隠れた秀才!? やって無駄な事はないでしょう
のんは勝ち気というか、せっかちというか、変なヤツである。
赤ん坊の時からそうだった。3人目ということもあって、私は赤ん坊の扱いにも慣れ、子育てをのんびり楽しもうと思っていた。なのにのんはどんどん大きくなってしまった。2ヵ月に入ったころ、オムツを換えているときにのんは寝返りをしそうになった。私は「まだ早い!」と足でのんの肩を押さえたっけ。それでも成長はするのだ。のんは8ヵ月に入るのを待っていたかのように歩きだし、姉達の後を追っていた。
めんどくさいことが嫌いな私はのんのトイレットトレーニングはのんがいろんな事を理解できるようになってから始めればいいと思っていた。が、ある日のんはまだ満足にしゃべれもしないのに「オムツやだ!パンツいい!」と言ったのだ。1才半の頃である。その日からのんはオムツをしなくなった。オムツをしていない解放感より緊張感の方かまさっていたのか、よくチビっていたけれど。「びったった!」(ちびってしまったという意味)とか「びってない!」とか、しばらくの間落ち着かなかったっけ。
姉達がやっていることは何でもやっていたいのだろうか。今、漢字ドリルだの算数ドリルだの姉達が使っていたものを引っ張り出しては自分で勉強している。そして昨日、「今度、のんのんはこれを勉強することにした。おかあさん、教えてね」といってやってきた。見るとスペイン語の本を持っていた。ちーとかおは学校でスペイン語を習っているのだ。自慢じゃないがあたしゃスペイン語はしらないよ!「ヤダー!スペイン語するのーーー!」
これで身につけばすんごい秀才だと思うのだけれど、のんは私の子である。やってる割に身に付いてない。でも、いいさ。やる気は大切よね!