健康第一 対症療法はほどほどに
ちーの鼻が詰まり始めたのは1週間ほど前のことだった。前にもアレルギーから耳をやられて医者に行った事がある。耳がおかしいと言い始めたら医者へ行かなくてはならないだろう、とは思っていた。
今週、ちーはJSN(Just Say No Club) でキャンディーを売らなくてはいけないし、テストがたてつづけにあるとかいって忙しそうだった。鼻が詰まって眠れないし、のどもおかしくなって、日本で買い込んだ子供用の総合感冒薬を飲ませた。3日間飲んで、翌朝おとうが「薬飲むの忘れるなよ!」と言ったのだけど、ちーは飲むのを忘れて学校へ行った。のんのお迎えに行ったらミセス・フォルクナーが「ちーが具合が悪いと言ってオフィスにいるそうです。帰りに寄ってみてください。」と教えてくれた。ちーはおでこの回りや鼻の回りが痛いと言っている。副鼻腔炎を起こしたのかも知れない。ちーを連れて帰るとベッキーのお母さんがでかけるところだった。「ベッキーも鼻を悪くして、医者へ行ったのよ。抗生物質が出たのよ!」アメリカでは抗生物質はよほどの事がないと出ないのだ。
アメリカでは普通医者へは予約を取って行かなければいけない。院内感染を防ぐ意味からもそれは良い事なのだけれど、あきがないとその日にみてもらえないこともあるのだ。最近利用する医者はあいにく今日は休みだし・・・。私がお尻に注射をうってもらった所へ行くか、しゃーない。
50分待たされて診察を受ける。ナースもドクターも「お尻あい」だ。「抗生物質を飲んでもらいます。」ドクターは言った。処方箋をもらって薬局へ行かなくてはいけない。薬局はどこでも好きなところへ行ってよいのだ。車で3分ほどのモールに行った。処方せんを出して薬が準備できるまで買い物をする。薬局へ戻ると薬剤師が「ちょっと値段が高いんですが・・・」と言う。見ると57ドルなんぼの数字。でもしょうがない。「いいですよ」と答えたら、「本当?これでいいの?」と半信半疑。「だって病気なんだから。」と答えて、やっと薬を受け取った。高いと買わない人がいるの?病気だっていうのに安い薬局を探し回る人がいるって言うわけ?
今回、ちーは「急にこんなに痛くなるとは思わなかった。」と言った。薬で症状だけをおさえていたからに違いない。薬のコマーシャルでは具合が悪いのに薬を飲んでパーティーをしたり、仕事をするシーンを見る。でも、こう言うのって危ないんじゃないかな?実際「風邪が直らないから医者へ行ったら肺炎だと言われた。」なんていう話は尽きない。ちーの場合は抗生物質は出たけれど、こじらせてなくてよかった。気をつけなくっちゃ!