401系

元は411系。1978年より701系列の冷房改造進行にて、増結車の必要性が生じて改造により誕生する。
改造は旧クモハ411形を全車飯能方に方転し、機器は701系冷改車と同様のものを装備させた。台車は
エアサスのFS-372を履く。改造期間は昭和53年から始まり55年度に完了(56年1月437F出場)。丁度
改造過渡期であり、バラエティーに富んでいて見ていても楽しいものがあった。

改造当初は池袋線系統に配属されたが、後に新宿線系に全車集結する。初めてその車両を見たときはこれまたビックリ仰天してしまった。そのビックリのあまり、当時西武鉄道の広報にファンレターを送ってしまったという、情けない思い出がある。

 
池袋線にて活躍するクモハ401形
所沢にて


「ゴルフ急行」2連最終日の401系
田無にて

405F落成時、なぜか上石神井に回送され(訓練か試運転か不明)その姿を初めて見たときは、何かと思った。新501形も衝撃だったがこちらもかなりきてました。その当時は池袋線配置だったので、新宿線で走行シーンをみるのは上の写真を撮る頃まで待たねばなりませんでした。何と、2連のゴルフ急行最終日なのです。ダイヤ改正前日で池袋線から701系の大群がやってきて(土曜日午後から交換がはじまり、代わりに101系全車が池袋線へといった)慌しかった日でした。「2連の急行を撮ろう!」と出かけたら、やって来たのは401で(実は赤2連を期待していた)少しがっかりしてしまいました。しかし、2連の401の新宿線営業走行はこれが最初で最後だったのでした。当時は一眼レフでなかったため、走行写真が殆ど撮れなかった。(腕も悪いが)走行シーンを抑えておけば良かったなあ、と大後悔。

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