DOS パーティションが見つからない
Windows98をCD-ROMからインストールしようとした時、DOSパーティションが見つからない、というメーッセージが出た。ディスクには何もOSが入ってないから、エラー出ても仕方がないが、このパーティションをCD-ROMから作ってやる方法がわからない。起動FDは付いてないし、CD-ROMの中にはfdiskコマンドが見つからなかった。
仕方なく、ディスクに付属のユーティリティを使おうとすると、BIOSを更新しないと駄目だというメッセージがでる。ディスクに付属の説明書からして、どうもこの説明書Windows98が出る前に作られたようで、Windows98には全然触れていない。BIOSを更新して失敗したら困るし、変なドライバーをインストールされるのもいやだ。あくまでも純粋にWindows98の力だけで何とかしたい。
そしてしばらく考えたすえ、少々面倒だがいい手を思いついた。まず、Windows95の起動FDを使ってDOSパーティションを作る。その後Windows 98をCD-ROMからインストールし、Windows98用の起動FDを作ったところでインストールをキャンセルする。そして今度はWindows98の起動FDを使ってDOSパーティションをやり直す。これで8.4GBのディスクがフルに使えるようになる。
ところがである。それを実現するためのFAT32というファイルシステムは、Windows95からは読めないし、FAT16に戻す際にはデータが消えるので全部バックアップする必要がある。それを承知した上でFAT32を選択するかどうかfdiskが聞いてきたのである。そういうふうに改まって聞かれるとNOと答えたくなる。じっくり考える時間もない。パーティション毎にFAT16かFAT32が選べるようになっていれば良いのだが、実際どうなっているかはインターネットで調べられない。今インストール中だから。
結局、8.4GBを2GB単位にパーティションに区切って使う事にした。わざわざWindows98の起動FDを作ってインストールを中断したのが無駄になってしまったが、それでも、さすが新しいソフトだけあって、苦労する事なしにマザーボード、ディスク・コントローラー、CD-ROM、Sound ボード、モデムはサポートできた。Windows95とは雲泥の差があることは間違いない。