小学校事情2
ちーが「休み時間のことを書いて頂戴」と私を睨みつけている。私が悪いことをしたわけではないのだから、睨まないで欲しい。でも書いてあげよう。
休み時間は5時間半の拘束時間の中で15分、しかも1回きりなのである!
教科の合間には休み時間はない。教室を移動するときも整列して行く。トイレは手をあげて先生の許可を得て行く。許可されないときもある。3年生以下では教室にトイレがあるが、4年から上は廊下を通って行かなくてはいけない。一回にトイレに立てるのは男女2人ずつだそうな。順番も決まっている。どうしてなのかは分からない。
休み時間はRecessといって15分、天気の良い日はみんな整列して、グラウンドに出る。遊びたくない人は先生の許可を得て、Artの続きをしたり、忘れた宿題をする。これも許可されるとは限らない。
自由の国という印象の強いアメリカだが、学校生活は結構規律が厳しい。公立でこれだから、私立だととんでもないことになってるんじゃなかろうか?先生の忠告を聞かないと5回目には親が呼ばれる。5回に行かなくても態度を改めようとしない場合にはすぐ親が呼び出され「連れて帰れ」と言われる。しつけは親の責任なのだ。
こうして5時間半のあいだ息の抜けない状態で、当初うちのがきんちょはたいそう疲れて帰ってきていた。顔面蒼白で、かといって家でも緊張がとれず昼寝もできない。宿題ややることはどっさり。良く乗り越えられたものである。今は、遊びほうけるだけの余裕があるって言うことなのだから、喜ばなくっちゃね。