新兵器登場? Caller IDを買ったけど
電話がなった。女の人からである。「デボラと話がしたい。」という。間違い電話だ。そういったのに「デボラは留守か?」「あなたがデボラか?」としつこい。何番にダイヤルしたのか聞くと我が家の番号を言った。なんだかいらいらしたような、それでいて威圧的な声。嫌な感じだ。とにかく、デボラという人はここにはいない、その電話番号は間違っている、と言った。まだ、納得していないように「デボラじゃないのか」と尋ねた。デボラなんてしらないよ。ようやく電話は切れた。
こっちに来て間違い電話が多いのにびっくりした。特に英語のできない私はそれが間違い電話だ、と気づかないことすらあった。相手も悪い。誰にかけたのかちゃんと確認しないでペラペラ喋りまくるのだもの。こっちに来て間もなく嫌らしいいたずら電話もあったけど、情けないことに「いやらしい」かどうかすらしばらくの間判断できなかった。相手もさぞ、もどかしかったろう。いつのまにかかからなくなった。
以前ちーの友達のハザーの家に電話をしたとき、誰もでなかったし留守番電話になっていたわけでもないのに折り返し電話が来て「かけてくれたのか?」と聞かれ驚いたことがある。今、日本でも検討されている"Caller ID"の仕業に違いない。
で、家でも買ったのよ!Caller ID!この新兵器は29ドルでおとうが買った。1カ月の使用料は5ドルだ。かけてきた電話番号と名前が85個記憶できる。呼びだし音の1回目と2回目の間にチェックするんだそうな。でも、あらかじめブロックしておくことも出来るから、嫌がらせやいたずらのプロには脅威でもなんでもないに違いない。でもね、英語の電話に一種の恐怖心を持ってる私にはなんとなく心強く思える。
それにしても、待ってると来ないものよ、電話って。おとうは手紙が来ないこととホームページのカウンターが増えないことで機嫌が悪くなってたのだけど、今は電話が来ないのも気にくわないみたい。メモリーにはおとうがかけてきた番号しかまだ入っていないのである。