601系

1962年12月登場の西武初のカルダン駆動車。登場時は池袋線配属で、新宿線には1603Fが配属されたよ
うであります。当初から7編成のみの製作が予定されていたようです。推測ですが、既にこの時点で701形の製
作が進んでいたのではないかと思われます。つまり、電気品、足回りは結果的には同じものであり、新たに開発
設計の予定が無かったのではないかと考えられ、ボディの設計が進行中で完成していなかったのではないかと
勝手に思い込んでいます。

モハ601形の701系化改造のために余剰となったクハ1601形たち

 

登場時、保谷〜池袋〜飯能〜保谷と試運転が行われ、最高速テストが西所沢〜狭山ヶ丘間で実施されたそうで
す。最高速度は92kmで非常停止距離は250mであったと、当時の趣味誌にあります。なお、所沢以西は単線
でタブレット閉塞であり、小手指は駅、車庫ともになかったそうです。

赤い電車編へ