エンターテインメントパック
私達の住むこのあたりでは、5チャンネルの地上波のテレビが見られる。それ以外にケーブルか衛星と契約すると、多分30を超える多くのチャンネルが見られるようになる。我が家は、ここにきてほどなくケーブルと契約するか衛星と契約するか検討したのだが、最初はケーブルをと考え、おとうと私がパンフレットを送るように電話した。ところが「すぐ郵送する」という言葉と裏腹に音沙汰がなかったため、ケーブル会社は大切な客を逃してしまった。そして衛星放送でアンテナを買い取らなくて済み、しかもNHKの国際放送が見られるということでプライムスターに決めたわけである。
さて、せっかくの日本語放送も、著作権の都合とやらで、オリンピックやワールドカップは見ることができない。オリンピックの場合は、アメリカの選手ばかりで、日本人は決勝にでも進んでくれない限り、見ることはできなかった。アメリカで放送しないものなら、TV-JAPANで放送させてくれたっていいじゃん!と叫んでみても、著作権の都合っていうのはそう簡単に解決しないらしい。
今回のワールドカップはアルゼンチンとの第1戦をESPNという放送局が放映した。このテレビ局はケーブルや衛星のベーシックパックに入っているので、多くの人が楽しめたはずである。ところがクロアチアとの第2戦はESPN2というチャンネルで、これはベーシックパックには入っていない。我が家でも見られないのだ。おとうは普段サッカーに興味があるわけでも、特に日本贔屓でもないのだが、どーゆーわけか、アルゼンチン戦では興奮して大きな声を張り上げていた。これで日本が勝ってくれたら、気も晴れたろうけれど、あるいはもっと無残な負け方をしていれば、すっかりあきらめもついたのだろうけれど、おとうは第2戦も見たくなったらしい。いつのまにかプライムスターに電話してもう一つ上のパックに切り替えてもらった。(こういう時のおとうの対応はヤケに早い)電話してたったの15分で、ESPN2を含む22チャンネルが追加されたのだった。料金は6ドル程アップするだけのようで「ワールドカップが終わったらまたやめてもいいし…。」とおとうは言っている。
せっかく22チャンネルも増えたというのに、当然のことながら、1日の時間は24時間のままなのよ。そうそうテレビにばかり釘付けになっているわけにも行かず、番組表を見ながらため息をつくばかりである。