春の訪れ Easter



もうすぐイースターである。今年は3月28日がGood Fridayで、30日がEasterである。え?Good Friday?日本語じゃ受難日って呼んでたはずだ。イエスが十字架で殺された日がどうしてGoodなの?わからないついでにこの季節はうさぎと卵が主人公。卵は「生まれ出る命の象徴」と言われればそうかなと思えるけど、うさぎはどうして?繁栄の象徴ならどうして豚やねずみじゃいけなかったの?

 ま、深く追及するのは辞めておこう。それよりかおのクラスとのんのクラスのパーティーの用意をしなくっちゃ。

イースターのパーティーといえばEgg huntingである。本当は茹で卵に色を塗って(もちろん殻付きのままよ!)それを隠すのだけれど、茹で卵はもっぱら色を塗って楽しむものになっている。(食用の着色料を水で溶いて酢を加えたものに茹で卵を浸す。)今はプラスチックの卵が使われる。プラスティックの卵は真ん中があくようになっていて、その中にガムやチョコレートやキャンディーを詰めて庭の茂みなんぞに隠しておく。それをがきんちょが捜し出すのだ。

 アメリカのがきんちょは普段から何かというとお菓子を貰っている。麻薬追放週間にJSNのバッヂをつけていくと飴が貰える。低学年は1週間Good Citizenで通すと金曜日に飴。音楽の時間にはナンダカンダ理由をくっつけて飴。それ意外にもアイスクリームやハンバーガーやピザのただ券。がきんちょはこれに釣られるんですな、面白いように。だからEgg huntingも多いに盛り上がる。真剣そのもの。純粋っていうか単純っていうか、実にかわいい。

 イースターを前にKーマートへ行った。卵に詰めるお菓子の買い出しだ。考えることは皆同じで、イースターコーナーはだいぶ賑わっていた。中にはハントした卵を入れる籠を20個くらいカートに入れている人がいた。小さな籠にお菓子を詰めてセットを作っている人。袋の中のチョコレートを一生懸命数えている人。イースターは確かにキリスト教の行事なのだけれど、それ以上に春の訪れを祝うお祭りとして定着しているようである。