TV−JAPANが見られない?

 現在我が家では、衛星放送のプライムスターを通してTVーJAPANを受信している。TV−JAPANはこのたびプライムスターとの契約更改をせず、新たにディッシュネットワークという衛星放送と契約した。ディッシュネットワークでの放送は既に5月1日から始まっており、プライムスターでの放送は9月末日で打ち切られる。このままでいくと、我が家では10月からTVーJAPANが見られなくなるのだ。

 TV−JAPANによるとこの衛星会社変更は「より多くの皆様に、今まで以上のサービスを提供できるよう」行われたものだという。今まで以上のサービスとは、アンテナが小型になったこと、アメリカの番組の基本サービスを契約せずにTV−JAPAN単独での契約が可能になり、大幅に安くなったことをあげている。

 既にプライムスターを利用しているものにとって、アンテナが小さくなろうがなるまいが、あまり関係はない。かえって、これまでのプライムスターの機器がリースだったのにディッシュネットワークの場合は買い取りになるため、契約を解消する場合、誰かに売却しなければならない。(まさか中華鍋の代りにはできないでしょ?)任期の限られた転勤族にとっては面倒である。単独の契約で安くなったとはいっても、プライムスターでのTV−JAPANの値段は20ドルほど、ディッシュネットワークは30ドルである。アンテナ設置料は標準で200ドルあまりだが、TV−JAPANは200ドルを上限として実費を負担してくれるんだそうな。それでも、レシーバーを買った上に現在の受信可能な番組ほとんどをディッシュネットワークでカバーするとなると、我が家についていえば負担は増える。だいいちコンクリートで固めたプライムスターのアンテナを撤去するのにもお金がかかると思うのよ。

 そもそも言い方が気に食わない。皆様のためというけれど、これはこれから新たにTV−JAPANと見ようとする「皆様」のためなのだ。衛星会社の変更はアナログからデジタルへの乗り換えに他ならないと私はにらんでいる。そーゆー世の中の動きに疎い私は、ノンのために相撲中継とおとうのために金曜時代劇が映りゃいいだけなのである。それなのにTV−JAPANははた迷惑なことをしてくれたもんだ。技術ばかりを追いかけるのはやめとくれ!

1;プライムスターを解約してディッシュネットワークでTV−JAPANとアメリカの番組を契約する。
2;プライムスターはそのまま、ディッシュネットワークでTV−JAPANのみ契約する。
3;TV−JAPANをあきらめ、プライムスターとの契約を続ける。

ざっとこれだけの選択肢があるのだが、おとうの性格からして私が意見を言ってみたところで結局はおとうの意見が通るだろう。結果は後ほどお知らせいたしましょう。