会心のSocial Studies



 ちーのクラスの壁には各自1枚ずつテストが貼ってある。自分でよくできたと思うテストを貼るのだ。ちーは4年生になって簡単にはA+が取れなくなったのだが、比較的点の取りやすいSpellingを貼ることが多かった。

 ちーは4年生になってすぐ、「Social Studiesが難しくて大嫌い!」と言っていたけれど、母の悪あがきの成果か、最近「Social Studiesって面白い!」と言うようになった。最後までつまらないとこぼしていた「地理」も「旅行をするつもりになってごらん」とそそのかして話しを進めていくうちに、結構楽しくなってきたのだった。

 母 「アラスカへ行くのにタンクトップとショートパンツで行く?」
 ちー「行かないよ。寒いでしょ、アラスカは。」
 母 「行ったこともないのにどうしてわかるの?」
 ちー「だってずーっと北の方にあるもん。山があったらもっと寒いし・・・」
 この調子でちーにはいろんな所へ旅行したつもりになってもらった。お土産にはその土地の特産品を買ってきてもらって。

 そして、ついにちーはSocial StudiesのテストでA+を取ったのだ!ボーナスポイントも取って102点。文句なしだ。Fに泣いたあのころが懐かしい!?

 ちーはそのテストをクラスに貼ることにした。「これ、もうはがさない。ずーっと貼っとくんだ!」ちーの次の目標はScienceでA+なんだそうだ。そうなるとちょっと手ごわいぞ。いよいよおとうの出番かな?