Farmはとても楽しそう



 かおがブリッタニーの家のハローウィンパーティーに呼ばれた。かおはブリッタニーの家に行ったことがあるのだけれど、ブリッタニーのお父さんが送り迎えをしてくれたので、私もおとうも彼女の家がどこかは知らなかった。

ブリッタニーの家はFarmである。実は去年、のんがK-5の遠足で行ったTree Farmがブリッタニーの家なのだ。ブリッタニーのお母さんが地図を書いてくれた。我が家とは直線距離にするとものすごく近い、という話は聞いていたが、確かに遠回りをしなければならない。HWY1から入ってまもなく、舗装の道路は終わりガタガタ道になった。しばらく行くと、左側にクリスマスツリーの苗がわんさか植えてある所がある。のんが叫ぶ。「ここ!ここがTree Farmよ!」右側の奥の方にブリッタニーの家はあった。

かおはとても楽しかったらしい。馬に乗り(ブリッタニーの家では皆自分の馬を持ってるのよ)、生まれたばかりのヤギの赤ちゃんと遊び、枯れ草に飛び乗って騒ぎ、犬や猫と戯れ、ターキーや鶏を見たそうな。夜8時半に私たちが迎えに行くとブリッタニーが「かおはまだ帰りたくないって!」と叫ぶ。かおはコンクリートのプレイプレイスでスクーパーというおもちゃを乗り回してご機嫌である。「帰りたくなーい!」叫ぶかおに母は叫び返した。「だから宿題をちゃんと済ませとけっていったでしょーが!」

真っ暗で狭い所にお迎えの車が次々に入ってきた。母は車から降りてDodge "Grand" Caravanを誘導する。おとうは車を走らせる。"Hey, don't forget me!"と叫んだら、どっとウケた。ブリッタニーのお父さんは「旦那は君をおいていく気だよ。いっそのことパーティーをしていけば?」と言った。ちょっと気難しいかおがニコニコご機嫌に遊んだんだもの。私もちょっと遊んでいきたいとは思ったけれど、今回は我慢することにしよう。とっても残念だけれど!