算数 7th Grade
去年チーは、Acceleratedクラスの勉強の難しさに泣いたが、今年もやはりべそをかいた。チーは今年もAcceleratedクラスに入ったので、6年生でありながら英語と算数は7年生のカリキュラムになっている。
算数が分からないと言っている。本当はリーディングも分からないのだが、そっちは母に聞いてもどうにもならないと知っているので、算数だけ教科書を持ってきたらしい。なさけないけれど、事実は如何ともし難い。そのうえ、算数って言ったって、モンダイは英語で書いてある。「計算をしなさい」くらいなら苦労はしないのだけれど。
1)In a yard full of two-legged kids and four-legged dogs, the number of legs is 14 more than twice the number of heads. Find the number of dogs.
私の英語力は、思わず自慢したくなるほどひどいもんである。この問題の意味が理解できず、それだけで15分もかけてしまった。正直なところ、自慢したくなるのは英語だけではない。算数も大嫌い、不得手の代表なのだ。頭がズーンと沈んでいくような錯覚を覚える。だいたい、Two-legged kidsだのfour-legged dogsなんていう表現は、日本語に訳す時どうしたら良いだろう?なあんて、ひとまず算数とは関係ないところに考えがいってしまう。でも、子供の足すべてと犬の足の2本分がtwice the number of headsのなかに含まれていることに気がつくと、物足りないくらいに簡単に思えてしまう。つまり14はすべて犬の数えられなかった足に相当するのだ。
2)Valerie was given three bags of fruit, one labeled "peaches", one labeled "plums," and one labeled "peaches and plums." Each label was incorrectly placed. Valerie reached into one bag and pulled out a peach. She was then able to identify the fruit in each bag.
a; Into which bag did Valerie reach?
b; How was each bag of fruit labeled?
何度もいうけれど、私はこーゆーのが苦手である。頭が回らないのだ。だいぶ考えてから、"peaches and plums"と書いてある袋から取り出したのだと気がついた。そうすればその袋はpeachだけが入っているわけで、"peach"の袋にはplumが、 "plum "の袋にはpeachとplumが、入っていると確定できる。するとおとうが言った。「"peach"と書いてある袋からpeachが出てきても、確定できるじゃないか。答えは二つだぞ!」確かにValerieが最初から一度で答えが確定できる方法を考えたという前提なら、私の答えでいいが、たまたま"peach"からpeachが出てきて「はた」と気づいたとすると、おとうの言っていることも通るのだ。
チーは私と同じ答えを書き、その次にもうひとつの可能性があることを併記したそうな。計算練習がほとんどの日本の算数より、なんだか頭に栄養がまわったような気がするけれど。