Pizza!



アメリカの食事で有名なのはハンバーガーだが、こっちの人に言わせるとピザもアメリカの料理になるんだそうだ。ピザは確かに生活に溶け込んでいて、引越しの時もピザを頼んでおいて、手伝いに来てくれた友人と一緒に食べたる。誕生日やお泊り会もピザは大活躍。配達を頼んでもいいけれど、電話で注文だけしておいて焼き上がったころ取りに行く人が多い。

我が家は私もおとうも日本語でさえ電話をするのが嫌なくらいだから、買い物のついでに寄って注文をし、帰りがけに受け取ることが多い。トッピングだのクラストだの、めんどくさいことが多いので注文は私の役目である。でも、私の誕生日くらいはのんびり食べるだけにしたいもの。で、仕方なくおとうはちーだけを連れて、ピザを買いに行った。

注文したのはMサイズ2枚とちーの好きなブレッドスティック。焼いている間に文房具屋に行ったそうな。20分ほどして取りに寄るとブレッドスティックが忘れられていた。で、少し待たなければならなかったんだそうな。家に帰って箱を開けると6本入りのはずのブレッドスティックがナント20本分も入っていた。さらに支払ったのはピザの分だけで、ブレッドスティックの分は請求されていなかったのだ! その店には3ヶ月ほど前に食べに行ったことがある。ちーの注文したスパゲッティーがものすごく時間がかかって、みんな食べおわっちゃうんじゃないかという頃になってやっとできてきた。それまでにも、ウエートレスさんは「いまお湯を沸かして茹でるところ」だとか、「もうすぐ茹で上がるところ」なんて実況中継をして、待たせていることをわび続けていた。そして、会計の時、「あまりに待たせてしまったから、会計には入れません。」だって!!!

ちなみにその店はPizza Hutなのだけれど、同じ通りを15分ほど走ったところにあるDomino Pizzaの看板には「Pizza Hutより100%おいしい!」と書いてある。生存競争は熾烈なのだ。Mサイズのピザは直径が28cmほど。トッピングは5つまでか、スペシャルピザがクーポンを使って2枚で14ドル99セント・プラス税金。ブレッドスティックもどっさりあるものだから、食べきれない。こりゃ、明日の朝も頑張ってたべなくっちゃ!

PS;おとうは注文の時お店の人に「パンか?」と聞かれたそうだ。ブレッドスティックのことだと思って「そうだ。」と答えたのだが、本当はクラストのことなのよ。落ち着いて考えれば、日本でいうパンを英語でパンと言うことはないのだから、ブレッドスティックのことでないのは明らかだ。でも、おとうは慣れないオーダーでそんなことを考える余裕はなかったのよ。Panはフライパンのことで、ディープディッシュとかライジングとも呼ばれ、ふっくらと柔らかく厚手の生地である。生地は他に普通のHand tossedや薄くカリッとしたThin、Lサイズだけにあるのだけれど、縁にチーズの詰まっているStuffedなどの種類がある。これにトッピングだのと言われれば、おとうでなくても気が遠くなってしまうだろう。私は食いしん坊だからこういう苦労は平気なの、死ぬほど嫌いな英語でもね!