101系 ラストラン前日
平成16年12月18日、101系初期車の定期運行最終日となりました。
19日に行われるイベントをもって、池袋線、新宿線本線系からついに去る時がやってきました。
まだ、多摩川線、多摩湖線ではワンマン車をみることは可能ですが、一つの時代にピリオドが打たれた、
そんな思いが強く感じられます。
最近は、その「姿」を少し変わった視点から見ています。普段着姿とでもいいますか、見たままというか・・
駅撮りはあまりしないのですが、あえて、駅に焦点を当てて記録をしてみました。時間も早朝に。
普段の姿として見る事のできる、最後の日、小手指、所沢で見送りました。
そして、最後の乗車もしてきました。
小手指発5:09、各駅停車池袋行きとして入線前のショット。普段通りの姿をしては、正に最後のシーンである。
ゆっくりと、その特徴である側面のラインが流れて行く。
最後の定期運用が始まる。明日からは電車が変わってしまう・・
この運転台に思い出を持つのは、ファンだけでなく、乗務員の方々にも思い入れはあったのではなかろうか。(許可済みにて記録)
開放的な前面展望ともお別れである。ここに座り、流れ行く風景や行き交う電車を見た人は鉄道ファンだけでは無かったはずだ。
この日は何人か撮影者がおり、乗客も「何事か?」といった感じであったが、気に留めることもなく電車に乗り込んで行った。
「赤い電車」ほどのインパクトはない。しかし、この「普段」の姿で見送れたことはよかったと思っている。