バッテリー、オルタネイター、スターター


昨年の暮れからスバル・レガシーのエンジンのかかりが悪くなっていた。一応かかるのだが、時々カチッと音がするだけでエンジンがかからないことがある。これは気温とも関係なく、雨とも関係なくである。そういう時には、ちょっと時間をおいたり、手をこすったり、足をこすったりするとかかるのである。

ドッジ・グランド・キャラバンのバッテリーは3年半で寿命だとあきらめて替えたが、レガシーのは替えてからまだ1年半も経っていない。きっとバッテリーの充電不足か漏電だとうと考えていた。実際、少し遠くに行って来ると調子が良くなったりしたから。

ところがついに1週間ほど前、どうにしてもエンジンがかからなくなった。ジャンパー・ケーブルでエンジンをかけて、遠乗りしても全然良くならず、2日続けてエンジンがかからなかったので、バッテリーを買ったアメリカン・パーツに行ってチェックしてもらったら、バッテリーには異常がなく、オルタネイターが悪いと言われた。早い話が走行中に充電されないのだ。ここでは直せないから修理屋に行ってセカンド・オピニオンを貰えと言われた。

スバルのサービスセンターの予約を取って、朝8時に行った。まずはどこが悪いかチェックが必要だが、1時間もあれば直るだろうということだったので待つ事にした。待合室には迷彩服をきたおじさんが一人待っていた。ふつうに挨拶したのがまずかった。

どこの具合が悪いのかという話から始まって、車の修理代と自分で修理した場合の損得の考え方、軍隊に入るとどれだけ得をするかとか、ブランド・ニューの赤ん坊をミクロネシアの教会関係の知り合いからタダでもらった話、カレッジで単位を取ってドクターにまで進む計画、アーミー、ネイビー、マリンズ、エヤー・フォースでどこが一番得か、アーミーは平均で1日12マイル、最高で26マイル歩くという話、テレビを見ないで本を読んでコツコツ勉強して1年経てばライバルと相当差がつくこと、子供には自分より多く大学で勉強させろ等々。この人はアーミーで教官をしているとのことで、自分の人生の哲学をみっちり3時間半も聞かされたのであった。

さて、レガシーは直ったのか?残念ながらスターターが悪いのだそうだが、パーツが合うのがなかったので直らなかった!アーミーの教官いわく、スターターはエンジンの下側、フレームのすぐ上にあるので、たったボルト2本ではずせるのだが、スペースが狭いので長いレンチが使えなかったりするので取り外し、取り付けに時間がかかるという。それならパーツが合う事をチェックしてから取り外して欲しいもんだ。

ちなみのアーミーの教官は87年ヒュンダイのデスロスターを直して貰おうとしているのだが、本心は配線の仕方を教わって何とか自分で直そうとたくらんでいるのだった。