したんだろう? ケアレスミスもあった。 EM、STRONGがHTML3.2に入っていないことになっている。 良く読めば、まだあったかも。 まあ、あら捜しする必要はない。 −−− HTML3.0入門 外人 インプレス WWWリソースを「アプリケーション」と呼ぶのを除いて、 きちんと論理的に規格を説明する本。悪くない。 でも、読みにくいかもしれない。 なんにせよ。3.0は既に破棄された規格なので、きついかな。 −−− HTML作成テクニック? JUSTSYSTEM 比較的論理構造を教えようとする本。 いちおう規格に従おうとしているので、奇麗にまとまっている。 −−− ホームページの効果的な作り方教えます sgml研究会 技術評論社 まあ、ok あまり教え込む感じではないが、 初心者向け、という事で。 −−− てくにかるゆーざのためのTeX, HTML,グラフィック 培風館 簡単ではないが、さすがにしっかりしている。 TeXでしっかり教えるため、 html文法の詳細については省略しがち。 −−− HTML入門−HTML3.2対応 青柳 工学図書 HTML3.2対応となっているが、 教えているのはHTML1.0の気分である。 (文末に

とかけ、など。) したがって、「看板に偽りあり」。 内容は、文法が古いことを除けば、そうおかしくはない。 −−−− ローラ・リメイ著、久野靖訳 HTML入門、続HTML入門 プレンティスホール WEBとは云々からプレゼンテーションの質、 WEB構造の質などまで述べられている。 ただし、「HTML2.0が成立する/しない」すれすれの頃の古い本なので、 「P、LIには閉じるタグが無い」などの “今となっては間違いな”記述があります。 (本当は「省略してもよい」だけです。  IMGなどは「閉じるタグが無い」であり、「省略しなければいけない」です。  この違いは重要です。) 現在は第2編がでたが、そこでもこれらの間違いは直らなかった。 −−−