ポケモンは嫌いよ
ここサウスカロライナでも、アニメのポケモンが見られる。月曜から金曜までの毎朝6時半から7時まで。残念ながら我がガキンチョは「朝は子供のテレビはナシ!」という親の意向で見ることはできない。「朝ご飯をしっかりとってシャッキっとして学校に行きなさい。」ところが、ガキンチョのクラスメートたちは朝の忙しい時間にどっぷりポケモンを見ているのだ。学校からの手紙には、時折「朝はテレビをつけないで。朝食はしっかりとりましょう。」てなことが書いてあるのだけれど、馬の耳に念仏状態。
で、クラスメートから「見てる?」と聞かれるガキンチョたち。「ううん、見てない。」なのに、ポケモンのキャラクターは知ってるし、クラスメートの発音の悪さを指摘して直してあげることもできる。おまけにジジババが送ってくれた荷物の中にあった、ポケモンのキャラクター商品の数々を知られた日にはタダではすまされない。誰かが叫んだ?「どーして!ずるい!」ある子が言う。「しょうがないよ日本のアニメなんだから。」
それでも子供たちは納得しない。「たまごっちもポケモンもゲームボーイもセガも、なーんで日本のものばかりなのさ!!!」「名前が覚えにくくてしょうがない!」「ねえ、日本ってどーゆー国なの?」これも外国に目を向ける、言わば国際化への第一歩と思えないことはない。そう思って、聞かれれば丁寧に答えるんだけれど、朝からテレビをボーッと見るのは困るなあ。3年生の算数を手伝っていて気になるんだけれど、あくびばかりしている子が多いのよ。「今朝ポケモン見た?」と聞くとにっこり。「朝は何を食べてきたの?」と聞くと、たいていchipsとか、cookiesという答えが返ってくる。アメリカの将来は、きっと暗いぞ!と興奮してはいけない。明日からは感謝祭の休暇である。休み明けのボランティアで、あくびを連発する子供に怒り狂わないよう、私自身リフレッシュしておかなくては。