日焼けはやけどよ
昨日は暑かった。とてつもなく暑かった。今までも暑かったが、朝からそれ以上に暑い日を予想させていた。昨日まで、ここいらの人たちは「まだ春よ。もうすぐ夏だけど、でもまだ夏じゃないわよ」と言い張っていた。私に言わせれば、サウスカロライナには冬と夏の二季しかないのだ。強いて言えば夏が比較的しのぎやすい前半と、外では日差しの強さと暑さで眼も開けられないほどの後半に分けられる。
昨日天気予報では最高気温が98度になると言っていた。摂氏に直すとおよそ37度である。5月に入ってほどなく、93度(33ー34度)くらいまで気温の上がる日が続いていたので、体は暑さに慣れてはいる。が、昼食に帰ってきたおとうが「今日のウォーキングはやめておけ」と言った。「途中でぶっ倒れたらみっともねえぞ。俺には運べねえからな」と暖かいお言葉。つまらない!代りに何か面白いことを見付けねば!ということで、ビニールプールを出して水遊びをすることにした。
夕方遊ぶ頃に日陰になるあたりにプールを置いて水を入れる。するとモニカから電話があって、これから遊びに来るという。途端にガキンチョは夕方まで待てなくなってしまった。水着を着て、濡れても大丈夫!というのがうたい文句の日焼け止めを塗って外に飛び出して行った。私も外へ折畳式のテーブルや椅子を運び、冷たい飲み物を揃えて日陰に置く。プールに水を足しながら、ガキンチョをかまう。ガキンチョはキャーキャー言って母に水をかける。確かに気温は高いが、風があって、日陰は心地よい。ガキンチョに時折日陰に入るように言うが、生返事ばかり。そろそろ家の中に入れようと思ったら、テイラーがしっかり水着を着てやってきた。またしばらく水遊び。結局1時間ちょっと外にいたことになる。
家に入ってしばらくすると、チーが「ねえ、sun burnになちゃったみたい」という。見ると真っ赤である。急いで水で濡らしたタオルを肩に当てる。「おかしいなあ。ちゃんと日焼け止めを塗ったのに。waterproofって書いてあったのに」後でカオも赤くなっていることに気づいた。おとうが帰ってきて怒鳴る。「母親がついていて、こんなになるのはどういうことだ!皮膚がんになったらどうするんだ!」そりゃそうだけど、母だって一緒に外にいたのである。日焼けの仕方にはずいぶんと個人差があるようで、ノンは少し赤みをおびている程度だし、母とミーにいたっては浅黒くなっているだけなのだ。
さっき、近くの薬局に行ってburn reliefを買ってきた。Flubberみたいに緑のGelなのだが、これを冷蔵庫で冷やして1日3ー4回日焼けに塗るといいんだそうな。チーがおこったように言った。「どうしてチッチだけこんなにひどくなるのよ。モニカはsun burn にもsun tanにもならないんだって!」ちなみにモニカはインド人である。