久しぶりに主婦はぼやく



 久しぶりにホームページを更新できるらしい。そんな期待をもって、パソコンに向かっている。

 そもそもおとうが「ディスクの容量が足りない」だの何だのと言いはじめてからおよそ1週間、ずっとパソコンが使えなかった。パソコンに疎い私は何のこっちゃわからないけれど、とにかくおとうはパソコンのふたをあけ、何やらおっぱじめてしまったのだ。ディスクを買うにも、新聞の折り込み広告をチェックし、いろんな店を見て歩き、1日2日では決まらない。おまけに店員の対応が悪いの客が多すぎるのと文句が出る。あちこち行く時間やガソリン代(今はとても安いけれど)を考えれば、かえって手際が悪いと思うのだけれど、これも趣味のないおとうの楽しみだと考えることにしよう。

 だいたい、私は本当にパソコン音痴で、できることはほんのわずかである。ガキンチョたちは学校でパワーポイントだのといって面白そうなものを作ってくるし、私はおいてかれるばかりなのよ。しかも、あれこれいじって慣れたころにおとうはあちこち変えてしまう。おとうが教えてくれりゃあ良いのだけれど、夫婦の溝を深めて広げるばかりなのは明白なので、そうはいかない。それでもまあ、こうしてまた主婦のぼやきがかけるようなので、一安心した次第。やさしい夫が欲しいと思うこのごろなのである。