’02SUGO Sound Festival TT−F3クラス’02年8月11日

8月はお盆の連休の始まりとなる8月11日、NS400で今年3戦目となる標記レースに参戦してきました。
(これが終わったら、乗鞍ツーリング〜♪<こらこら)

5月末から6月頭にかけて2週連続で筑波、SUGOのレースに出ましたが、今回はその後2ヶ月間を あけての参戦となります。
その間、さぞかし車体も進化していようかと思われがちですが じつはあんまり変わっていなかったり。エンジンも前回の暫定で載せたエンジンのまま。 次のエンジンは準備してあるもののOHが間に合わなかったのです。 (街乗りのNS400のエンジン載せ換えを優先してしまった....)
一応、足回りの変更は行ったので、その成果を確認できればぐらいの感じです。


○8月9日(金):練習走行....の前に車検?!

連休前に1日有給休暇をつけて、この日から足回りのテスト。 ところが木曜の晩出発後に、えらいことに気がついた。トランポの車検の期限、明日じゃん(爆) ずっと8月下旬だと思いこんでたのに。8月9日って書いてある。さぁどうしよう?
一度出発したものの家に引き返し、まず書類(納税証明)の準備。つぎに車検場の予約。 大宮か所沢で受けるか、それとも仙台にするか。仙台の予約が取れた。午後だが。 よし、とりあえず出発しちゃえ。なんとかなるだろう!(をいをい!!)

東北道国見SAで一晩過ごし、朝イチで仙台の町外れにある陸事へ。灯火器をチェックする。
ヘッドライトのバルブが切れてる(笑)近場の修理工場で中古のバルブをゲットし、 書類を一通りそろえ午後の予約なんだけど受けさせてよ、とねじ込み、検査ラインに通してみる。

落とされた。(爆笑)

まぁ、光軸ずれてるのはしゃーない。テスター屋にもちこもう。それ以外がいけない。 発煙筒の有効期限切れ。排気管(マフラーカッター)に錆穴あき。極めつけは荷物室の仕切棒。 ああっ、すっかりわすれてたよー!。仕切棒つんでくるの忘れた!イタタタタ。
検査官に「仕切棒がないけど、積んであるんだよね?ココからは見えないけど、満載の荷物の 中にあるんでしょ?」と聞かれたもので、「出せよコラ!」って怒られるのが怖くて正直に 「すみません、忘れました」って答えちゃったのが敗因。今思えば、アレは検査官の助け船 だったんだろうなぁ。強気に答えとくのが正解だったのだろうなぁ...
でもここであきらめたら家に帰れない。つーか、これからSUGO行って走るんだっつの。 なんとしても通すぞ!まずカー用品店に行って発煙筒とアルミテープを購入し、排気管を補修。 ホームセンターに行って鉄パイプと金ノコ買って来て、仕切棒作成(爆笑)約1500円也。 さー、これで通してみやがれってんだ!お願い、よろしくね(はぁと)
なんとか無事午前中に車検を通して(あーあ、通っちゃったよ。いいのかなぁ...) 午後からSUGO入り。この日は2本走行することができました。
(よい子は真似をしてはいけません)

QJ-1のリアサスと予選前の新品タイヤ
さてさて、今日の走行の仕様としては、まず前回の決勝レースに対して、 NS用に昔出ていたDAYTONAのFrスタビライザーを装着しての効果確認。 また、リアサスはブルーポイント社のQJ-1というブランドのサスを導入した。 これでコーナーで出ていたチャタリングが、左右の振動から上下方向(サスの作動方向) への振動に変化し、スタビによりFrフォーク全体の剛性が上がっていることが確認できた。 振動はある程度サスが吸収してくれるので、これなら安心して走れそう。 タイムも、前回の決勝とほぼ同じタイム(1分50秒8)を、チャタリングの恐怖感無く 出せたので、この仕様も「アリ」だねということで一安心。

このあと明日に向けて、さらに足回りを変更しなくてはならなかったわけだが、 どうも今回は忘れ物が多く、不足している部品を求めて大河原の町を うろうろすることになるのであった。


○8月10日(土):練習走行....の前に組替え...

NSRの足を正面より NSRの足を横から
この日は以前から準備していた「NSRのFrフォーク移植」にトライ。 昨日できなかったから午前中にやるしかない。なんとか午前中の走行に間に合わせたいのだが。
トップ、ボトムブリッジ、Frフォーク、アクスルシャフトをNSR250のものにして、 ホイールのカラー、ブレーキキャリパーサポートを新作して、NSのホイールを装着。 NSコムスターを履かせたまま、Frの剛性UPにトライする。
結局、移植作業には半日かかり、走行は午後の1本のみ。 タイムは前日のタイムに届かなかった(1分53秒0)ものの、走行時の安心感があがっているため 明日の予選決勝はこちらで行く事にした。(せっかく作ったしね...(^^;;)


○8月11日(日):予選・決勝

出場クラスは前回と同じくTT-F3クラス。敵はSP400、SP250仕様のいまどき (一昔前?じゃぁNSは二昔前だ)の車。 エントリーが10台で上位6位までが入賞となる。他にTT-F1、Formula-SUGO、Expert-Singleが 混走で、最後のメインレースとなるのも前回と同じである。 予選直前・ステダンが付いたよ
 予選は1分52秒74というタイムで、TT-F3クラスでは3位/5台、総合では17位/20台となった。 入賞はあくまで6位までだそうなので、びりでも完走すれば表彰台だ(^^; 自分より上位にいるのはZX400RRとFZR400RR。後ろにはTZR250とGPZ400R。まぁ順当なところだろう。 一応、目標はクラス3位以内ということで。

 ところが、決勝レースではスタートで出遅れ、1コーナーでの順位は悪くなかったはずなのに 2、3コーナーで抜かれまくり。ヘアピンで振り向いたら後ろは一台しかいない!と思ったのも つかの間、それにもハイポイントで抜かれて、気がついたらもう後ろにはマーシャルの4輪 しかいないじゃん! むむむ、このままでは完走最下位で表彰台という情けないことになってしまう。 なんとかひとつでも上の順位にいかねばー。  さすがにストレートではこっちが有利か、ノーマルチックなTZR250とGPZ400Rはシケインの 立ち上がりとか楽なところを使って抜くことはできた。がしかし、その前にいたFZRは、 前回勝てた相手だったというのに今回は最後まで追い上げるもとどかず、 4秒ほどの差をつけられてチェッカー。

 これで予選の結果と同じクラス3位/5台かなー、と思っていたら、なんと予選に出走して いなかったFZR400Rが嘆願出走していたらしく、2位に入賞してたりして、 残念ながらクラス4位、総合15位という結果でした。


 でもまぁタイムは1分50秒39と、目標の49秒には届かなかったものの、わずかに 自己ベストを縮め、足回りがいいかんじにまとまってきたので結構満足してます。 なんせ、マシンの挙動は前回と違ってまだまだ限界まで余裕がありそうなので、 もうすこしせめていけそうな感じがしますから。

次回は10月にもう一度SUGOの秋ラウンド。その後筑波のフリーランスに出場します。 今度はこの足回りの細かいセッティングの煮詰めが課題になってきます。

あ、そうそう、それから、以前Clubman誌の8月号に5月フリーランスの時に取材を受けて 掲載されてしまったのですが、また今回、Clubman誌の取材を受けました。 今月の発売号は早すぎると思うので来月ぐらいでしょうか?また掲載される予定です。お楽しみに。


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原文作成:22-Aug-'02 HTML版作成:27-Aug-'02