小さくても、大きくてもみーはみー



 子供たちが学校から来年度の入学の申し込みが3月のはじめにある旨の手紙を持ってきた。みーはいよいよKー4ナノだ!もっとも日本ならば4月から年中組のはずだ。おとうが最近ようやくみーが上3人と比べて小柄なことに気づいた。

 ちーとかおは生まれたときの体重が2600なんぼ(g)だった。小さくて、抱いているには軽くてよかったが、義母なぞはちゃんと育つのか不安だったようだ。(ちーの出産はいつか別の時に紹介できるといいなあと思うのだけれど、52時間39分という恐ろしく長い時間を費やした。)のんとみーは共に3200前後だった。

 4人とも母乳で育てた。特に信念があってのことではなかった。どちらかというと母乳が足りなくて、おっぱいの後にミルクを足そうとしたり、1日のうち何回かをミルクにしようとしたのだが、どの子もミルクを飲まなかったのだ。ちーのときは心配したけれど、あるドクターが「よほどお母さんのおっぱいが好きなのでしょう。数字にこだわる必要はありません。機嫌よくしているなら母乳だけでいいでしょう。心配なことがあったら、いつでもいらっしゃい。」と言ってくれて、とても勇気づけられたっけ。もっともこのドクターはテレビにもよく出ていた人でいつも予約がいっぱいだから、そうそう簡単に診てはもらえないのだけれど。結局、うちのがきんちょはみんななかなか大きくならなかった。みーは特に小さい。日本で3才児検診をうけたらきっと保健婦さんにナンダカンダうるさく言われたことだろう。 だいたい保健所の検診だって、数字だけを見て判断するのがおかしい。見落としを恐れるお役所体質がいけないんだ!(ちーが生まれたてのころ保健所の検診で私は本当に嫌な思いをしているのよ。) 

 もうすぐみーは4才になる。体重は12.5kgといったところ。ほかの子が4才の頃はというと、ちーは13kg、かおは14、のんは16kg。やはりみーはひとまわり小さいのだ。偏食か、というとさほどではない。間食が過ぎるという訳でもない。運動不足とはいっても庭でいっぱい遊んでいるし・・・。最近、時折日本へ帰りたいようなことを言うおとうは「アメリカでの生活が合わないんだ!」などど言っているが。やはり体質、と考えていいんじゃないだろうか?

 そういえば、こっちでは日本のような「身体測定」やら「健康診断」ってなかった。希望者にIDカードを作るときに身長と体重を書くところがあったけれど、それも自己申告だった。体格に差ができるのは当然と思っているのだろう。それに健康管理は家庭の管轄という考えが徹底している。もちろん不都合なこと、たとえば黒板の字が見えにくそうだとか、体調が悪そうだとか、気がついたら担任かスクールナースが連絡をしてくれる。それで充分だと思う。

 みーの場合は今まで通り、規則正しい食生活と、今まで以上においしい食事づくりを心がければいいだろう。