西武の電気機関車

 毎年トレインフェスティバルでお目にかかることのできる電車の他に、電気機関車があります。

どれも個性的で魅力あふれたものばかり。

 現在は貨物輸送が廃止され、その雄姿をみることはできないが保存状態も悪くなく、毎年その姿を

見せてくれるとほっとします。

E851 854 言わずと知れた私鉄唯一のF級電機 三菱電機・重工製

秩父線開業時期に新製され、セメント貨物の輸送に活躍した。

見たことは無いが、早朝に横瀬〜芦ヶ久保に重連の運用も設定されていた。

新秋津に貨物受け渡しの拠点が移る前は池袋、国分寺にも顔を出していた。

 

E71 1926年(大正11年)アメリカウェスチングハウス製(機械部分ボールドウィン社製)

国鉄ED10として国鉄電化当初に活躍。最近正面扉が当初のスタイルに直された。

 

E61 1923年(大正12年)アメリカゼネラルエレクトリック社製

国鉄ED11として東海道線電化当初活躍する。近江鉄道ED14と兄弟機にあたる。

 

E51 52 1923年(大正12年) スイス ブラウン・ボベリー社製

旧国鉄ED12 E51も存在したが永らく小手指に留置され解体されてしまった。

なんと言っても「ひさし」がチャームポイントである。

 

E41 43  1926年〜30年 イギリス イングリッシュエレクトリック社製

旧国鉄に買収される前の青梅鉄道発注電機が前身。のちに国鉄ED36となる。

西武鉄道には4機存在したが42号機は1パンタでありユーモラスな存在であった。

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