雑誌が届かない
去年の暮れ、カオが購読していた雑誌の継続の申し込みをした。この雑誌は以前から英語版の海外発送を取り扱っていたが、最近日本でも出版されたそうである。大人用と子供用があって、今年に入っておとうは大人用を購読し始めた。おとうの雑誌はきちんと毎月来るのだけれど、カオの方は2月分から来なくなってしまった。支払いに使ったチェックはもう換金されているというのに…。で、しょーがなく電話をかけた。
電話に出たおねえさんは「名前は登録されているんですけれど、住所が抜け落ちているんですね。だから発送していないんでしょう。」と言う。だいたいカオのはずっと宛名がSaitoじゃなくてSantoになってたのよ。コンピュータにももちろんSantoで登録されているという。「ちょっとー!新規購読じゃなくって継続だってーのにそーゆーいい加減なことでいいの?」おねえさんは「ひどいわよねえ」とひとごとのように言う。たしかに、そのおねえさんが名前の入力を間違えたわけでもなく、住所を落としたわけでもない。が、「ごめんなさい」も「失礼しました」もないのだから、正直言って気が抜けてしまう。
名前を直してもらって、住所を登録してもらって、届かなかった分は3―4週間で届くことになると言う。なんでそんなに待たなきゃいけないの?とも思うのだけれど、アメリカだもの我慢しとこう。謝罪がなかったってことだって、考えてみれば電話はトールフリーで無料だったわけで、こっちの懐は全然いたまないんだもの、しかたないかもね。だいたい、一番のストレスは“英語で”苦情を言わなきゃいけないということなのだ。これは電話の向こうの人には所詮関わりのないことなのよ。ま、雑誌が届くっていうんだから、良かった、良かった。